キャリアから格安SIMへ乗り換えは意外と簡単
大手キャリア(Docomo,AU,Softbank)から格安SIMに乗り換えたいけど、何をどうしたらいいかわからないし調べるのも面倒だし…って人は意外と多いはず。僕自身今でこそ格安SIM(OCNモバイルONE)を使っていますが、Docomoから乗り換える時はどうやっていいかわからず格安SIMに詳しい友人に聞きまくっていました^^;知り合いに一人でも詳しい人がいれば助けて貰えますが、格安SIMに詳しい友人なんて割とレアだと思います。
しかし、乗り換え経験者ならわかりますが、実はキャリアから格安SIMの乗り換えは意外と簡単なんです。自分で全てやらないといけないから複雑な様に見えますが、順を追ってやっていけば特別な技術は必要ありません。
こちらの記事では乗り換え手順とその注意点について解説していきます。こちらの記事を読むだけでキャリアから格安SIMの乗り換えについての基本的な知識は全てわかります。乗り換えを検討している人は是非最後まで読んでください。
乗り換えにかかる費用は?
まずは大まかな費用についてお伝えしていきます。
①MNP転出手数料⇒約2,000~3,000円
②2年縛りの違約金⇒0~25,600円
③端末の分割支払いの残価⇒0~〇〇円(人によりけり)
④格安SIMに支払う初期手数料⇒約3,000円
⑤SIMカード手配料⇒約400円
※MNPとは?
⇒携帯電話番号ポータビリティ(MNP)とは、携帯電話会社を変更した場合に、電話番号はそのままで、変更後の携帯電話会社のサービスをご利用できる制度です。
自分が使っている携帯キャリアの電話番号を引き継ぎたい場合は、MNP(モバイルナンバーポータビリティ⇒電話番号そのままでキャリアを変更できる)の転出手数料がかかります。
①MNP転出手数料
Docomo⇒2,000円
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⇒Docomo「携帯電話番号ポータビリティ」(MNP)の手数料および事前予約キャンペーンの実施について
MNP予約番号を取得する為の番号⇒151(Docomoの携帯番号のみ)or0120-800-000(一般電話もOK)
AU⇒3,000円
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MNP予約番号を取得する為の番号⇒0077-75470
Softbank⇒3,000円
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⇒ソフトバンクを解約/他社へ変更(MNP)する場合、注意することはありますか?
MNP予約番号を取得する為の番号⇒*5533(softbankの携帯番号のみ)or0800-100-5533
②2年縛りの違約金
Docomo⇒0~25,600円
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AU⇒0~9,500円
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Softbank⇒0~10,000円
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④格安SIMに支払う初期手数料⇒約3,000円
⑤SIMカード手配料⇒約400円
OCNモバイルONEを例に…
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2年縛りの違約金は正直無視していいと思う
2年縛りの違約金は1万円以上かかる場合も多いですが、格安SIMに乗り換えると決めている場合は僕は無視していいと思っています。というのもキャリアだと毎月8000円前後のお金を支払っている人が多いでしょう。しかし格安SIMに乗り換えると月額3000~4000円くらいになる人が多いです。
高く見積もって月額4000円だとしても、キャリアの時に比べると毎月4000円節約できるわけです。1年間で48000円の節約です。このことを考えると、違約金で2万円かかるとしても、5カ月で元が取れてしまいます。1か月後か2か月後に更新月が来るのであれば待つ価値はあるかもしれませんが、数か月間は違約金がかかるのであれば、そんなもの気にせずとっとと乗り換えてしまいましょう。
大手キャリアから格安SIMに乗り換えを検討している人はタイミングを気にせず今すぐに乗り換えるのが正しいと僕は思っています。
乗り換え手順は大きく分けると5つ
キャリアから格安SIMへと乗り換え手順については大きく分けると5つあります。
Ⅰ、MNP予約番号の取得
Ⅱ、格安SIMの契約申し込み
Ⅲ、SIMカード到着・各種設定
Ⅳ、MNP転入手続き
Ⅴ、APN設定、その他アプリ(LINE等)設定、完了
詳しく1つずつ紹介していきます。
※ちなみにMNP予約番号を取得せずに、完全に大手キャリアを解約してから、再度新規で格安SIMの契約する場合はⅠとⅣはしなくても構いません。MNP予約番号を取得して携帯番号をそのままでキャリアから格安SIMへと乗り換えたい場合は、ⅠとⅣの手続きもしなければなりません。
※※スマホを自分で用意するのではなく、スマホもセットで格安SIMの契約をする場合はⅤのAPN設定は格安SIM側でやってくれているので、自分で行う必要はありません。
”APN”とは…スマートフォンなど携帯電話の回線を使ってデータ通信を行う機器において、インターネットのようなネットワークへ接続する際、必要となる設定です。 APNという名前は英語で“アクセスポイント名”を意味する「Access Point Name」の略
※乗り換えを進めていく前に準備しておくべきモノ
・クレジットカード(格安SIMはクレカ払いが原則です)
・身分証明書(運転免許証、健康保険証、パスポート等)
・メールアドレス(できればGmail、無ければYahoo!でも)
・Wi-Fiが使える環境(Ⅳ,Ⅴの手続きでMNP転入手続きが完了すると、キャリアは解約されてしまいます。格安SIMはAPN設定をしなければネットは使えません。その期間(数十分~数時間)にWi-Fi環境が必要になるケースもあるので、家にWi-Fi環境が無ければ近場でWi-Fiが使える場所を探しておきましょう。iPhoneは確実にWi-Fi環境が必要です。)
Ⅰ、MNP予約番号の取得
キャリアでスマホや携帯電話を使っている方で、その携帯番号のまま格安SIMを使いたい人は今のキャリアに連絡をしてMNP予約番号を取得しなければなりません。取得方法については先程お伝えした通りで、連絡をしてMNP予約番号を取得したいとお伝えしましょう。(※あの手この手でMNP予約番号の取得を止めてきますが、無視して大丈夫です)
Docomo⇒151(Docomoの携帯番号のみ)or0120-800-000(一般電話もOK)
AU⇒0077-75470
Softbank⇒*5533(softbankの携帯番号のみ)or0800-100-5533
ちなみに、電話以外でも実際に店舗へ行ったりインターネットのマイページからの手続きをしたりでMNP予約番号を取得することも可能ですが、電話をするのが一番手っ取り早いです。
※MNP予約番号には有効期限があります。予約番号と有効期限をしっかりメモっておき、そして次の作業を速やかに進めていきましょう。格安SIMの申し込みでMNP予約番号と有効期限は必要になってきます。
Ⅱ、格安SIMの契約申し込み
MNP予約番号を取得したら必ずその日のうちに格安SIMの契約申し込みに移りましょう。格安SIMの契約申し込みはOCNモバイルONEを例にお伝えしていきます。
格安SIMの契約申し込みで大切な部分は2つです。
・プランの選択
・SIMサイズの選択
※他にも通話プランの選択や月のGB数の選択、その他オプションの選択をしなければなりませんが、この辺は人それぞれですのでこちらの記事では省略します。この辺の選択は申し込みしてからでも簡単に変更可能なので、とりあえず安く済ませたいと考えている人はとにかく安いプランで済ませましょう。
・プランの選択
プランは基本的に3種類あります。

①パケット専用SIM(データ通信SIM、シングルタイプ)
②音声対応SIM(デュアルタイプ)
③端末セットプラン(音声対応SIM)
これまでのキャリアと同じように使いたい場合は②か③の音声対応SIMを選択しましょう。①のパケット専用SIMは音声通話は基本的にできません。050plusの様なIP電話やLINEやSkype等のアプリによる電話サービスに関しては使用可能です。こちらの記事では②もしくは③で申し込む前提で進めていきます。
ちなみに②の音声対応SIMで申し込む場合はスマホを自分で用意しなければなりません。元々使っているスマホをそのまま使うのか新たに買うのかは人それぞれですが、契約する格安SIMに対応したスマホを用意しなければ使用できないので注意が必要です。格安SIMでは動作確認済み端末一覧と呼ばれる表を作成しているので、自分でスマホを用意する場合は必ず契約する格安SIMで自分の端末が使えるかどうか確認してから購入をしましょう。(この部分については後程更に詳しく説明します)
スマホの購入はイオシスがおすすめです。
⇒イオシスでの購入はこちらから![]()
スマホについて調べるのが面倒!という方は③の端末セットプランを推奨します。後半で説明しますが、正直格安SIMの契約する上で一番面倒なのがスマホを選ぶことです。しかし端末セットプランで格安SIMと契約すればⅤのAPN設定の必要もありませんし、動作確認するのかどうか自分で選ぶ必要もありません。面倒な手間を省きたい人は端末セットで申し込んじゃいましょう。
・SIMサイズの選択
SIMサイズはスマホによって違います。nanoSIM,microSIM,標準サイズの3種類のサイズがあります。これも先程の動作確認済み端末一覧のページに記載があります。SIMサイズを間違ってしまうとスマホに挿入ができず再度発送手続きをしなければならないので二度手間です。必ず調べておきましょう。
ちなみにOCNモバイルONEではマルチカットSIMと呼ばれるSIMを使っていて、届いたSIMを自分でカットすることでnanoSIM,microSIM,標準サイズへと対応させることができます。

契約申し込みも流れに沿ってやっていけば難しくありませんので、一つずつゆっくりやってみてください。
Ⅲ、SIMカードの到着・各種設定

契約申し込みが終わると数日以内にSIMカードや契約書類が家に届きます。
スマホを自分で用意する場合はLINEや電話帳・画像等を新しいスマホへ移す準備をしましょう。SDカードがあればSDカードにデータを移すだけでいいので簡単です。元々使っているスマホをそのまま使う場合は必要ありません。
・LINEのアカウント引継ぎの方法

※OCNモバイルONEの場合はこの時点で”OCNモバイルONE”というアプリをダウンロードしておくことをおすすめします。MNP転入手続き後にスマホでネットが使えるようにAPN設定が必要なのですが、その際の設定が楽になるからです。MNP転入手続き後はキャリアが解約されてしまうので、Wi-Fi環境が無いとダウンロードできない様になってしまいます。
Ⅳ、MNP転入手続き
スマホを変更する準備が整ったら、MNP転入手続きを行います。MNP転入手続きを行えば自動的にキャリアは解約されます。切り替え完了(数十分~数時間)すれば電波が無くなり圏外になってしまいます。

※格安SIMの会社によってはホームページからの手続きではなく、電話での手続きが必要な場合もあります。
電波が無くなったことを確認すれば、スマホのSIMカードを差し替えましょう。

SIMカードの取り付け方です。

Ⅴ、APN設定・その他設定
SIMカードを差し替えてもこのままではスマホは圏外のままです。最後にAPN設定が必要となります。OCNモバイルONEアプリをダウンロードしていれば設定はスムーズです。個人的に一番複雑だと思ったのは↓画像12番のアクセスポイントの編集ですね。一度も経験した事無い人にとってはよくわからない作業だったので^^;

APN設定が完了すればLTE回線が使用可能となります。僕の場合は手続き完了後数十分繋がりませんでしたが、しばらく待っていれば繋がる様になりました。繋がらない場合は少し時間を置いたり、再起動したりしてみてください。
LTE回線が繋がれば各種設定を最後に行えば、完了です。僕の場合はLINEの引継ぎだけでした。

まとめ
どうだったでしょうか?
複雑な様に見えても、一つひとつの作業を見ていくと難しい作業は一切ありません。もしわからない部分があっても格安SIMの会社が電話サポートやチャットサポート等をやっていますので聞く事も可能です。毎月の通信費を節約したい人は是非格安SIMへの乗り換えを検討してみてください。

乗り換える際の注意点
ではここからは乗り換える際の注意点についてお伝えをしていきます。主に注意すべきことは一つだけで、スマホを自分で用意したりキャリアの時から使っているスマホをそのまま格安SIMでも使用したりする場合に、契約する格安SIM会社で本当にそのスマホが使えるかどうかが結構複雑なのでその部分を解説していきます。格安SIMで端末セットで契約する場合はここから先は特に読む必要はありません。
キャリアのスマホをそのまま使うなら元々のキャリアと格安SIMの回線を合わせる
キャリアのスマホをそのまま継続して使う場合は、格安SIMの回線がキャリアと同じかどうかを必ず確認しておきましょう。格安SIMの回線は大手キャリア(Docomo、AU、Softbank)のどこかの回線を使っています。もしDocomoのキャリアで契約していたなら、格安SIMもDocomoの回線を借りている格安SIM会社で契約をするようにしましょう。
※少し難しい話になりますが、各キャリアでは通信方式や周波数帯が違ってきますので、キャリアの時と回線が違う格安SIMの会社で契約をしてしまうとスマホの電波が繋がらずに圏外の状態になってしまう可能性があります。
Docomo回線の格安SIM…mineo,BIGLOBE,イオンモバイル,LINEモバイル,LIBMO,エキサイトモバイル,楽天モバイル,U-mobile,OCNモバイルONE
AU回線の格安SIM…mineo,BIGLOBE,イオンモバイル,楽天モバイル,UQ-mobile
Softbank回線の格安SIM…mineo
(※2019/6現在 1社で複数の回線を提供している格安SIMもあります。)
⇒mineo
スマホを新たに用意するならSIMフリースマホが楽
スマホを新たに用意する場合は、キャリアのスマホを使わずにSIMフリースマホを購入するのが一番楽です。キャリアのスマホを購入して使う場合はSIMロックやらネットワーク制限やらを確認しなければいけないからです。面倒なことはしたくないけど新しいスマホを購入したい!って人はSIMフリースマホを購入しましょう。
僕はイオシスで購入しました。
SIMロックとネットワーク制限とは
シムロックとは…キャリアが「スマホを購入したキャリア(会社)以外では使用できない」という制限をかけること。シムロックをかけられていたら、例えばAUで購入したスマホはAU以外のキャリアでは使用できないと制限をかけられています。(回線が同じ格安SIMならばシムロック解除していなくても使える可能性あり)
※最近流行りのシムフリースマホならばシムロックは一切気にする必要はありません。
ネットワーク制限とは…残債(ローン)を全て払わなければ買った端末(スマホ)が途中で使えなくなること。
スマホが格安SIMに対応しているか各会社で確認
スマホが格安SIMに対応しているかどうかは各社違うので必ず確認しておきましょう。
OCNモバイルONEではこんな感じになっています。
SIMロック解除が必要かどうかも確認しておく
キャリアから格安SIMへと同じ回線を使用している場合、基本的にはSIMロック解除は必要ありませんが、それも端末によったりキャリアによったりで変わってきます。この辺も格安SIM各社の動作確認済み端末一覧のページに記載されていますので、SIMロック解除が必要かどうか必ず確認しておきましょう。
SIMロック解除は条件がいくつか必要ですが、どのキャリアでもSIMロック解除をすることは可能です。詳しくは各キャリアに電話をして聞いてみましょう。こちらの記事では省略させて頂きます。
スマホを買い替える場合はイオシスで買おう
何度かお伝えしていますが、スマホを買い替える場合はイオシスでの購入がおすすめです。というのもイオシスではネットワーク制限(赤ロム)に関しては永久保証してくれているからです。メルカリやヤフオクでもスマホは販売されていますが、万が一の購入後のトラブルを無くすためにもイオシスを活用しましょう。

LINEは万が一の為PCからもログインできるようにしておく
LINEアプリに関しては万が一の為、PCからもログインできるようにしておくことをおすすめします。もし引継ぎを失敗した時やID・パスワードなどを忘れてしまった時など、スマホ以外からログインできるようにしておかないと再ログインできずに新規登録をしなければいけないからです。
やり方はこちらをどうぞ。
まとめ スマホを自分で用意する場合が少しややこしい
いかがだったでしょうか?
スマホをキャリアの時から継続して使う場合や、自分で買い替える場合は少し複雑だと感じた人も多いかもしれません^^;でもこれも結局伝えたい事は2つだけです。
・キャリアと同じ回線の格安SIMで契約をする
・格安SIMの契約会社で動作確認済み端末一覧を必ず確認する
この2つさえチェックしておけば、自分でスマホを用意する場合でも心配する必要はありません。そして買い替える場合はイオシスで購入すればネットワーク制限(赤ロム)に関しては永久保証してくれているので購入後のトラブルは防げます。
キャリアから格安SIMへと乗り換えを検討している方は是非こちらの記事を参考にして乗り換えてみてください!最後まで読んで頂いてありがとうございました。
Docomo回線の格安SIM…mineo,BIGLOBE,イオンモバイル,LINEモバイル,LIBMO,エキサイトモバイル,楽天モバイル,U-mobile,OCNモバイルONE
AU回線の格安SIM…mineo,BIGLOBE,イオンモバイル,楽天モバイル,UQ-mobile
Softbank回線の格安SIM…mineo
(※2019/6現在 1社で複数の回線を提供している格安SIMもあります。)
⇒イオシスでの購入はこちらから⇒mineo
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