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信用取引はリスクさえ知ってれば怖くない
信用取引は怖い怖いと言われていますが、リスクさえ知れば怖いものはありません。リスクさえ知ることができれば、後はリスクを避けるためのリスク管理さえ行えばリスクを回避できます。
信用取引を怖いと言っている人はこのリスクというものを知らないから怖いのです。信用取引についてのリスクはどんなものがあるか、それをこちらの記事でしっかり理解していきましょう。
信用取引における3つのリスクです。
・空売りで損失無限大のリスク
・レバレッジを掛け過ぎるとハイリスクハイリターン
・手数料の種類の増加(金利、貸株料)
現物取引のリスクのおさらい。
まずは現物取引のリスクについておさらいです。現物取引も3つのリスクが存在します。
・値下がりリスク
・流動性リスク
・倒産リスク
現物取引のリスクについて詳しくはこちらをどうぞ。
信用取引のリスクとは
では信用取引のリスクについてです。こちらも3つあります。
・空売りで損失無限大のリスク
・レバレッジを掛け過ぎるとハイリスクハイリターン
・手数料の種類の増加(金利、貸株料)
では、一つずつ説明していきますね。
空売りでの損失無限大のリスク
信用取引では空売りが可能です。株式投資では株を安く買い高く売って利益を出すのが基本ですが、信用取引だと高い株価の株を(証券会社から株を借りて)売って、そして安くなったところで株を買い戻して(証券会社に借りた株を返す)利益を出すことも可能です。
そもそも信用取引とは?については別記事で詳しく書いています。
現物取引のリスクで値下がりリスクについて紹介しました。現物取引の場合で最大の値下がりリスクは自分か購入した株価が1円になることです。株価が1円なんて滅多になりませんが、現物取引の場合は投資資金を全て1銘柄に投資している場合、株価が1円になると投資資金の99%失うでしょう。現物取引での最大のリスクは、投資資金を99%吹き飛ばしてしまうことです。
しかし空売りの場合は損失が無限大となるので注意が必要です。株を買った場合は最悪でも株価は1円までにしか下がりませんが、株価というのは上限が存在しません。ということは空売りをした場合は理論的には損失が無限大となります。
具体例、1000円でとある銘柄を空売りしたとする
1つ具体例で空売りの怖さを紹介します。
とある株価を1000円で空売りしたとします。株価が1000円から下がれば利食いできるのでいいのですが、もし自分の考えとは逆に動いて株価が大きく上昇したとします。
もし株価が上昇して2000円になった場合、その時点で投資資金全額で空売りしていれば投資資金は全て失ってしまいます。しかし空売りの場合はここからが恐ろしいことになっていきます。株価が2000円では止まらずに、更に上昇していけば、損失は更に大きくなり、投資資金以上の損失になっているので借金となってしまいます。
ストップ高を付けていれば損切りしたくてもできない
”2000円に株価が上昇する前に買戻しをして損切りをすればいいのでは?”
と思ってしまいますが、もしストップ高が連日続いていれば損切りはしたくてもできませんよね。こんなことが起こる可能性って物凄く低いですが、株式投資という世界では99回勝っていても、たった1度のミスでお金を全て失う可能性のある世界です。
その為、空売りをする場合は最大限注意をしてやらないと、たった1度のやられで投資資金を全て失ってしまうので注意してください。
レバレッジを掛け過ぎるとハイリスクハイリターン
信用取引は自己資金の約3倍の資金を使って投資が可能となります。当然3倍の資金を使うと収益も損失も3倍になります。
これまで株式投資で継続して勝ってきてるし、フルレバレッジにして一気に3倍の利益を手に入れてやろう!なんて思ってフルレバで信用取引をする人が多いですが、収益も損失も一気に3倍になってしまうと今までと同じような投資は絶対にできません。
極端な話、100万円で投資をしていた人間がいきなり1億円の資金で今までと同じようにやれと言われてもできませんよね。それと同じです。投資資金や収益・損失というのはその人のレベルに合わせて少しずつ増やしていかなければなりません。急に増やしてしまうと、今までと同じようにすることはできないので注意をしましょう。
株式投資で勝つ為には、手法とメンタルと相場観の3つが合わさる事で勝てる投資家になれます。
手数料の種類の増加(金利、貸株料)
そして最後は手数料の種類の増加です。現物取引での手数料では、売買手数料の1つだけでした。しかし信用取引になると、更に二つかかります。
信用取引で株を買った時に、「金利」がかかります。
信用取引で株を空売りした時に、「貸株料」がかかります。
注意点は売買手数料のように買った時と売った時だけかかるものではなく、株を持っている間、常にかかってくるものです。金利も貸株料も証券会社によって率は変わってきますが、大体年間で2~3%くらいでしょう。100万円で信用取引をしていれば、年間で2~3万円の金利(または貸株料)がかかります。
そのため、信用取引で長期投資をすると取引コストが高くつきます。信用取引をしていくなら1ヶ月あたりの短期投資が向いています。長期投資なら現物取引にしておきましょう。
信用取引するならおすすめの証券会社
信用取引のリスクについて3つお伝えしましたので、最後に信用取引をしていく場合におすすめしたい証券会社について紹介します。信用取引はどこの証券会社でもできますが、やはり現物取引と違って金利と貸株料が別途かかりますので、売買手数料が安い証券会社を選びたいところです。
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更に詳しくは別記事でまとめています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
信用取引の3つにリスクについてわかって頂けたら嬉しく思います。
・空売りで損失無限大のリスク
・レバレッジを掛け過ぎるとハイリスクハイリターン
・手数料の種類の増加(金利、貸株料)
信用取引のリスクはこの3つでしたね。信用取引をやっていくのであれば、しっかりとリスクを知った上でやりましょう。そして一発退場する可能性があるようなリスクを取らず、しっかりリスク管理をした上で信用取引を行っていってください。
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