源泉徴収無しの株式税金の払い方は、譲渡・雑・事業所得のどれ?

まず初めに

株式投資をされている人にとって、税金の払い方は基本的には2通りあります。

「源泉徴収を有りにして自分は何もせずに証券会社を通して払ってもらう」か、「源泉徴収を無しにして自分で確定申告をして払う」か。源泉徴収有りにしている人は、前者の「自分は何もせずに証券会社を通して払ってもらえる」ので、こちらの記事は基本的には読む必要はありません。大半の人は源泉徴収を有にしているでしょう。ただ後者の源泉徴収を無しにしている人は、自分で確定申告をしなければいけません。

自分で確定申告をする際、わからない事はたくさん出てくるでしょう。もちろんお近くの税務署に行けば、そこにおられる職員の方に優しく教えて頂けます。僕もわからない事がたくさんあったので、自分で色々と調べて、お世話になっているFPさんにもお聞きして、そしてそれでもわからない部分を税務署に行って聞いてきました。

 

主に聞いてきた内容としては、株式投資での所得は「譲渡所得」か「雑所得」か「事業所得」のどの所得で払えばいいのか。基本は譲渡所得にはなるが、雑所得や事業所得へと変更する際の条件や、経費をどのくらい申請できるのか、等を聞いてきました。内容としては、利益が出ている前提でお聞きしているので、年間損益が損失で終わっている人の繰り越し控除などについては一切書いていません。

 

今回の内容は、主にトレーダーや株を仕事でやっている人向けの内容で、僕が独学で勉強してきた知識と、お世話になっているFPさんの知識、そして僕が税務署に行ってそこにおられた職員の方お一人から聞いた知識をまとめた内容になっています。なので全てが事実だとは思わないでください。あくまで僕が調べてきた内容であるので、これから書く記事が全て本当かどうかは正直わかりません。間違っている事を書いているかもしれません。気になる事、わからない事があれば、必ずお近くの税務署に行って聞いてきてください。

 

税金の基本についてはこちらの記事にも記載していますので、一度目を通してください。

「株式投資でかかる税金について」

 

原則は譲渡所得での申告

株式では、基本的には譲渡所得が原則です。会社員をしながら副業として株式投資をしている人や趣味としてやっている人など、あくまで本業が他にある人は譲渡所得で申告をしなければいけません。ちなみに先物やFXは雑所得が原則です。

 

Twitterで個人投資家の方がどういった所得で申告されているか気になったので、一度聞いてみました。

Twitterで投票した結果です。

 

所得について

投票してくださった方々、ありがとうございました(^^)

※僕の聞き方が悪かったのですが、先物やFXは譲渡所得では申告が出来ず雑所得での申告が原則です。だから先物やFXをメインでされる方の投票も多少はいらっしゃると思うので、株式の所得の申告だけについて聞いているわけではありません。

 

とは言っても、意外と雑所得や事業所得で申告されている方が多くて驚きました。特に事業所得。事業所得で申告している人が5%もいるとは思いませんでした。396票あるので、その中で20人が事業所得と言ったところでしょうか。

 

譲渡所得だと経費の申請がほぼ出来ない

僕が今回譲渡所得の申告ではなく、雑所得や事業所得での申告が出来ないかどうかを調べた理由は、譲渡所得での申告では経費がほとんど申請出来ないからです。

株式投資を仕事にして、株式投資の収益で生活をしているにも関わらず、株で稼ぐためにかかったお金…例えば家賃や通信費や書籍やパソコン、ディスプレイなどの一部を経費として申請出来ないのはおかしいと考えました。

 

雑所得や事業所得なら経費の申請が出来る

雑所得や事業所得なら、普通の商売ならもちろんのこと、株式の収益だとしても経費として申請出来ます。現に先物やFXをされる方は雑所得で申告をしている人がほとんどだと思うので、かかった経費などを申請すれば、収益から経費を引くことで所得税や住民税等の支払う税金が減るでしょう。

先物やFXが雑所得で申告して経費が申請出来るのに、株式の所得は経費として申請出来ないのはどう考えてもおかしい話です。そう思って、一度税務署に行って聞いてみようと思ったのです。

 

株式所得の申告を雑所得か事業所得にするには?

2017/1にとある税務署へ行って聞いてきました。

税務署に行った結果、やはり基本的には譲渡所得での申告をしてくださいとまずは言われました。まあ当然と言えば当然です。株式の申告は譲渡所得と決まっているのですから。

 

ただ譲渡所得だと経費の申請が出来ません。この意味は年間で得た利益から経費を何も申請できず、その収益から税金がそのままかかってくるということです。これは商売をやっている人からすると地獄のようなことですよね。恐ろしく税金がかかってくるわけですから。

もちろん違法で経費を申請しているのは論外です。そういった話をしたいのではなく、実際に株での利益を出すためには色々とお金はかかっています。先ほども言いましたが、家賃もかかれば通信費もかかります。他にも意外と色々とかかります。そのお金について経費として申請出来ないのはどう考えてもおかしいと思ってしまうわけです。

 

商売なら良いのに、しかも先物やFXでも経費の申請が出来るのに、なぜ株式はできないのか?

 

株を仕事としてやっているのか、副業なのか

質問をしてみました。

「株の収益を譲渡所得ではなく雑所得や事業所得でも申告されている人がいると聞いたのですが、その方々はなぜその2つの所得で申告出来るのでしょうか?」と聞いてみました。

 

頂いた答えは、「法律には明確としたルールが無いため、別に雑所得でも事業所得でも構わない。しかし、当然ながら誰でも絶対に雑所得や事業所得で通るわけではない。例えば本気で株を仕事にして、ほとんどの営業日をパソコンの前に張り付いて仕事をしているならば、それは事業所得としても申請は出来るでしょう。しかし他の本業を持ちながら、一日に数回相場を見る程度であるならば、それは事業として申請するのは難しいかもしれません。

こんな内容でした。

 

要は税理士の方に納得してもらえるだけの説明を出来るかどうかが焦点と言った感じでした。確定申告をした後に稀に監査が入ったり、税理士の方から質問を受けることがあります。その時に、税理士さんに自分の考えを納得して頂けるのかどうか、本気で仕事としてやっているのかどうかを説明できるのか。それさえ自信を持って説明できるのであれば、事業所得でも雑所得でも構わないとのことです。

 

僕自身いくつか確定申告の勉強の為に読んできた本を紹介します。これは株式投資だけではなく、自営業や副業をやっている方にも有益な本です。

 

経費で落ちるレシート・落ちないレシート

ちょっと待った!! 社長! 御社の税務調査ココが狙われます!!

 

事業所得なら総合課税、雑所得なら分離課税、譲渡所得も分離課税

所得の変更によって、変わるべき事は経費の申請だけではありません。

事業所得なら総合課税になります。

雑所得なら譲渡所得と同じ分離課税です。

 

事業所得で株の収益を申告しても、他の所得とは分離課税になると考えていましたが、税務署の方のお話だと、「事業としてやられているなら総合課税でも構いません。」とのお答えを頂きました。

 

これはどう変わるのかと言うと、総合課税であるなら、例えば株式以外の所得…ご自身で何か他の事業とかを立ち上げているなら、その所得と合算することが出来ます。

雑所得なら分離課税での申告となるので、他の事業とは所得を合算する事は出来ません。

 

人によって分離課税の方が得になる人もいるでしょうし、総合課税の方が得になる人もいるかもしれません。税金の払い方が違ってくるわけですから。人によって様々なので、実際に事業か雑で申告される方はその辺も考えなければならないでしょう。

 

※総合課税や分離課税についてはグーグルなんかで検索してご自身で調べてみてください。

 

最後に。わからない事は必ず税務署に聞こう

法律としては明確な事は書かれていないみたいです。絶対に譲渡所得で払わないといけないことはありません。かといって全員が全員事業所得で払うことが出来るかと言えばそうとも言えません。明確に定義づけられていないので、そこは人(確定申告者)と人(税務署)との会話で決まります。例えば株の所得を事業所得で申請したいならば、税理士の方に、自分が本当に事業としてやってきたかと明確に説明できるかどうかが求められます。

納得してもらねば、雑所得になるかもしれませんし、譲渡所得になるかもしれません。経費に関しても同様です。事業所得や雑所得なら経費の申請が出来るでしょうが、だからと言って何でも通るわけではありません。これは株以外の全ての商売に通じるものではありますが。本当に仕事に起因するものであれば経費になるでしょうが、それ以外で経費にしようとしても、経費になるはずがありません。突っ込まれる可能性もあるでしょう

 

結局は確定申告後に税務署から電話があった時にしっかりと話せるかどうか、です。電話や監査等が来なければ、何も無くそのまま申告が良かったということになります。しかし電話があった時に納得して貰えるだけの話を出来るか。もちろん嘘はいけませんよ。

法律に明確に定義されているわけではないとのことなので、人と人との会話で決まって来るということは、自分の考えが相手に納得して頂けるように真面目に仕事しながら、確定申告書類も不備なくしっかり作っておけば、納得して頂けると思います。これは株に関わらず他の商売にも言えますが。

 

今回書いた記事はあくまで僕が勉強してきた知識であったり、税務署に実際に行って聞いてきた知識であったりです。全てが本当かはわかりませんし、間違っている部分もあるかもしれません。明確に法律で決まっていない分、税理士によって見解も変わってくることもあるかもしれません。

だからこちらの記事が全て本当だとは思わずに、わからない事があればお近くの税務署でまずはお話を聞いてもらってください。そして納得がいかなければ、一人だけではなく、二人・三人と聞くことをお勧めします。

 

The following two tabs change content below.
めたん

めたん

元証券ディーラー。現在は専業投資家として日々相場に向き合いながら、いくつか事業も立ち上げて高知県で生活をしています。立ち上げている全ての事業は完全在宅です。こちらのブログでは株式投資の日々の戦略や収益、相場への考え方や向き合い方、完全在宅ビジネスの内容、お金についてのメリットや考え方、趣味の登山や旅行について記事にしています。   詳しい自己紹介【about】をクリック!   無料メールマガジン配信しています!詳しくは【こちら】に記載しています。

無料メールマガジン配信中!

元々どこにでもいる会社員だった僕が株・商売で生計を立てられるようになるまでに勉強・経験してきたことを無料メールマガジンで公開しています!

登録はこちらから宜しくお願い致します。






※お名前とメールアドレスをご入力のうえ、確定ボタンをおしてください。

※メールが迷惑メールに送られることがあります。フォルダ分けをお願い致します。

※ご登録いただいたメールアドレスはシステム上で厳重に管理しますので、 いきなり大量の迷惑メールが届くようなことは絶対にありません。

 

メルマガについての詳しい内容はこちらをどうぞ

⇒無料メールマガジン

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

めたん

元証券ディーラー。現在は専業投資家として日々相場に向き合いながら、いくつか事業も立ち上げて高知県で生活をしています。立ち上げている全ての事業は完全在宅です。こちらのブログでは株式投資の日々の戦略や収益、相場への考え方や向き合い方、完全在宅ビジネスの内容、お金についてのメリットや考え方、趣味の登山や旅行について記事にしています。   詳しい自己紹介【about】をクリック!   無料メールマガジン配信しています!詳しくは【こちら】に記載しています。