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三嶺とは
三嶺は高知県と徳島県にまたがる山で標高は1893mあり高知県の中では最高峰の山です。
色々な登山道での登り方があったり、縦走もできたり、そして山小屋も山頂や登山道中にあるので、三嶺は楽しみ方がたくさんありそうな山です。今回三嶺への初めての登山でしたが、光石登山口から登山しました。三嶺への登山の仕方で一番厳しい登山道と言われていて、登山口から山頂までの高低差は1000m程で登りで4~5時間近くかかりました。簡単な登山道だと2~3時間程度で登れる登山道もあるとのことです。
三嶺登山の当日の予定
5:30 南国市役所(高知県の市役所です)
6:50 光石登山口
7:10 登山出発(フスベヨリ谷コース)
8:10 八丁ヒュッテ(山小屋)
11:40 青ザレ水場(水飲み場)
12:10/12:30 三嶺
13:30 カヤハゲ
14:50 さおりが原
15:45/16:00 光石登山口
17:20 南国市役所
・登山口から山頂までの標高差…約1000m
・登山難易度(初心者/初中級者/中級者/上級者)…上級者(標高差1000mはしんどいですし、何より登山道が物凄く難しいです。フスベヨリ谷コースは道はあって無いような道ばかりなので地図や方位磁石が絶対必要ですし、地図が読めない人は行かないことをおすすめします。沢沿いを登っていくため滑るとケガをする可能性もあります。一人で登る事もおすすめしません。)
・歩行時間…約8時間(登り5時間弱、下り3時間強)
・登山時期…2018/5/27
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名目は三嶺清掃登山
今回の登山はただの登山ではなく、三嶺を清掃する為の登山でした。
僕は初参加ですが、今回で第40回目となる三嶺清掃登山とのことでした。1回目はまだ僕は生まれていませんし、歴史を感じるイベントです…。
清掃登山というのはその名の通り登山しながらゴミを拾っていく事です。一人一枚のビニル袋を持って登山出発です。

ちなみに僕は高知勤労者山岳会という団体に所属しています。
高知県にお住まいで登山をしたいけどする人がいない…なんて方はこちらに所属して色々な山に登ってみませんか?
アクセスの方法・地図等
登山口までのアクセスはナビに”光石登山口”と入れたら出てくると思います。
地図はこちらで入手できます。無料会員登録が必要です。
登山コースはこんな感じです。イメージして頂ければと思います。

光石登山口
登山口は駐車場とトイレがあります。
トイレの横の登山口から出発です。


フスベヨリ谷コース(八丁ヒュッテ経由)で登山開始
トイレ横の登山道から登山していくと、20分前後で分かれ道があります。
今回写真を撮っていませんが、その分かれ道で八丁ヒュッテ経由のフスベヨリ谷コースか、今回下山で通ったさおりが原とカヤハゲを通るコースかが決まります。
地図で言うとこの場所だと思います。この分かれ道は標識が立っているのでわかりやすい…というか確実にわかります。ここまで一本道ですし。

フスベヨリ谷コース(八丁ヒュッテ経由)は難しい
フスベヨリ谷コースは高低差1000mも中々きついのですが、それ以上に道が本当に難しいです。地図を見ると沢沿いに延々と登っていって、沢が終わったあたりからは笹が出始めてくるのでそこを登っていく感じです。登山道はあって無いような道ばかりです。一応申し訳ない程度にリボンがちらほらとありますが、古いリボンもあって無くなっている場所もあるので、リボンを目印に行くことはやめといた方がいいです。あくまで目印程度の認識でいた方がいいです。
沢も滑りやすいですし、その辺は確実に登山道は無いので自分である程度道を決めて登っていく事になります。見極めを間違えると物凄いしんどいコースになりますし、何より遭難の可能性も高いです。地図を読めなければ行かない方がいいでしょう。地盤も脆いし道も細いので場所によっては足を滑らせると5mとか10mくらい転落してしまうような場所もありました。万が一事故が起きた時に一人だとどうしようもないので、2人以上で行かれた方がいいでしょう。
序盤の登山道はこんな感じです。
この時点で標高は900m。ここから1000mくらい登っていきます。中盤くらいまであまり登らないのですが、最後終盤でいっきに登っていきます。なので最初の方は結構楽です。





途中で綱附森との分岐がある
30分くらいですかね、登っていると綱附森と三嶺の分岐点があります。
ここから綱附森も行けるみたいです。少し興味はありますが今回は三嶺です。

八丁ヒュッテ到着
登り始めて1時間くらいで八丁ヒュッテに到着です。
カギは空いているみたいで、無人小屋みたいでして使おうと思えば誰でも使えるみたいです。
中身に関してはこちらのブログで写真が載っています。(画像を引用させて頂きました。)




下にはベンチもあるので、休憩にはぴったりの場所です。

ここからは沢沿いを延々と登っていく
八丁ヒュッテあたりまでは登りもほとんどなく楽な道です。
ここからしばらく行くと沢沿いを延々と登っていくので少しずつきつくなってきます。道も難しくなってきます。









上の方に見えているのが山頂です。まだこの時点で200-300m程度しか登っていないとのことで、ここから一気に登っていきます。


印象に残っているのはトリカブト
一番印象に残っているのはトリカブトが大量にあったことです。人間にとってはもちろん毒ですが鹿にとっても毒みたいで、鹿の食害が酷い地域と言われていますがトリカブトだけは大量に生えていました。ヨモギと似ているみたいで、間違っても食べないように気を付けてください…。





山椒も良い香り
山椒も結構生えていて、良い香りでした。
手にとって少し手で擦ると香ってきます。


沢沿いの景色
沢を登りながら撮った写真をいくつか。
沢を横切ることもあるので滑りにくい場所を見つけていかなければなりません。それにしても倒木が凄いです。20年くらいまでは倒木などはほとんどなく、もっと登りやすい登山道だったそうです。






山頂近くになると湧き水がある
沢が終わってもまだまだ登っていきます。
ある程度登ると、周りが笹だらけになってきます。山頂が近づいている証拠です。








山頂近く、周りが笹だらけになったところで水飲み場があります。
湧き水ですが、生で飲んでも問題ありません。暑い日だったので冷たい湧き水がとても美味しかったです。



笹を少し歩くと山頂到着
水飲み場から更に30分程歩きます。
縦走している人を見かけて、縦走も気持ちよさそうだな~って思いました。いつか縦走してみたいですね。
とまあ、今では思えるわけですが、この時は登りばかりが続いてヘロヘロでした。物凄くしんどかったです。




この標識が見えたら後はもうほんの数分です。




山頂が見えました。

山頂には10~20人ほど人がいた

登山中は誰とも出くわさなかったのですが、山頂に行くと結構人がいました。

すぐ近くに山小屋もあります。写真だえと見えにくいですが、赤い屋根です。

山頂から見える景色です。



下山はカヤハゲ-さおりが原を取って下山
帰りは登りとは違い、カヤハゲ-さおりが原を経由して下山します。
下山し始めは急勾配で少し下山しにくいです。鎖やひもがあるのでそれらを上手く使って下山していきましょう。
上に見えるのが山頂です。少し下ってきたところで一枚パシャリ。

こちらは行きとは違い単純な登山道
下山は道自体は単純でした。一本道でわかりやすい道が比較的多かったです。
まあわかりにくい場所もあったのでその辺は注意しないといけませんが…至る所にリボンがあったので、カヤハゲ-さおりが原コースは遭難は比較的しにくいコースなのでは?と感じました。ただまあ一人で行けるか?と言われると自信はありません。道がわかりにくい場所は何か所かありました。





カヤハゲでは分岐点
カヤハゲに到着すると大きな分岐点です。
間違えることは無いと思います。
さおりが原に向かって進んでいきます。ここから剣山にも行けるとのことで、いつか行ってみたいですね。



さおりが原にはトイレがある
しばらく歩くとさおりが原に到着。もうこの時点でヘロヘロです。早く下山完了しないかなあ…と頭の中でずっと思っていました。
たださおりが原の時点でまだ標高が1170mです。まだここから300m弱下りないといけないので、まだまだ歩かないといけません。
トイレもありますしこの辺だとキャンプできそうですね。




無事下山完了
さおりが原から1時間弱歩いてようやく下山…トータル8時間歩行したので本当に疲れました。
三嶺は登り方色々、山小屋もありますのでこれからも何度も登っていきたい山ですね。
初めての清掃登山でしたが、三嶺と後は綱附森に行かれたメンバーもいて、二つのパーティーでゴミの量は3キロでした。他のチームもいまして、全体では6.9キロ。結構な量でした。いつもはゴミが落ちているかなんて気にせず登山していますが、気にしながら登山してみると意外とゴミが落ちている事に驚きました。清掃登山の時だけではなく、普通に登山に行く時もゴミがあれば積極的に拾っていきたいと思います。山を綺麗にしていきたいですね。
最後まで読んで頂いてありがとうございました(^^)/
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