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主要証券会社を3つの視点から徹底比較!
個人投資家が証券会社の口座開設をする際は、売買手数料・取引ツールの良し悪し・提供しているサービスの3つを比較した上で口座開設をします。こちらの記事では主要証券会社をその3つから比較していって、どの証券会社がおすすめなのか?1つずつ検証をしていって比較していきます。
どの証券会社に口座開設をしたらいいか迷っている方はこちらの記事を読んで決めて頂けると嬉しく思います。
僕がこれまでに自分が使って来た証券会社を選んできた基準についてはこちらで記事にしています。
主要証券会社を売買手数料から比較
ではまずは証券会社の売買手数料について比較をしていきます
現物取引の1注文の約定金額に対して手数料がかかるコースでの比較です。(税抜き)(2020/1現在)
手数料(現物取引) | ||||
証券会社 | 10万円まで | 30万円まで | 50万円まで | 100万円まで |
マネックス証券 | 100円 | 250円 | 450円 | 1000円 |
SBI証券 | 90円 | 250円 | 250円 | 487円 |
カブドットコム証券 | 90円 | 250円 | 250円 | 990円 |
楽天証券 | 90円 | 250円 | 250円 | 487円 |
ライブスター証券 | 80円 | 180円 | 180円 | 340円 |
GMOクリック証券 | 88円 | 241円 | 241円 | 436円 |
岡三オンライン証券 | 99円 | 350円 | 350円 | 600円 |
SMBC日興証券 | 135円 | 270円 | 440円 | 880円 |
松井証券 | — | — | — | — |
続いては現物注文の1日の約定金額の合計額に対して手数料を計算するコースでの比較です。(税抜き)(2020/1現在)
手数料(現物取引) | ||||
証券会社 | 10万円まで | 30万円まで | 50万円まで | 100万円まで |
マネックス証券 | ⇒300万円まで2500円 | |||
SBI証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 762円 |
カブドットコム証券 | — | — | — | — |
楽天証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 858円 |
ライブスター証券 | 400円 | 400円 | 400円 | 600円 |
GMOクリック証券 | 213円 | 278円 | 399円 | 797円 |
岡三オンライン証券 | 0円 | 350円 | 500円 | 800円 |
SMBC日興証券 | — | — | — | — |
松井証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 1000円 |
※先物・OPの手数料に関してはこちらの記事で詳しく比較しています。
ライブスター証券が売買手数料だけで見ると総合的に一番安いですね。手数料だけで見て口座開設をするならライブスター証券が一番良いでしょう。
投資資金を50万円以下で始める場合はSBI,楽天,松井の3つ
株式投資を始めたばかりだからまずは少額でやってみたい…と言う方はSBI証券、楽天証券、松井証券の4つのうちどれか1社がおすすめです。というのも、その3社は1日の約定代金が50万円以下の場合は売買手数料が無料だからです。個人的にはSBI証券や楽天証券は初心者向けに様々なサービスが充実しているのでおすすめです。
デイトレードを検討している人は松井証券と楽天証券
デイトレードをしてみたい!と考えている方は松井証券が楽天証券のどちらかを必ず選びましょう。というのもその2社はデイトレードに限り売買手数料が無料のサービスが導入されているからです。
デイトレードは一日に何度も取引をしますので、売買手数料が馬鹿になりません。しかしその2社でしたら売買手数料が無料なので、そのコストをほとんど無視してデイトレードをすることが出来ます。
更に詳しい情報は別記事で記載しています。
⇒デイトレード向きの証券会社-売買手数料が無料の会社を選ぶ-
⇒デイトレードなら松井証券で!!売買手数料が無料&プロ向けの取引ツールが使える
⇒マーケットスピード2武蔵のデイトレード設定方法・マイページ作り方について
※売買手数料は無料ですが、金利と貸株料は発生します。詳しくは↑のリンクで記載しています。
とある条件を満たせば楽天証券は信用取引手数料が完全無料に
売買手数料を総合的に見ればライブスター証券が一番安かったですが、楽天証券ではとある条件を満たせば大口優遇を受けられて、信用取引手数料が完全に無料になります。
条件とは以下の5つのうち1つでも満たせば、条件クリアした月と、条件クリアした月とは別で3カ月先まで大口優遇が適用されて信用取引手数料が無料となります。条件クリアが一番簡単なのは赤□で囲んでいる”本日の新規建て約定金額の合計が5,000万円以上”です。

投資初心者の方だとあまり大口優遇になるメリットは無いかもしれませんが、毎月の売買手数料を数万円・数十万円と支払っている人は楽天証券の大口優遇を受けるのを検討するのもありだと思います。他証券会社でも大口優遇はありますが、楽天証券が一番条件クリアが簡単です。
SMBC日興証券は随時信用取引手数料無料
ちなみにSMBC日興証券は随時信用取引手数料無料といったあり得ないサービスを導入しています。信用取引のコストをとにかく下げたい!という方はSMBC日興証券もおすすめです。
ただ、SMBC日興証券があまり選ばれていない理由としては、取引ツールが少し他証券会社と比べると使いにくいという理由があるからです。兼業投資家であれば取引ツールの良し悪しはあまり関係ないと思うので、SMBC日興証券を検討してみても良さそうです。
⇒SMBC日興証券のパワートレーダーの申込方法や使い方について
⇒信用取引やるならSMBC日興証券が一番!!取引手数料が常に無料
取引ツールから主要証券会社を比較
では続いては取引ツールから証券会社を比較していきます。取引ツールに関しては人によって使いやすい使いずらいがありますので、僕がこれまで使ってきた経験からご紹介していきます。
デイトレードに一番向いている取引ツールは松井証券
デイトレードをするなら間違いなく松井証券の取引ツール、ネットストックハイスピードが一番優秀なツールです。松井証券だとデイトレードなら売買手数料も無料ですし、言う事なしですね。
僕は松井証券でデイトレードをする際にこんな形でツールを作っています。

松井証券のネットストックハイスピードに関して詳しくは別記事で紹介しています。
楽天証券もデイトレとして優秀なツール
楽天証券の取引ツール、マーケットスピード2もデイトレードとして十分に優秀なツールです。僕はマーケットスピード2の武蔵を立ち上げて、日々トレードをしています。


マーケットスピード2でデイトレードをしてみたい人は別記事で詳しく僕自身が作っている設定方法やマイページの作り方を紹介していますのでこちらをどうぞ。
楽天証券のマーケットスピード2はカスタマイズしやすい
楽天証券のマーケットスピード2は発注端末(トレード)だけではなく、情報端末としても優秀なツールです。そして何よりカスタマイズしやすいのが魅力的です。
僕は情報端末としてもマーケットスピード2を使っていて、こんな形でツールを作っています。マザーズ先物や為替の動きを見たり、個別株式の情報をいつでも見れるようにしたりしています。

SBI証券は情報端末ツールとして使いやすい
僕はSBI証券は情報端末ツールとして活用しています。こんな形でマイページを作っていて、個別株の情報を見たり、リアルタイムのニュースを見たりしています。

夜間はPTSの情報を見る為にも使っています。

GMOクリック証券のスーパーはっちゅう君
GMOクリック証券では10個以上の取引ツールが提供されていて、このツールの多さは他証券会社には無い魅力です。僕はそのうちの一つ、スーパーはっちゅう君というツールを使っていて、下の画像の様に個別株のチャート、先物チャート、指数の動きを日々見ています。

GMOクリック証券では他にも様々なツールがあるので、たくさんのツールを使ってみたい人はGMOクリック証券を使ってみるのもありだと思います。
僕はこの4つの証券会社を使って日々トレードをしている
紹介した4つの証券会社の取引ツールを使って日々トレードをしています。PC環境については別記事で詳しく紹介しているので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
各証券会社が提供している魅力的なサービス
では最後に各証券会社が提供している魅力的なサービスを取り上げていきます。
楽天証券は日経新聞と四季報が口座開設するだけで読み放題
楽天証券を口座開設している人の中でも知らない人が意外と多いのですが、楽天証券は口座開設をするだけでたくさんの情報を無料で入手することが可能です。証券会社によってメリットデメリットって色々とありますが、楽天証券で僕が一番有益だと思うのがこの”情報を無料で入手できること”です。
日経新聞が無料で読み放題
日本経済新聞社が提供するビジネスデータベースサービス「日経テレコン」を読むことができます。日経テレコンで提供しているのは以下の3つです。
・日本経済新聞(朝刊・夕刊)、日経産業新聞、日経MJなどの閲覧(3日分)
・過去1年分の新聞記事検索
・日経速報ニュースの閲覧
日経新聞を購読している人は購読を辞めて楽天証券の口座開設をしてそちらで読んだ方が無料だしお得なのでは?と思ってしまうくらい有益なサービスです。
四季報もわざわざ買わずとも楽天証券で読める
四季報も楽天証券を口座開設するだけで最新号の内容を無料で入手することができます。四季報とは年に4回出版される分厚い本です。会社の情報が事細かに載っていて、投資家にとっては必須の本です。四季報は一冊2000円くらいと意外と高いのですが、楽天証券を口座開設していると四季報の情報を無料で入手することができます。
日経新聞と四季報の情報を実際に購入すると年間で数万円は確実にかかります。しかし楽天証券の口座開設をするとそれらが全て無料で入手できます。
GMOクリック証券では唯一CFD取引口座が存在している
GMOクリック証券では主要証券会社の中で唯一CFD取引口座があります。
あまり投資をしている人でも聞いたことが無い言葉でしょうし、日本の主要証券会社ではあまり無いCFD取引口座ですが、GMOクリック証券には存在します。CFD取引口座とは”為替や株式、株価指数、原油や金などの商品など様々な資産に投資することができる金融商品のことです。その中で為替に投資するものがFXと呼ばれているのです。”
CFD取引口座をおススメする1番の理由は、土日以外なら祝日でも取引ができることです。株式市場が開いているのは平日の9~15時ですので、ほとんどの人は日中仕事をしているので相場の動きを生で見れないと思います。しかしCFDなら月~金であれば祝日であろうと相場は開いていて取引をすることが可能です。なので日中仕事で相場の動きを生で見れない人も相場の動向を見ることが出来ますし、取引ももちろんできます。デイトレードも可能でしょう。
特に祝日で何か大きな材料が出てしまった時、先物や為替が大きく動く時があります。そういう時にCFD取引口座が無ければ見てるだけしか出来ません。例えば祝日に何か材料が出て海外が暴落したり円高に動いたりしている時、CFD取引口座が無ければどうしようもありませんが、CFD取引口座があればショートポジションが作れるので瞬時にリスクヘッジをすることが可能です。
CFD取引口座があるかないかで、万が一の時に大きく自分のポジションの調整をすることが可能です。
更に詳しくは別記事で紹介していますので興味がある方は是非こちらをどうぞ。
⇒CFD取引口座の比較!DMMとGMOクリック証券の違いとは
SBI証券は取扱商品が一番多い
SBI証券では、PTS取引・外国株式・投資信託・債権・FX・先物オプション・ワラント・NISA・iDecoなどなど、扱っている投資商品がたくさんあります。SBI証券1社あればほぼ全ての投資商品を賄うことができるでしょう。国内株式投資だけではなく、様々な投資をしてみたい…と考えている人にとってSBI証券はおススメです。

まとめ 気になる証券会社は口座開設しておこう!
いかがだったでしょうか?
魅力的な証券会社が見つかりましたら嬉しく思います。
証券会社は会社によって色々と魅力的な部分が違います。様々な証券会社を上手く使いこなすことで自分だけの取引ツールを作ったり、売買手数料によって会社を使い分けたり、魅力的なサービスを使ったりしていってください。
証券会社を2社ずつ比較しています。
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⇒SMBC日興証券のパワートレーダーの申込方法や使い方について
⇒信用取引やるならSMBC日興証券が一番!!取引手数料が常に無料
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