三嶺近くにある白髪山(標高1,770m)と平和丸(標高1,700m)へ日帰り登山してきました。この2つの山は四国で有名な三嶺や剣山とも近く、どちらの山もそのまま登山で行ける範囲内にあります。小屋や水場もいくつか存在するので、小屋で1泊して三嶺や剣山を縦走する人も多く、さまざまなコースでの登山を楽しむことができるでしょう。
Contents
白髪山へのアクセスや登山道のルートについて
まずは白髪山登山口への行き方や登山道のルートについて解説します。
登山地図・登山コース・コースタイム
登山難易度としては標高差が330mしかありませんし歩行距離もあまりありませんので登山初心者でも問題なく登れるでしょう。白髪避難小屋あたりまで行けば三嶺や剣山を目指す登山客と出くわすことも多いので、何かあったとしても最悪助けを求めることもできます。
⇒三嶺の天気予報(三嶺は白髪山から近い山)
地理院地図の地図を印刷して山へ持って行っています。YAMAPアプリをスマホでインストールしておくと、登山中にマップが表示されるので道迷いのリスクをほぼゼロにできます。
地理院地図で磁北線の表示方法は↓記事で解説していますが、【ツール】⇒【その他】⇒【磁北線】とクリックすれば磁北線が引けます。
【車】高知駅から白髪山登山口までのアクセス
白髪山・平和丸登山に用意しておきたい登山用品
ツェルトは登山用の小型軽量テントで山でビバークする時に雨風や低体温症を防ぐために必要なもの。山では何が起こるかわかりませんので日帰り登山であろうと自分の命を守るために必ずツェルトは用意しておきましょう。遭難時くらいしか使用頻度はないのでほとんど使うことはありませんが、重量は100gくらいですしお守りと思ってザックの隅っこに入れておいてください。
白髪山登山口から白髪山・平和丸登山の記録
実際に登山した日の記録です。

白髪山登山口から白髪山山頂まで
白髪山登山口に到着。ここは車が20台くらいは停められますしトイレや小屋もあるので比較的便利な登山口です。白髪山山頂は登山口から1時間くらいあれば登れます。ただ標高差は300mくらいありひたすら登りなので体力的にはきつい1時間となります。
登山口に地図があってどんな山に行けるかがわかります。ここから三嶺に行く人もいるでしょうし剣山に行く人もいそうです。どちらも日帰りだと厳しく1泊は最低でも必要でしょうね。
登山開始。ひたすら登っていきます。
山頂近くの開けた場所に出ると白髪山登山口の駐車場が見えます。自分たちが停めた車も見えました。
この標識が見えるともう山頂間近です。白髪山に行かない人はこのまま三嶺・剣山へ行けます。

白髪山山頂到着
白髪山山頂に到着。ずっと登りばかりなのでたった1時間でも結構きつかったです。少し休憩してから平和丸へ向かいます。

白髪山山頂の看板奥から見えるのが三嶺で高知県最高峰の山です。奥に見えるのが三嶺で手前がカヤハゲ。ここから稜線沿いに歩いていけば白髪分岐に行った後カヤハゲ、三嶺へと登れます。
今回は白髪分岐まで行った後は平和丸へと向かうので三嶺方面には行きません。ちなみに平和丸をずっと先まで進んでいくと剣山へと行けます。

白髪山山頂から平和丸まで
白髪山山頂から平和丸へと向かいます。ここからは標高自体はほとんど変わらず多少のアップダウンがある程度なのでそこまでしんどくはありません。
三嶺付近はシカの食害が酷いみたいで至る場所で鹿の食害対策がされていました。笹も食べられすぎたのか枯れているのも多かったです。

白髪分岐に到着。ここから三嶺までは4.5kmで剣山までは12.5kmとのことです。剣山へ行くならば1泊どころか2泊は必要かもしれませんね。ここからはカヤハゲも三嶺山頂も見えて景色が良かったです。
平和丸へはここから東に行きますが、ずーっと稜線沿いに行けば剣山へと到着します。

白髪分岐から東に少し歩くと白髪避難小屋に到着します。結構綺麗でした。小屋の手前に「ふるさと林道」があり、帰りはここから下山予定です。ただしこの道は少し荒れているので下山時は注意しましょう。
ちなみに白髪避難小屋にはトイレがありません。昨日泊まっていた人がいたみたいでここからすぐ近くにティッシュが大量に…^^;ティッシュは自然に還るのでまあいいですが、せめて埋めるくらいはしてほしいですね。
平和丸に到着
白髪避難小屋から30分くらい稜線沿いに歩くと平和丸へ到着。山頂というよりかは稜線沿いにぽつんと標識が置かれている感じでした。

平和丸から林道が見えます。ふるさと林道から下山をすると林道を歩いていくことで、車を停めた白髪登山口へと到着します。

平和丸から見た白髪山。真ん中に見えているのが白髪山山頂です。

平和丸からふるさと林道を通って下山が…
帰りはふるさと林道から下山…の予定が道を間違えてしまい、水場へと向かってしまいました。ふるさと林道のすぐ近くに水場へと行ける道もあり、そこから登山客が登ってきたことで勘違いして自分たちはそこを下ってしまいました^^;
道を間違えた場合や迷った場合は本来なら必ず引き返すことが正解です。しかしこの日は時間があったことと地図を見る限りうまくいけば登山道に合流できることがわかったのでそのまま行くことになりました。
水場方向へと下山し水場まで行ってしまいました。そこからは明らかに登山道がなくなったので、ザレ場を少し登り登山道へと合流。登山道以外には人が来ないのか、鹿の糞が大量に落ちていたのが印象に残っています。
ザレ場は傾斜も急だし滑りやすいしでとても怖かったです。手で掴むところもほとんどありませんでしたし、もし滑って滑落したら沢まで10mくらいはノンストップで転げ落ちる場所でした。他の登山メンバーは登山歴数十年のベテランばかりなのですいすい進んでいる中、自分だけびくびくしながらとてもスローペースで慎重に進んでいきます。ある程度進むともう引き返すのも危険でしたので進むしかありませんでしたが命の危険を感じました。
沢から少し登ることでようやく登山道に合流。登山道以外を歩くことのリスクを体で感じた一日です。

登山道に合流したもののふるさと林道は道が荒れているので、登山道自体も怖いと感じる箇所は多かったです。滑りやすい場所が多く、もし滑ってしまうと数m滑落しそうな場所もありました。注意して歩かないとケガをする可能性があるでしょう。
林道に到着
下山しなんとか林道へと到着。ここからは車に気を付けるくらいですね。
林道を歩いているとイタドリ、山椒、イチゴを発見。もっと山菜が詳しければ山の中でたくさん見つけられるんでしょうけど自分にはこのくらいが限界です。

30~40分くらい歩くと白髪山登山口に到着しました。怖い思いをした一日でしたが無事戻ってこれて良かったです。登山の面白さと怖さをまた一つ味わえて良い登山となりました。お疲れさまでした。
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