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優良銘柄を探すのは大変な作業
自分が欲しいと思う優良銘柄を探すのって中々難しいですよね。
多くの投資家は自分である程度得意な銘柄というか、決まった銘柄の範囲内で投資をする事が多いです。僕自身も100銘柄くらいと多いかもしれませんが、その範囲内から毎日トレードするべき銘柄を決めています。テクニカル投資にしろ、ファンダメンタル投資にしろ、新たに投資をする銘柄の範囲を広げて優良銘柄を探す作業は意外と大変です。
ファンダメンタル投資に絞った優良銘柄の広げ方・見つけ方についてインベスターZで紹介されていましたので、インベスターZと絡めてこちらの記事でお伝えしていきます。
上場している銘柄は3500社程度ある
そもそも上場している会社って相当な多さです。2016年5月現在で、3521社もあるんですから。多すぎます。こんな中から、たった1つ、もしくは数銘柄の優良銘柄を探そうなんて相当な作業量ですし、難しいです。
社名を見ても事業内容はわからない
そもそもこんなにもたくさんの会社があれば、会社名だけ見てもどんな事業を立ち上げているかわかりません。そして事業内容をパッと見ても、中にはどんな事業?とイメージが沸かない企業も出てくるでしょう。
一つひとつの企業をじっくりは見てられない
多すぎる上場会社の中から優良銘柄を四季報などから探していくことは、投資家にとってはあまりにも膨大な作業ですよね。探していて、眠たくなってくる人もいるでしょう。作業時間もとてつもない時間になるので、会社員の方だと、四季報が販売されてから全てを読み終わるのに時間がかかりすぎる人もいるでしょう。
僕自身今はあまり四季報を見ることは減りましたが、会社員の頃は四季報を見て投資をしている時期もあったので、時間がかかりすぎるな~と感じることがしょっちゅうありました。
楽天証券を口座開設すると無料で四季報が読み放題です。
だからこそ優良銘柄は楽しく簡単に
時間もかかるし、一つひとつの銘柄を見ていくことは相当な根気もいる事です。だからこそ楽しく、簡単に出来るよう、インベスターZで紹介されている内容がありましたので、そちらをご紹介します。
インベスターZ 13巻より
美雪「こういう連想ゲーム方式で考えていけば企業研究は難しくない。時代の変化や象徴的な出来事から次に何が起きるかを想像しながら儲かる企業を見つけていく。これは日本の古いことわざにも表されている思考法よ。
《風が吹けば桶屋が儲かる。》
ものごとは決して単純ではない。いろんなものが連なり広く結びつきながら成り立っていると考えるべし、これが企業研究の秘訣よ。企業研究のポイントのひとつはゲームのように連想して調べること。そして次のポイントは企業の財務を知ること。」
⇒インベスターZ13巻(Amazonのページへ飛びます)
連想ゲーム方式で優良銘柄を楽しく探す
いかがでしたでしょうか?
会社というのは、単体で儲かっているといった事はあまりありません。例えばどこかのメーカーが何か新しい商品を開発して爆発的に売れたとします。そうすると当然そこのメーカーは物凄く儲かりますよね。当たり前です。でも、そこの会社が儲かっているのは誰もがわかっている事です。大切な事は、そこのメーカーが儲かる事によって他にどこの会社が儲かっているか?それを連想して考えていくことです。
メーカーが作っている商品の部品を作っている会社も儲かります。そこの商品を販売している家電量販店なんかも儲かります。商品の内容によっては配送業者が儲かることもあるでしょう。こうやって、1つの会社が作った商品が売れるだけで、他の会社にもいろいろと恩恵が出てきます。それを連想して考えていくことが大切です。
連想ゲームの具体例
今からご紹介するのは、インベスターZで紹介されていた内容です。
例えばコンビニを考えてみましょう。
「コンビニが儲かれば一緒に儲かる企業は?」
と考えていきます。
一度ご自身でも考えてみてください。コンビニで売られている商品は何があるか?そもそもコンビニを設置するためにはどんな建設会社がいるのか、逆にコンビニが繁盛しすぎる事によって、スーパーなんかで売れなくなる商品なんかも。コンビニ一つをとってもたくさんの事が連想できそうです。ではコンビニが儲かれば一緒に儲かる企業を紹介していきます。1つはコンビニ弁当のトレーを作っている「エフピコ」と言う会社。1つはおにぎりを作っている「わらべや日洋」と言う会社。そしてアイランド型冷蔵ショーケースを作っている「福島工業」。
色々と出てきますね。こうやって会社名から見つけていくのではなく、誰もが知っている事から考えて、そこの売上が上がったり、新商品が開発されたりすることによって、どこの会社が儲かるのかを考えていきます。
では次はリニアモーターカー。
リニア中央新幹線の建設が始まりました。儲かる会社は?リニアと言ったワードが出てくると、メーカーについて詳しい人でもなければ中々関連企業は出てこなさそうですね。でもこれこそ、四季報だけだと難しいかもしれませんが、ネットで検索をするといくらでも関連企業を紹介したサイトは出てきます。
ここでは、日本車輌製造、三菱重工業、アドテックプラズマテクノロジー等があります。
⇒年に数度訪れる暴落で大損失を出さない為に準備しておくべき事
銘柄や事業の知識の幅が広がる
こんな感じで、「会社」からやっている「事業」を見ていくのではなく、何かしらのモノ、今回で言うならば「コンビニ」や「リニアモーターカー」から見て、儲かる企業を見ていく方がわかりやすいし、聞いた事もない銘柄も見つかりやすいし、モノから見ることによってこんなことをしている会社なんだな。と言った事がすぐにわかります。しかも銘柄がどんどんと自分の手元に落ちてくるので、楽しくなってきます。
ある程度関連企業で銘柄が出てくると、じゃあその中から特に良い企業はどこなのか?と的を絞って銘柄を探すこともできます。銘柄研究がやりやすくなるわけですね。
優良銘柄は連想ゲームで探していくと、手間も掛からず、自分でも知らなった優良銘柄に出会う事があります。お勧めです。一度是非試してみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました(^^)
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