株式投資を始めてみたいけど具体的に何からやっていけばいいかって最初はわかりませんよね。株式投資を始める為にネット証券の口座開設をして、自分の狙った銘柄に投資をし、会社以外の副収入を増やしたいと考えているのではないでしょうか。
株式投資は車の運転と同じで勉強を一切せずに始めてしまうと大きな事故を起こしてしまう可能性があります。しかし、最初に勉強のやり方さえ間違わなければリスクを小さくし、資産を毎年継続して増やしていける可能性もあります。
株式投資は難しいイメージがあるかもしれませんが、基本的な内容をしっかりと学んでいけばそれが確実に結果へとつながっていきます。こちらの記事では株式投資を始めたい人に学んでほしい内容について全てを記載しています。とても長くなっていますので、まずは気になる目次からで構いませんので是非読んでいってほしいです。
Contents
株式投資を始める前に勉強する内容について

それではまずは株式投資を始める前に勉強する内容についてお伝えしていきます。僕自身は当時何も考えずにとりあえず口座開設をして株式投資を始めたのですが、今思うともう少し考えてから始めれば良かったな…と思います。
①株式投資をする目的について考える
②投資スタンスを考えておく(長期か短期か)
③口座開設する証券会社を決める
④おすすめの本は?
株式投資を始める前に学んでほしい内容について4つ、お伝えしていきます。
①株式投資を始める目的について考える
まずは株式投資を始める目的についてです。株式投資を始める理由なんて一言で言えば”お金を稼ぎたいから”という理由が9割を占めると思います。しかし、そこからもう少しだけ踏み込んで株式投資を始める目的について考えてみてください。
なぜ株式投資を始めたいのか
株式投資を始めてどんな人間になりたいのか
何のためにお金を稼ぎたいのか
どれくらいお金を稼ぎたいのか
どんなスタンスで株式投資と向き合っていくのか
難しく考えすぎる必要はありませんが、一度考えてみてください。ここをしっかりと考える事で自分自身が株式投資をやっていく理由が見えてきます。そうすることで、投資手法や投資資金・投資の時間軸など株式投資をする上での方向性が少しずつ見えてきます。
〇〇歳までに〇〇万円を貯める…という具体的な目標
40歳までに2000万円の資産を作る!!なんて具体的な目標もありだと思います。目標ができれば、じゃあその目標を達成する為にどんな行動をしていけばいいか?が見えてくるからです。
もし資金が100万円しか無く、40歳までの期間が5年しか無ければ、ある程度のリスクを取らなければ2000万円の資産を株式投資で作ることは難しいでしょう。しかし、22歳の時点で少しずつ貯金もしながら株式投資をしていく事ができるのであれば、40歳までに2000万円の資産を作るのはそこまでハードルは高くありません。
目標を作る事で自分の投資スタンスが見えてきますね。
“毎年楽しく投資をして少しずつ増やしたい”なんて目標もあり
個人的にはこんな目標もありだと思います。ふわっとしているかもしれませんが、例えば長期投資を前提に株主優待がある企業に投資をして、毎年株主優待や配当金を貰っていくのも一つです。
株主優待とは…会社の株を持ってくれている人に、その会社が「株を持っていてくれてありがとう」と会社が株主へ送るプレゼントのようなものです。このプレゼントの事を株主優待と言います。この株主優待は、企業の株を何枚持っているかによって、プレゼントの内容も変わってきます。
配当金とは…会社が株主に企業が出した利益の一部を還元するものです。利益の一部になるので、赤字の会社でも配当金を配っている会社もありますが、全ての会社で配当金があるわけではありません。
もし自分の好きな企業が株主優待を発行していれば、その企業に投資をすることで株主優待が毎年(年に1~3度)送られてくるので、楽しく投資が続けられそうです。株主優待や配当金を狙った投資はリスクが小さく、毎年1~3%くらいのペースで資産を増やしやすい投資手法です。
株主優待や配当金を狙った投資手法について、更に詳しくはこちらで記事にしています。
株は全て自己責任だと知っておく
株式投資はリスクがあるものです。…なんて言われなくともわかっていますよね。お金が増えることもありますが、もちろん減る可能性もあります。お金を絶対に減らしたくないのであれば、銀行預金をしておくのが一番です。
株式投資をしていく上で、様々な情報に今後触れていくでしょう。新聞や雑誌などでの情報収集をしたり、証券会社のアナリストが発信しているページを読んだり、SNSなどで有名投資家が呟いている内容を読んだりと、本当に株式投資ではたくさんの情報が至る所で流れています。
株式投資をやっていくならば、その情報を取捨選択する能力が必要です。悪意を持って嘘をつく人もいるでしょうし、本当の情報だったとしても、その情報を元に株を買って損をすることもあるでしょう。覚えておいて欲しい事は、どんな情報を元に株を買ったとしても自己責任だということ。株を買う際にどんな理由があったとしても、実際に買うのはあなたの脳が決めて、あなたの右手(もしくは左手)でスマホかPCを操作して株を購入します。株を買うのは自分自身しかいません。なので株を買った背景にどんな理由があろうと、自己責任だということを覚えておきましょう。
そして、自己責任だと思っておくことが株式投資で成長していく上で必要不可欠です。株式投資で損失を出した時に人の所為にしていては成長はしません。損失を出した理由を考えることが成長に繋がり、株式投資で継続して資産を増やしていくきっかけになっていきます。
投資金額を決めておく
株式投資をやる前に投資金額をどのくらいでやっていくか考えておくのも大切です。最初の数か月は慣れるまで少額(10万円~50万円くらい)でやっていくことをおすすめしたいですが、ある程度慣れてきた場合にどのくらいの投資資金でやっていくか決めておきましょう。
投資金額によって取るべき手法やリスクも変わってきます。株式投資を始める前には手法なんてわからないと思いますが、投資金額を決めておくことで、今後株式投資を学んでいく上で色々と見えてきます。
僕は最初30万円からスタートをし、そこから会社員の給料の一部を投資に回して少しずつ投資資金を増やしていきました。途中1年半は証券ディーラーという仕事をしていたので自己資金では投資をしていませんが、また個人投資家に戻った後は50万円からデイトレードをして少しずつデイトレで増やしたお金を再度デイトレに…とどんどん投資資金を増やして今に至っています。
証券ディーラーという仕事に興味がある方はこちらをどうぞ。
⇒証券ディーラーとはどんな世界なのか 就職の仕方や業務内容・リスクについて
⇒証券ディーラーが使う取引ツールやモニターの枚数・内容を公開します
専業投資家として生きていくために必要な資金について興味がある方はこちらをどうぞ。
②投資スタンスを考えておく(長期か短期か)
投資を始める人のほとんどはお金を増やしたいからだという理由は先程も説明しました。もう一つ踏み込むと、”投資を始める人のほとんどは短期間で2倍3倍へとお金を増やしたい”と夢を見ている人がほとんどです。しかし、そんな短期間でお金を増やせる人はごく一部の投資家だけ。しかも、たとえ短期間でお金を増やせたとしても、そこに実力が備わっていなければ結局増えたお金は全て溶かしてしまいます。
僕がおすすめしたいのは、割安な銘柄かつ優待や配当を狙った長期投資。短期間で2倍3倍とは増やせませんが、10年20年というスパンで見れば、高い確率でお金を増やすことが可能です。年率で言えば平均5%前後は見込めると僕は考えています。銘柄選択さえ間違えなければ平均10%近くのお金を毎年増やせると思っています。実際に2020年より僕は年間100~200万円の投資を目標に優待や配当金を狙った長期投資を始めています。10年後、20年後を見越した長期的な資産形成に取り組んでいます。数十年後、株主優待や配当金だけで最低限の生活が送れることを夢見て、毎年長期投資を継続してやっています。
割安な銘柄かつ優待や配当を狙った長期投資の手法については別記事で紹介しています。個人的には株式投資をやろうと考えている人全てに一番おすすめしたい投資手法です。
③口座開設する証券会社を決める
さて続いては口座開設する証券会社を決めましょう。口座開設自体は無料ですし、10分程度ありましたら口座開設ができるでしょう。会社ごとに売買手数料の違いやメリットの違いがありますので、初めは1社でいいと思いますが、慣れてきたら複数社の口座開設をしてみるのもありだと思います。
ちなみに僕は口座開設を5社行っていまして、そのうちの4社を日々トレードに使っています。
⇒口座開設する証券会社を選んできた理由と現在の使用用途について
国内の主要証券会社を比較した記事も作っているので、口座開設の参考にしてみてください。
④おすすめの本は?
株式投資を実際に始めるにあたっていくつか読んでおきたい本をご紹介します。株式投資の本は毎月たくさんの本が出版されるのでどの本が良いのか?の判断は難しいです。
しかし、株式投資はルール自体が大きく変わることはありませんので、新しい本に拘らず少し古い本でもいいと僕は思っています。20年前の良書は今も変わらず良書です。事実、僕が投資のバイブルにしている本は20年近く前に出版されている本です。
株式投資初心者向けの本

Amazonのページに飛びます。
どちらも竹内 弘樹さんが書かれた本です。株式投資を初めてやる人向けに書かれた本で、とてもわかりやすく親切に書かれています。”株式投資を始めるにあたってまず一冊なにか投資本を読んでみたい。”と考えている方はこちらの”株1年生”を読んでみましょう。投資信託に興味がある人は”積立て投資1年生”も読んでみてください。
短期投資で勝ちたいならこの本
Amazonのページに飛びます。

僕が株式投資のバイブルにしている本でです。ある程度株式投資に慣れてきたら読んでおきたい本。”デイトレード”と書かれていますが、デイトレードをせずとも投資をやる人全員におすすめしたい本です。
・株式投資をやる為の心構え
・株式投資で勝てる人と勝てない人の違い
等について、記載されています。なぜこの本をおすすめしたいのかについて詳しくはこちらの記事で紹介しています。
株式投資を実際に始めるにあたって勉強する内容

それではここからは実際に株式投資を始めるにあたって学んでいくべき内容についてお伝えしていきます。
・株の売買の仕方、入金方法について学ぶ
・株式投資にかかる税金
・株式投資のリスクとは
・買いたい銘柄の探し方
・株を持つ時間軸について
・利食い、損切りはある程度ルール化しておく
・トレード手法は自分に合った手法を見つける
・株式投資に慣れてきたら信用取引も検討してみよう
項目は多いですが、これらについて1つずつ説明していきますね。
株の売買の仕方、入金方法について学ぶ
証券会社の口座開設をすれば、後は入金をして、買う銘柄を決めて、実際に買ってしまえば株式投資を始められます。入金の仕方に関しては証券会社から届いた書類を開封すれば、入金方法について詳しく書いていますのでそちらを読んでみてください。
株を買う際には、成行買い・指値買い・逆指値買いといった3つの買い方があります。株を売る時にも同じように、成行売り・指値売り・逆指値売りと3つあります。
3つの買い方・売り方について実際に板を見ながら説明していきます。
成行買い・指値買い・逆指値売りについて
こちらの画像を見てください。ミクシィの板です。

・成行買いとは…いくらでもいいからとにかくこの株が欲しい!って時に使う買い方です。例えば上の画像で100株成行買い注文をすれば、2415円で約定(やくじょう)します。約定すれば2415円で買ったミクシィの株を100株保有する事となります。
・指値買いとは…この価格なら買いたいと自分で買いたい価格を決める事です。例えば上の画像だと2410円で100株指値買い注文を出した場合、2410円でミクシィの株を売りたい投資家がいれば、約定します。少しでも安く株を買いたい時に有効な方法ですが、自分が決めた指値買いの注文価格まで株価が下がらない時は株を買えない場合もあります。
・逆指値買い注文に関しては少し複雑で長くなってしまいますので、別記事で詳しくお伝えをしています。あまり使う人は少ない注文方法です。
株の売買に関連した他の記事も紹介しています。
⇒株式投資の取引可能な時間帯とは?夜間はPTS取引なら売買可能!
個人的には習うより慣れろ!が覚えが早い
ここまで学べば、とりあえず自分が知っている銘柄を一度買ってみるのもありだと思います。株式投資は習うより慣れるのが一番の勉強となります。なので、最小単元数(100株)で自分が知っている株を100株だけ買ってみて、毎日どんな動きをするのかを観察してみることをおすすめします。
実際に株を買ってみると、持っている銘柄の株価は必ず気になります。株価が上がった時はなぜ上がったのか?何かその会社に良い材料が出たのかもしれないし、業界にとっていい材料が出たのかもしれません。もしくは日経平均が上昇したことで連動して上昇したのかもしれません。
下がった時も同様で何かその会社にとって悪い材料が出たのかもしれません。決算が悪かったり、業界にとって悪い材料が出たのかもしれません。もしくは日経平均が下げたことで連動して下げているのかもしれません。
株式投資というのは様々な影響を受けて日々株価が上下します。なぜ上がったのか?なぜ下がったのか?を知る為にも何か1銘柄でもいいので買ってみることで、自分の株式投資の技術の向上に繋がっていくと僕は思っています。もちろん、自己責任ですけどね。それで損失を出してしまったとしても誰も責任は取れませんが。
慣れるまでは最小単元数がおすすめ
株式投資にある程度慣れるまでは最小単元数で必ずやりましょう。単元とは、通常の株式取引で売買される売買単位のことです。1単元はほとんどの銘柄が100株か1000株となっています。
最初から5単元も10単元も株を買ってしまうと、大きく損をしてしまう可能性もあります。ある程度慣れるまでは最小単元数でやられることをおすすめします。
株式投資にかかる税金について知っておく
株式投資にはどの程度税金がかかるかというと、利益に対して20.315%かかります。利益が出てなければ、税金は一切かかりません。
株の取引口座には3つあります。
・一般口座
・特定口座 源泉徴収無し
・特定口座 源泉徴収あり
このうち、確定申告が必要なく株式投資初心者におすすめの取引口座は”特定口座 源泉徴収あり”です。この取引口座を選択してれば、利益が出た場合は自動的に利益から20.315%の税金が引かれるので、自分で確定申告をしにいく必要はありません。源泉徴収無しにしてしまうと、年間で20万円以上の利益が出た場合に自分で確定申告をして納税をしなければなりません。
(※年間で20万円未満の利益の場合は所得税は支払わなくてもいいが、住民税は支払わなければならない。なので結局利益が少しでも出たら源泉徴収無しの場合は必ず確定申告が必要)
源泉徴収ありの場合だと20万円以下の利益でも自動的に20.315%の税金が引かれてしまいますが、確定申告の手間を考えると僕は最初は特定口座の源泉徴収ありを選択しておくことをおすすめします。
更に税金についての詳しい説明はこちらの記事で説明しています。
株式投資のリスクについて学ぼう
株式投資は自己責任という話を先程しましたが、お金が増える可能性もありますが当然ながら減る可能性もあります。やり方を間違えると投資資金のほとんど全てを失ってしまう可能性もあります。それだけリスクのあるものなんですね。
なので株式投資をする前に必ずどういったリスクがあるのかを知っておきましょう。株式投資では3つのリスクが存在します。
・値下がりリスク
・倒産リスク
・流動性リスク
値下がりリスクとは…自分が投資した株の株価が下がってしまうリスクです。株価は上がったり下がったりするものですが、自分が買った株価より価格が下がってしまうと損になってしまいます。早めの損切りを心掛ければ大きな損失にはならないでしょう。
倒産リスクとは…会社が倒産するリスクです。自分が投資している会社が倒産を発表すると上場廃止となります。株価は最低でも1円にしかなりませんが、最後には1円に近づいてしまいます。もし多くの投資資金を1銘柄に絞って投資をして、その銘柄が倒産してしまうと投資資金のほとんど全てを失ってしまうでしょう。
倒産リスクのある銘柄は投資する前にいくつか注意すれば高い確率で避けることができます。詳しくはこちらの記事をどうぞ。
流動性リスクとは…株を売りたくても買いたい人がいなくて売れないリスクです。トヨタやUFJ等、誰もが知っている会社の株に関しては流動性リスクについては心配しなくても構いませんが、マイナーな会社に関しては買いたい人や売りたい人がほとんどいません。1日に出来高が一切なくて全く株価が動かない可能性もあります。そんな会社の株をたくさん買ってしまうと、売りたい時に売れなかったり、不利な価格でしか売れなかったりする可能性があります。あまりにもマイナーな株へ投資をするのを避ければ流動性リスクは避けられるでしょう。
買いたい株はどうやって探すのか?
株式投資をするには投資をしたいと思える企業を見つけなければなりません。これまで経済についての勉強や普段新聞を読んでいる人などであれば、たくさんの銘柄知識もあるでしょうし、投資してみたいと思える企業もいくつかあると思います。
しかしそういう人は珍しいと思います。ほとんどの人は株式投資をすると決めてから、どうやって投資をしたい企業を探していけばいいか?を考えていくと思います。僕がこれまでやっていた情報収集の仕方をお伝えしていきますので、参考にして頂けたらと思います。
僕が実際に長期投資をする銘柄の探し方についてはこちらの記事で解説しています。たった2つのルールだけで決めているので、誰もが簡単に真似できる方法です。
楽天証券なら日経新聞・四季報が読み放題
まずおすすめしたいのは楽天証券に口座開設をすることです。楽天証券では口座開設をするだけで、日経新聞や四季報が無料で読み放題です。日経新聞は購読すると月に3000~4000円かかります。四季報は3ヶ月に一度しか発売されませんが、購入する場合は3000円近くかかります。
これらの情報が楽天証券の口座開設をするだけで一切お金を掛けずに取得できるのですから、お得過ぎますよね。楽天証券の口座開設をしていない人は口座開設をおすすめします。
SNS・Twitterで投資アカウントをフォローしてみる
Twitterでは株式投資の情報を発信しているアカウントがたくさんいます。中には億トレと呼ばれる、株式投資で1億円以上の資産を作った凄腕トレーダーもいます。これらの方々をフォローして情報収集するのも1つの手です。
株式投資で継続して勝っている方はやっぱり知識もたくさんありますし、それだけの経験値も積んでいます。そういう方々が発信する生の情報はとても貴重なモノがありますので、Twitterを株式投資に利用していない人は是非一度利用してみてください。
僕のTwitterアカウント
Twitterアカウント⇒めたん(@bboy_metaso)
Twitterフォローしておくべき株アカウントリストを紹介しています。
ラジオ日経を聞いてみる
ラジオ日経を聞くのも一つです。ラジオ日経はリアルタイムで様々な株にまつわる情報を発信しています。パソコンでも聞けますし、お金も一切かかりませんのでお得ですし勉強にもなります。
株を持つ時間軸について知ろう
株式投資では株を持っている期間をある程度決めてから投資をします。1日で売買を完結させるのか、数日なのか、数週間~数か月なのか。この時間軸は人によって得手不得手がありますし、時間軸によって取るべきやり方は変わります。時間軸については主にこの4つに分類ができます。
・スキャルピング(数秒~数分)
・デイトレード(数分~1日以内)
・スイングトレード(数日~数週間)
・中長期投資(数週間~数か月,数年)
兼業投資家ならスイングトレードや中長期投資がおすすめ
本業の仕事があり株式投資を副収入としてやっていく人であるならば、スイングトレードや中長期投資がおすすめです。日中の本業がある時間帯に株価を逐一チェックしなくて構いませんのでゆったりと株式投資ができます。
僕自身がスイングトレードをする手法についてはこちらで解説をしています。
中長期投資の手法についてはこちらで解説しています。
デイトレードにも興味がある人へ
本業がある人には難しいかもしれませんが、デイトレードに興味がある人は一度トライしてみるのも良いでしょう。僕はデイトレードも日々行っています。手法や実際にデイトレードをしている動画をYOUTUBEに公開もしていますので、デイトレードに興味がある方は是非一度見てみてください。
利食い・損切りはある程度ルール化すると簡単
株を買うといつかは売らなければいけません。売る時に利益になるのか、損失になるのかはタイミング次第です。利益になるタイミングで売れば利食い、損失になるタイミングで売れば損切りと言います。
利食いするのを目標に株を買うわけですが、そう上手くいかないのが株式投資です。株式投資のプロでも勝率は6割くらいと言われているので、プロでも10回投資をすればそのうち4回は損切りをしています。それでも株で生計を立てられているのは、損失を小さくし利益を出来るだけ大きくしているからです。なるべく損切りは早めに、利益は伸ばすように、損小利大を目指していきましょう。
損切りをしないと投資資金は全て失うと知っておこう
損切りは誰もが嫌なモノです。しかし損切りをしなければ最悪の場合投資資金を全て失う可能性があります。先程株のリスクについてお話をしましたが、値下がりリスクや倒産リスクが株式投資にはあります。なので株価が下がった場合、損切りをずっとしなければもしかしたら買値に戻って同値で株を売却できる可能性もありますが、投資する銘柄が悪ければ最悪の場合株価は1円になってしまいます。そうなると、投資資金を全て失ってしまいますね。
その為、損切りはなるべく早めに行うことを心掛けておきましょう。出来る事なら投資をする前に、利食い目標と損切り価格を先に決めておけばスムーズに損切りが行えます。
利食いについては分割売買という手法がおすすめ
利食いについてはおすすめの売り方があります。それは分割売買と呼ばれる投資手法です。詳しくは長くなりますので別記事で紹介しています。僕はこれ以上に効率の良い売り方を知りません。株を売る時に中々上手くいかない人は分割売買と呼ばれる投資手法を是非身につけてみてください。
⇒利食いと損切りは”分割売買”というテクニックが利益最大化に貢献する
トレード手法は人それぞれたくさん存在する
トレード手法は人それぞれ、無限にあります。人によって向き不向きがありますので、自分に向いた手法を見つけ出すことが大切です。というのも、買っている人のトレード手法を真似たところで勝てるとは限らないからです。
投資を始めたばかりの頃は誰もが一度は必勝法を探そうとします。でも、必勝法なんて無いんですね。億トレーダーの方の手法を真似たら自分も億トレーダーになれると思うかもしれませんが、もし本当に誰もが億トレーダーになれるのであれば世の中全員億トレになれます。笑
実際はそうはいきません。全く同じ手法を実践したとしても、勝てる人もいれば負ける人もいるのが株式投資です。色々な投資手法を勉強したり、実践してみたりすることはいいのですが、自分に合った手法を身につけることを意識してくださいね。
投資の情報商材について少しだけ伝えたい
株式投資には情報商材と呼ばれる商品がたくさん存在しています。いわゆる、投資手法の販売ですね。投資の情報商材は高いモノだと20万円や30万円することもあります。こういった情報商材が悪いといいたいわけではありませんが、もし買おうとした際には少し知っておいて欲しいことがあります。
・株式投資では手法だけでは勝つことができない
・情報商材の販売者が日々株式投資をしているのか
この2点です。株式投資で勝つ為に投資手法だけを模索している投資家は多いですが、実は投資手法だけがあっても勝てる投資家にはなりません。他にもメンタルや相場観も必要です。手法だけで勝てるようであれば、先程お伝えした通り皆億トレになれます。詳しくはこちらの記事をどうぞ。
もう一つ、情報商材を販売している人が本当に株式投資で生計を立てることが出来ているかどうかも、情報商材を購入する前に調べてみてください。株式投資というモノは日々状況が変わっていきます。株式投資で継続して勝てていない人の情報商材を購入してもあまり得られるものは少ないと僕は思っています。
株に慣れてきたら信用取引も始めるか検討してみよう
ある程度株式投資に慣れてきたら信用取引も始めてみることを検討してください。信用取引はリスクもありますが、投資資金の約3倍くらいまで投資ができますし、何より売買手数料が現物取引に比べると大きく安くなります。
例えば楽天証券では大口優遇を適用させることができれば、信用取引に限り売買手数料が無料となります。他にも、デイトレードに限り松井証券や楽天証券は売買手数料が無料になります。
このように信用取引を上手く活用することで売買手数料を大きく削減させることができるので、ある程度株式投資に慣れてきた人は信用取引をしていくことも検討していきましょう。
信用取引はやり方を知らなければリスクも大きくなる
ただし、信用取引はやはり現物取引と比べるとリスクは大きくなります。特に空売りはやり方を間違えると資金を全て失うどころか、借金する可能性すらあります。もちろん信用買いに関しても同様です。
リスク管理が出来なければ信用取引はしない方がいいでしょう。詳しくはこちらの記事を読んでみてください。
まとめ 株式投資は習うより慣れろ まずはやってみる
いかがだったでしょうか?
株式投資を始めたいと思った人がまず最初に学ぶべき内容についてギュッと凝縮してお伝えしてきました。株式投資に関して一番言いたいのは、”習うより慣れろ”です。やってみないと株式投資はわかりません。まずは最小単元でやってみて、株式投資がどういうものなのかを掴んでみてください。まずはそこからだと思います。
こちらの記事を最後まで読んで頂いた方が株式投資で成功されることをお祈りしています。最後まで読んで頂いてありがとうございました。
おすすめ記事
【初心者向け】デイトレードの始め方から儲け方までを徹底解説
専業トレーダーのデイトレ環境・トレードルームを紹介
板読みデイトレードで一日5,000円稼ぐやり方