信用買い残と信用売り残についてです。こちらは信用取引をする予定が無い人も知っておかねばならない事です。信用買い残と信用売り残を知っておく事は、将来の株価を予想する材料になるからです。
では一つずつ覚えておきましょう。
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信用買い残と信用売り残
まずこちらの画像の左側の赤い囲みの部分を見てください。
こちらが信用残と呼ばれるものです。

楽天証券の画像を載せています。
今現在の信用売りをしている枚数、信用買いをしている枚数が表示されています。そしてその下には前週比に比べてどれだけ増えているか、もしくは減っているかを表示しています。例えば上の画像だと、信用売りは先週に比べて67000株増えて、トータルで信用売りをしている枚数は1,096,500株になります。信用買いは先週に比べて2,232,500株増えて、トータルで信用買いをしている枚数は2,232,500株になります。
表の見方としては難しくないでしょう。
そしてこの表は毎週第二営業日の夕方頃に更新されます。第二営業日ですので、大体火曜日の夕方頃ですね。更新される日の先週の金曜末のデータが表示されています。では、この信用残をどう投資に活用していくかを考えていきましょう。
⇒信用取引とは?現物取引と比較してリスクリターンについて説明
信用残を投資にどう活用していくか。
信用買いをしている人は、いつか絶対に売らなければいけません。そして信用売りをしている人は、いつか絶対に買い戻さなければいけません。当然ですね。買った人は売らなければいけないですし、売った人は買い戻さなければいけません。当たり前です。と言う事は、信用買いをしている人が多ければ多いほど、将来たくさんの人が売ります。売ると言う事は、株価を下げる要因の一つになると言う事です。

もう一つ画像を載せました。
こちらの上の画像を見ると、売りより買いをしている人の方が圧倒的に多いです。と言う事は、将来的に売る人の方が多くなるので、株価を下げる要因になります。下の画像では、買っている人より売っている人の方が多いです。と言う事は、将来的に買い戻す人の方が多くなるので、株価を上げる要因になります。信用取引の残を見るだけで、将来的に買い需要があるのか売り需要があるのかを知ることができます。この信用残は必ず見るようにしましょう。
倍率について
では最後に倍率についてです。
画像の下の方に書いている情報です。こちらは信用買÷信用売をして出す事が出来ます。
倍率が1.0より小さいと、信用買いをしている人より信用売りをしている人の方が多いです。
倍率が1.0より大きいと、信用売りをしている人より信用買いをしている人の方が多いです。
要は倍率が1.0を下回っていると将来的には買いが入りやすくなるので、株価を上げる要因になります。倍率が1.0を上回っていると将来的に売りが入りやすくなるので、株価を下げる要因になります。信用買い残や信用売り残を見るより、倍率を見れば一発でその銘柄の状況がわかりますね。信用買い残と信用売り残は必ず見るようにしましょう。
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