証券会社の口座を開き、お金を入金し、買いたい銘柄を見つけ、そして株を買う注文を出す。株を買うにあたっての、最後の工程です。一番わくわく、どきどきする瞬間ですね。笑 少し覚える事はありますが、難しくありませんので安心してください。では、一つずつ進めていきますね。
株を買う際にやらなければいけない事は3つあります。
・買う枚数を決める。
・買い方を決める。
・執行条件を決める。
この3つです。
以下4社は全て僕が株式投資をする上で日々活用している証券会社です。
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Contents
単元数を知り、買う枚数を決める。
まずは買いたい株を何株買うかを決めなければなりません。ただ、買う前にまず知っておかねばならない事があります。それは、銘柄によって単元数が違うと言う事です。株式投資では銘柄によって、1株ずつの購入が出来る銘柄もあれば、1000株ずつしか購入が出来ない銘柄もあります。
※ミニ株と言った制度もありますが、ここでは割愛します。
例えば大和証券の株を100株買おう!と思っても、こちらの会社は1単元1000株です。100株では買いたくても買えず、1000株ずつしか買うことが出来ません。
大体の銘柄は1単元が100株か1000株です。希に1単元が1株や10株なんかがあります。
銘柄の探し方としてこんな手法を紹介しています。
僕自身はデイトレードで生計を立てています。
株の買い方を決めよう。
買う枚数が決まれば、次は買い方です。
買い方には3種類あります。
・成行買い
・指値買い
・逆指値買い
どれもこれもとても大事ですし必ず使います。
必ず覚えましょう。
成行買い
まずはこちらの画像を見てください。
楽天証券の注文の画面です。

これは「板」と呼ばれています。
板については違う記事で紹介させて頂きます。
トヨタの板です。
まず株価の左側を見てください。
左側にこの値段で株を売りたい!って人がたくさん並んでいます。
5469円で100株売りたい人がいたり、
5470円でのべ29300株売りたい人がいたり。これは一人で29300株を売りたいのではなく、この中にたくさんの人の注文が入っていて、それが合わさった枚数です。
逆に右側にはこの価格で株を買いたい!という人が並んでいます。
5466円で200株を買いたい人がいたり、
5465円で500株を買いたい人がいたり。
こちらも一人でたくさんの人の注文が合わさっています。
注文をする際にはこの板を見ながら注文をする事になります。
株を買う際には大きなザルが置かれていてそこから買うのではなく、株を買う場合には売り手に、株を売る場合には買い手に、相手が必ずいます。買いたい価格と売りたい価格の需要と供給がマッチングした時に株の売買が成立します。トヨタのような人気のある銘柄はすぐに株を購入できますが、人気の無い会社だと中々購入するのも難しいです。もっと安く買いたいけどそのままじゃ約定しないから少し高値で買わないといけなかったり、逆に売りたい時に高値で売りたいけど約定しないから少し安値で売らないと行けなかったり。こういうのを流動性と言いますが、流動性の少ない銘柄だと買うのも売るのも大変なので、株を買う枚数をしっかり考えておかないと自分が持っている株数を売り切るまでに株価を大きく下げてしまい、損をする可能性があります。
流動性リスクについてはこちらで詳しく記事にしています。
では成行買いどういった注文方法なのかと言うと、いくらでもいいからトヨタの株を買いたい!って時に使う注文方法です。この板の時に成り行き買いで100株の注文を出したとします。そうすると一番近い売りの注文が5469円で出ているので、5469円で約定する事になります。
※自分が出した注文が執行されたことを「約定(やくじょう)」と呼びます。
成行買いのメリットとしてはすぐにでも欲しい株があった時に、すぐに株を買うことが出来ます。デメリットとしては、少し高い価格で約定する可能性があります。
楽天証券では口座開設をするだけで無料で日経新聞と四季報が読み放題です。口座開設は10分もあれば終わるので、楽天証券で口座開設をしていない方は是非してみてください。
指値買い
では続いて指値買いについてです。
再び先ほどの板を見てください。

成り行き買いだと5469円で約定します。でももう少し安く買いたいなあ…。そんな時に使う注文方法が、指値買いです。指値買いだと、自分で株を買う価格を決める事が出来ます。例えば5460円で買いたい!と思えば、5460円で指値買いの注文を入れたとします。5460円で約定すると、成り行き買いの時より9円安く株を買うことが出来ます。少しお得ですね。
指値買いのメリットとしては、自分が買いたい価格で株を買うことが出来ます。デメリットとしては、株価が自分の注文をしていた価格まで下がらなかった場合は、約定をしない可能性があります。
逆指値買い
では最後に逆指値買いです。こちらは少し複雑かもしれませんが、とても便利な注文方法ですので、最初は使わないかもしれませんが覚えておいて損はありません。
では再び板を見ましょう。

指値買いと成り行き買いはもう覚えましたか?
逆指値買いは色々と株を購入する際(もしくは売る際に)条件を付けることが出来ます。
①自分が決めた価格より株価が下がれば、成り行き買い注文を入れる。
②自分が決めた価格より株価が下がれば、指値買い注文を入れる。
③自分が決めた価格より株価が上がれば、成り行き買い注文を入れる。
④自分が決めた価格より株価が上がれば、指値買い注文を入れる。
少し難しいですね。笑
逆指値での買い注文はこの4つを自分で決める事が出来ます。
①で例を挙げてみると、
株価が5459円以下になれば成り行き買い注文を出す。と言った注文を出すと、株価が下がって5459円に株価がなれば、自分が決めた枚数が成り行き買い注文として出されます。
④で例を挙げてみると、
株価が5475円以上になれば、5470円で指値買い注文を出す。と言った注文を出すと、株価が上がって5475円に株価がなれば、自分が決めた枚数が5470円で指値買いの注文として出されます。
これが逆指値を用いた注文方法です。何に使うの?と思われたかもしれませんが、これは買う時より売る時(利益確定や損切り)に使うことが多いです。自分で決めた価格で損切りをしたくとも仕事中で見れない時は逆指値の売り注文をセットしておくことで、リスク管理をすることが可能です。
⇒負けなければおのずと勝ちになる。投資ではリスク管理を徹底する。
執行条件を決める。
これが最後です。執行条件では注文を出す期間を決めなければなりません。
執行条件にはいくつかあります。
・本日中
・今週中
・寄り付き
・引け
・不成
・大引不成
ほとんどの場合は“本日中”で注文を出すと思いますが、全て説明をしていきますね。
・本日中
⇒今日中に注文が約定しなければ、注文は取り消されます。
・今週中
⇒今週中に注文が約定しなければ、注文は取り消されます。
・寄り付き
⇒寄り付き(9時)丁度に注文を出します。
ただし指値買いの時は9時の時点で注文が約定しなければ、
注文は取り消されます。
・引け
⇒引け(11:30、15:00)に注文を出します。
約定しなければ、注文は取り消されます。
・不成
⇒指値買い注文を出していて、引け(11:30、15:00)までに約定しなかった場合は
成り行き注文に変更し、約定します。
・大引不成
⇒不成と同じですが、大引けとは15:00の事を指すので、
11:30の時には成り行き注文は出されません。
以上です。
株を買う際には成行・指値・執行条件を決めた上で注文を出してくださいね。
最後まで読んで頂きありがとうございました(^^)/
次はこちらです。

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