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投資信託とは?
投資信託というのは、一言で言うと自分のお金をプロに預けて運用してもらうものです。自分で株式投資をするのはちょっと…って人には、便利な商品ですね。プロが勝手に運用してくれるからです。ただプロだからと言って、適当な商品を選ぶと大変なことになります。プロと言われてはいますが、投資で勝ち続けている人の全員が投資信託でお客様からお金を預かって運用しているわけではありません。投資で勝ててない人でも投資信託を運用している可能性はあります。投資信託には手数料もかかります。変な商品を購入すると、毎年毎年お金が増えるどころか、減り続けていきます。
後は投資信託は、数年単位で商品を買い替えるのではなく、長期で考えるものです。ノルマに追われている営業マンに進められるがままに購入すると、彼らは手数料の収入が目的なので、2-3年毎に買い替えさせられます。そしてその度に高い手数料を払わさられます。だから銀行では投資信託を申し込まない方がいいでしょう。投資信託はプロに任せるからと言って適当に選んではいけません。知っておくべき大事な事はいくつかあります。そのあたりについて解説しますので、投資信託を購入しようと考えている人は下に記載している内容は必ず知っておきましょう。
投資信託で知っておくべき大事な事
投資信託は一見プロに任せるから、簡単に見えてしまいます。プロがやってるんだから、どんな商品でも大体大丈夫。そして扱っている商品の内容もよさそうだし、この商品に投資をしておけばしばらくしたら儲かってるだろう…。大体の人がこんな安易な考えて投資信託を買っています。投資信託も自分で株式投資をするのと変わらないくらいリスクがあるものと考えて、どんなリスクがあるのかをしっかり把握してから選ぶようにしましょう。そうじゃないと痛い目にあいます。
投資信託では手数料を必ず見る
まず何よりも見なければいけないことは、手数料です。
投資信託ではこれが全てと言っても過言ではありません。
商品がどれだけ良くても手数料が高ければ資産は増えていきません。必ず商品を買う前に手数料がいくらかを見てください。
投資信託でかかる手数料について
投資信託では大きく分けて、3つの手数料があります。
・商品を購入する際の「購入時手数料」
・投資信託を持っているだけでかかる、「信託報酬」
・投資信託を解約する時にかかる、「信託財産留保額」
この3つについてしっかり把握していきましょう。
まずは購入時手数料。
購入時手数料が一番大事です。これはその名の通り、投資信託を購入する際にかかる手数料です。これは銀行とかで購入すると、大体3%程かかります。証券会社でも、ネット証券ではなく対面証券の場合にも3%あたりかかる場合が多いでしょう。ただ3%と言うのは、異常な高さです。その認識を持ってください。株式投資では年間7%の利回りを上げると優秀と言われています。優秀のレベルが7%ですから、本来はもっと低いですし、年間の収益がマイナスの事もあります。そうにも関わらず、商品を購入するだけで3%も手数料がかかるのです。これははっきり言ってぼったくりです。購入時手数料に関しては必ず0%の商品を購入するようにしましょう。よっぽど安定して利回りを出している商品があるなら別ですが、基本的には0%の商品を選ぶのが当たり前だという認識で商品を探すようにしましょう。ネット証券なら、多くの商品が購入時手数料が0%です。
続いて信託報酬。
これは商品を持っているだけで必ずかかる手数料です。大体年間で1%前後のものを選ぶようにしましょう。0.5-3%が一般的です。3%の商品などは基本的に高すぎるので外すようにしましょう。購入時手数料と違い毎年かかります。3%は高すぎます。
そして最後に信託財産留保額。
これは商品を解約する際にかかる手数料。こちらは大体0-0.5%くらいかかります。これも基本的には0%を選ぶようにしたいですが、手数料がかかる商品を多いので、高くても1%以内で選ぶようにしましょう。
プロでも勝てるわけではない。
覚えておいて欲しい事は、プロだからと言って勝てるわけではない言うことです。
証券会社の中で証券ディーラーと言われる部門は完全実力主義の世界なので、勝ち続けなければクビになる世界なので、その部門で勤めている人はまぎれもなく勝ち続けているプロです。しかし、投資信託を扱っている人たちは、収益を上げようが上げまいが、収入源は運用益ではなく、手数料なのです。収益を上げなくとも、手数料は入ってきます。なので稼げなくともいいわけです。
なので投資信託は安全安心の商品だと言う人もいますが、そんな事は決してありません。商品を間違えると、自分の大切な大切なお金が減ることも高い確率であります。
僕も過去に証券ディーラーという仕事をやっていました。
⇒証券ディーラーとはどんな世界なのか 就職の仕方や業務内容・リスクについて
⇒証券ディーラーが使う取引ツールやモニターの枚数・内容を公開します
必ずネット証券で買おう
投資信託はやはりそのときの株価で運用益が出るか出ないかが左右されてしまいます。なので少なくともなるべく減らさないように、手数料の低い商品を選ぶことが重要です。そのためには、ネット証券で商品を購入することが大事です。銀行や対面証券だと、先ほども言いましたが、購入時手数料が3%程かかります。しかしネット証券だと全てではありませんが、銀行で売っている同じ商品でも購入時手数料が0%の場合もあります。
手数料が全然違うので、必ずネット証券で買うようにしましょう。
インベスターZ 3巻より
美雪(M)「全然ダメ!」
倫子(R)「え……」
M「こんな状態で本番の取引をしたらあっという間に10万円消えるわ。」
さくら(S)「どうして?」
M「二人共本気になってない。」
R・S「本気?」
M「本気になるってどういうことかわかる?」
S「どういうことか……」
M「本気になるとは……リスクを取るってことよ。」
S「リスク……」
投資信託は必ず長期で考える
投資信託は短期投資ではなかなか資産は増えていきません。じっくりと10年20年スパンで長期で持つことが大事です。利回りは小さくても長い期間持つことによって、大きな収益が出るからです。だからこそ、2-3年で売ったりするのではなく、暴落したからと言って投資信託を辞めるのではなく、暴落して安くなった時こそ買い時だと考えて買っていくことが必要です。
毎月5000円でも10000円でもいいので、少しずつ積み立てていき、その投資信託を長い期間持つ。投資信託をする方はこのことを必ず覚えておきましょう。
短期期間で稼ぐのは難しい
投資信託は成績が良くても、年間利回り7%程です。7%と言うのは、100万円だとたったの7万円。たいした額ではありません。1億円持っていれば700万円増えますが、そんなに大金を持っている人は少ないでしょう。利回り7%と言うのは素晴らしい成績ですが、自己資金が少なければ対して増えません。だからこそ毎月少しずつ積み立てていき、そして長い期間積み立てながら我慢して持ち続けていると、気付いたら大きく資産を形成している結果になっています。
もちろん、商品の選択と手数料が安いものを選んでいれば、ですが。
投資信託は短期ではなく、長期。
何度も言いますが、必ず長期で考えてください。
短期で稼ぎたいなら自分でやる
短期で稼ぎたいなら自分でやった方がいいです。
年間で自分の資金を数倍、数十倍に増やしたいなら、これはプロに任せていても絶対に無理です。プロはそこまでリスクの高い運用はしません。だからこそ、大きく稼ぎたいなら自分でyった方が手っ取り早いです。もちろんリターンを求めるならそれなりのリスクはあります。年間で自分のお金を2倍に増やしたいなら、失敗したら自分のお金が半分になる可能性もあります。低リスク高リターンというものは基本的に無いものと頭に入れておきましょう。そのリスクを受け入れながらも、大きく稼ぎたいなら、投資信託に任せるのではなく、自分で株式投資をやることをお勧めします。
最後まで読んで頂きありがとうございました(^^)
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