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スプレッドとは
スプレッドとは一言で言うと、FX会社に支払う手数料です。まずお伝えしたいのは、このスプレッドはFX会社を選ぶ際に一番重要視してほしいと僕が思うポイントです。特にデイトレードを考えている人は、このスプレッドが狭いところで必ず口座開設をしてトレードをしましょう。スプレッドのほんの少しの違いは1日単位で見るとたいした違いは出てきませんが、1か月や1年で見ていくと、めちゃくちゃ大きなコストに繋がります。絶対にFX会社を選ぶ際スプレッドは意識してください。
FXを1度でもしたことある方ならすぐわかるでしょうが、FXをする際には買いと売りの価格は微妙に違います。こちらはドル円のレートですが、次の画像のようになっています。

この画像を見ると、買値は112.446円で買うことができます。しかし売値は112.443円で売る事しか出来ないので、買ってすぐ売ってをすると0.3銭(0.003円)の損が出ます。0.003円なんてたいした額じゃないよね…と思っているあなた、甘いです。積み重なると大きなコストになっていきます。FXでは売買手数料といったものはありませんが、このスプレッドを作る事でFX会社の利益が出ています。要は使う側の手数料という事ですね。だからこそ、このスプレッドが安いFX会社を選ばなければいけません。長期投資なら別にあまり気にしなくても構いませんが、FXをされる方の多くはデイトレードがメインです。デイトレードメインでするならば、このコストを真剣に考えなければ、トレードをしてもしてもコストが積み重なって儲からないどころか損をする可能性があります。
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1万通貨の0.1銭のコストはたかが10円、だが甘く見るな
僕も投資を始めた頃はスプレッドなんてほとんど気にしていませんでした。例えば1万通貨でのエントリーをした場合、先ほどの画像であればコストは0.3銭。これは1万通貨だと30円の手数料を支払わねばなりません。1万通貨でのエントリーなら1回あたりたった30円のコスト。これなら全然たいしたこと無いなあ。FXって安いコストで済むんだなあ。と思って何も気にせずエントリーを繰り返していました。ちなみに当時は僕が使っていたFX会社のドル円のコストは0.5銭程だった記憶があります。これだと1回あたり1万通貨のエントリーだと50円ですので、1回あたり20円も変わってきます。20円なんて大したこと無いと思われているかもしれませんが、詳しくお伝えしていきます。
最初の入金額は?
補足としてFXをする際にどれくらいの資金があれば出来るのか?
という事について触れておきます。FXではレバレッジを効かすことが出来るので、口座開設をしたFX会社に10万円入金しておけばそれだけでドル円だと1万通貨以上の取引は出来ますので、最初は十分でしょう。レバレッジは25倍なので、10万円だと250万円分のお金として使えるわけです。ドル円が1ドル100円なら、2万5千通貨分購入できるわけです。2万5千通貨であるなら、1円の変動で25,000円の収益(または損失)が出ます。10万円でもレバレッジをフルで取引すると割と大きな額が動きますのでリスク管理だけはしっかりしましょう。最初からたくさん入金すると少し怖い部分があると思うので、まずは10万円を入金して、そして取引をこなしていって、慣れてくれば更に大きな資金を入金していけばいいんじゃないかと思います。
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株と違ってFXは短期トレードがメイン
兼業投資家の人で考えて欲しいのですが、株式投資ならばほとんどの人がデイトレードをしていないでしょう。平日に休みがある人は別でしょうが、日中は本業のお仕事がある人が多いと思うので、中々株式投資の方でデイトレードをされている方は少ないです。しかし為替の取引時間は基本24時間です。これなら会社員をされている方であっても仕事が終わって夜にトレードをする事が可能です。株でデイトレードが出来ない人も、為替ならデイトレードがいくらでも好きなだけ可能なわけです。もちろん中には為替を使って長期投資をしている方もいるでしょうが、多くの方はデイトレード、もしくは時間軸が短めのスウィングトレードでしょう。
デイトレードならば、当然ながら日々買ったり売ったりをするわけです。それも、1度のみならず1日の間に何回も何十回もトレードをされている方も多いと思います。そうすると、意外とコストは大きくなってきます。1日単位だとたいした額にはならないかもしれませんが、1か月単位、1年単位だとびっくりするくらいの手数料になってきます。
ちなみにFXはCFD取引の一種です。CFD取引口座を作れば、為替だけではなく日経225や金や原油など様々な商品をほぼ24時間トレードができます。
スキャをやるならスプレッドが0.1銭違うだけで大きく年間コストが変わる
ここで具体的な額を計算していきましょう。ドル円でスプレッドが狭いFX会社は大体が0.3銭です。これは先程もお伝えした通り、1万通貨のエントリーで30円です。毎日毎日仕事が終わった後、家に帰ってFXでデイトレードをしている方ならば、絶対に一日1回程度のエントリーでは終わらないと思います。時間軸が短い人ならば10回以上は軽くやっていると思います。人によって変わるでしょうが、仮に1日20回のエントリーをしたとします。
1日20回のエントリーで、1回あたり1万通貨のエントリーなら30円ですので、掛け算をします。
1日20回 × 30円=600円です。
これを1か月あたりにすると、1か月の平日を20日とすると、
600円 × 20日 = 12,000円
そして更にこれを年間手数料として計算をします。1年間は12ヶ月です。
12,000 × 12 = 144,000円
FXをしている人にとって、たかだか1万通貨のエントリーをずっとしている人は少ないでしょう。もっと大きく儲けたいと思っている人や、大きな資金を持っている人は、2万通貨、5万通貨、10万通貨とエントリーをしている人も多いでしょう。そうなると手数料もどんどん増えてきます。こう考えていくと、たった0.1銭違うだけでも年間で見ると手数料が大きく変わってきます。ドル円でも安いところは0.3銭の手数料ですが、高いところだと0.5銭かかったり1銭かかったりするFX会社もあります。スプレッドが広いだけで今計算した手数料が大きく膨らみます。0.3⇒0.5銭にスプレッドが変わるだけで、年間コストは先程計算した額から大きく増えてしまうわけです。具体的には144,000円ではなく、240,000円かかります。初めにFX会社をどこにするのか?だけでこれだけのコストが変わる可能性があるのですから、大きな違いです。ですのでFX会社を選ぶ際、特に短期トレードをしようと考えている人は必ず自分が触ろうと考えている通貨のスプレッドは見ておきましょう。後で後悔しない為にも。
FX会社でスプレッド比較
ではここでスプレッドの比較をしていきます。ここでは流動性の大きい通過である、「ドル円」「ユーロ円」「ユーロドル」の3つについてFX会社で比較してお伝えしていきます。
会社名 | ドル円スプ | ユーロ円スプ | ユーロドルスプ | |
GMOクリック証券 | 0.3銭 | 0.6銭 | 0.5pips | |
DMM FX | 0.3銭 | 0.6銭 | 0.5pips | |
みんなのFX | 0.3銭 | 0.6銭 | 0.5pips | |
FXブロードネット | 0.3銭 | 0.5銭 | 0.3pips | |
外為ジャパンFX | 0.3銭 | 0.6銭 | 0.5pips | |
FXトレード・フィナンシャル | 0.3銭 | 0.6銭 | 0.8pips | |
トレイダーズ証券 みんなのシストレ | 0.2銭 | 0.5銭 | 0.5pips | |
OANDA_JAPAN |
![]() |
0.3銭 | 0.4~0.6銭 | 0.5pips |
インヴァスト証券 | — | — | — | |
アイネットFX | 0.7~1銭 | 1.4銭~2.0銭 | 0.7~1.5pips | |
SBI FXTRADE | ||||
JFX |
![]() |
0.3銭 | 0.5銭 | 0.4pips |
ライブスター証券 |
![]() |
0.9銭 | 1.9銭 | 1.4pips |
僕はOANDA JAPANでFXトレードを行っています。
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通貨が変わるとコストも大きく変わる
こうやって見比べてみると安いところ高いところがはっきりしてきますね。。ドル円をメインで触る人にとっては、0.3銭あたりのスプレッドがFX会社を選ぶ事が大切になってきそうです。その中で色々と使ってみて取引ツールが使いやすかったり、システムのバグが少なかったり、スプレッドが広がりにくい会社であったり、自分なりに使っていく中で他の目線で何を重きに置くかを判断して選んでみてください。ドルとユール円とユーロドルの3つの通貨を考えて一番コストが安いのは、FXブロードネットです。コストが安いとこで口座を開きたいと考えている人は、FXブロードネットをおススメします。
ちなみにスプレッドは多くの会社が原則固定となっていますが、重要指標の前や災害などが起きた時はスプレッドが広がる時がありますので、その点はご注意ください。まず使ってみないとわからないので、使ってみてから、不満があれば違う会社にしてみたり、使いやすいと感じたらもうしばらく使ってみたりと、判断していかれるのが良いかと思います。今回はこちらのドル円・ユーロ円・ユーロドルの3通貨を取り上げましたが、この3通貨は流動性が高い通過ですので、基本的にスプレッドはどれも狭いです。しかし通貨によってはもう少しスプレッドが広い通過もあります。
どの通貨を選ぶかはそれぞれの好みによって変わるところでしょうが、あまりにもスプレッドが広い通過でトレードをするならば、それだけコストがかかるという事を忘れないようにトレードを心掛けましょう。
最後まで読んで頂いてありがとうございました(^^)/
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