剣山へ真夏の8月に登山
真夏こそ標高の高い山が涼しくて気持ちいいと思い、8月の真夏の暑い日に西日本で2番目に標高の高い山、剣山(1,955m)へと登山に行ってきました。四国の山は設備が整っている山などどこにもないと思っていたのですが、剣山はリフトで山頂近くまで行けたり、山頂にはお食事処や寝床、綺麗な水洗トイレがあったりと、関東での登山を思い出すかの様に設備の整っている山だったのが印象的でした。
剣山登山 当日の予定
行った日…2019年8月18日
8:45/9:00 見ノ越登山口
10:10/10:20 西島駅(リフト終点)
10:40 刀掛けの松
11:30/12:30 剣山山頂 お昼ご飯
下山~ジロウギュウ分岐、大剣神社~
13:30 西島駅
14:30/14:50 見ノ越登山口
帰宅
登山難易度…初心者向け 道はわかりやすいですし、登山客も多いので最悪なんとかなります。遭難する可能性は限りなく低いでしょう。歩行時間もリフト(ロープウェイ)使わずとも登り2時間半、下り2時間くらいと短いです。西日本2番目に標高の高い山ではありますが、登山初心者でも楽しめる山です。
剣山はリフト(ロープウェイ)があり登山初心者でも安心

剣山はリフト(ロープウェイ)があるので、それに乗れば山頂まで後1時間くらいのところまで登ることができます。ただ、料金が割と高いです^^;できるならば使わず登りたいですね。
・料金
【往復】大人:1,860円、小人:870円
【片道】大人:1,030円、小人:510円
・営業時間
4月20日(土曜日)~12月1日(日曜日)
通常 9時00分~16時45分
GW(4月27日~5月6日)9時00分~16時45分
夏期(7月23日~8月28日)8時00分~17時45分
地図は地理院地図から用意できる
剣山の地図は地理院地図から取得できます。
本格的な地図が欲しければAmazonで購入しましょう。
⇒山と高原地図 石鎚・四国剣山 東赤石山・三嶺 (山と高原地図 56)
剣山周辺の地図はこんな感じ。

今回歩いたコースはこんな感じです。途中でキレンゲショウマの群生地に寄り道しています。2019年8月18日に行きましたが、キレンゲショウマ群生地ではまだつぼみの状態のモノも多く、たくさんのキレンゲショウマを見ることが出来ました。花に興味がある方は是非群生地に寄り道してみてください。


剣山から高知県最高峰の山、三嶺へと縦走することもできます。流石に日帰りは厳しいですが、途中の白髪避難小屋等の寝床はいくつかあるのでそれらを活用すれば1泊で縦走ができます。

光石登山口から三嶺登った時のことをこちらで記事にしています。
剣山山頂目指して登山出発
高知県から2時間ちょっと車を走らせて、剣山の見ノ越登山口に到着。8月の真夏日でしたが登山口の時点で標高が1,450mくらいあるので車から出ると比較的涼しかったです。汗はかくだろうけどこれくらいなら真夏でも登山できそうかな~という感じでした。
駐車場は広いしご飯屋さんも色々と
見ノ越登山口は駐車場がたくさんあるので満車になる可能性は少なそうです。それでも秋の紅葉シーズンだともしかしたら…という可能性もあるかもしれませんので、なるべく早めに行った方がよさそうですが。1,2階ともに車が止められて、ここ以外にもいくつか駐車場があるみたいです。

この駐車場の2階に行けばリフト(ロープウェイ)乗り場があります。使う人はここから西島駅まで行きましょう。

階段上ってお参りしてから登山開始
駐車場から登山口前の階段に行くまでのほんの1分程ですが、民宿やご飯屋さんがあります。


右の階段を上ります。


登ると神社があります。剣山では至る所に神社があり、それも印象に残る部分でした。色々と歴史のある山なんだろうな、と思いました。

登山に入る直前に有難いことに湧き水が用意されています。飲み水に使えるとのことですが、もちろん自己責任で。まあ何も起こらないとは思いますが、沸騰させずに山の水を飲むのは多少なりともリスクはありますからね。三嶺に行った時は山の湧き水を飲みましたが、僕は今回は飲まずでした。親切にペットボトルも用意してくれています。

登山してしばらくするとリフト(ロープウェイ)で登る人が見える
剣山山頂を目指して登山開始。標高が高いと行っても歩き始めるとやっぱり暑いので、登山道をゆっくり登っていきます。
山頂までは4キロも。


わかりやすい登山道をひたすら登っていきます。この山で遭難することはまず無いと思います。
登り始めて10分くらい経つと、リフト(ロープウェイ)が頭上を通っていきます。四国でこういう光景を見るのが本当に不思議な感じです。これまで登ってきた山ではこんなに設備が整っていた山が無かったので^^;登山装具をほとんど揃えてなくても剣山は山頂まで比較的簡単に行けるので、山頂の気分を味わいたい人にはおすすめの山ですね。

しばらく歩いていると剣山山頂かな?にある建物が見えます。この建物が見えると、リフト(ロープウェイ)終点の西島駅までほんの少しで到着します。


リフト(ロープウェイ)の終点西島駅へ到着
西島駅に到着です。ここから山頂までは1時間ちょっとかかります。リフト(ロープウェイ)で山頂までは行けないのは面倒だと感じる人も多いと思いますが、少しくらいは登山も味わってほしいとも思います。


西島駅ではドリンクや雨具も販売されています。軽装で来ている人にも安心ですね。ここから山頂までは1時間くらいですし、500mlか1Lくらいあれば山頂に行けるでしょう。山頂に行けば食べ物も色々と売っているので、登山装具がほとんど無くても山頂まで行けてしまいます。


山頂まであと半分といったところでしょうか。刀掛けの松に向けて出発です。

リフト(ロープウェイ)の横から階段を上っていきます。

ここから見る景色がいい感じ。


刀掛けの松到着後キレンゲショウマ群生地へ寄り道
20分くらい歩くと刀掛けの松に到着。


予定ではこのまま山頂へと向かうのですが、少し時間があったのでここから西に行ってキレンゲショウマの群生地へと向かいました。僕自身はまだあまり花には興味がないのですが、パーティーの方々は花が好きな人が多く、行く事に。皆さんお花に詳しい人ばかりで、僕も少しずつ知識をつけていっていずれは興味が持てればなあ…なんて思っています。
1時間くらい掛けてキレンゲショウマの群生地をぐるっと一周回って観察してきました。もう時期が終わっているかも…と言われていましたが、まだまだたくさん咲いていて、つぼみの状態のも多く、良い感じでした。



ミツバチが蜜吸っているのを偶然撮れました📷

再度刀掛けの松へ戻り山頂へと向かう
ぐるっと回ってまた刀掛けの松に戻ってきて、ここから山頂へと向かいます。階段上り続けて30分くらい経つと鳥居が見えてきて、そこが山頂です。


山頂はご飯屋さん、寝床、お店、水洗トイレなど至れり尽くせり
鳥居をくぐるとさっそく色々と販売してるお店とお食事処がありました。今回は寄っていませんが、次回来る時は是非こちらのお店でお昼ご飯を食べてみたいです。

神社が多いので、お守りとか販売してるんですかね。

お食事処。山頂では何を食べても美味しいですが、こういう場所でお昼を食べると更に美味しいんでしょうね。食べ物は人力で運んでいるそうです。
実際の山頂まではあと5~10分程歩きます。山頂はしっかりと舗装されていて、こんな形になっていて標識が出ている剣山山頂の場所を目指します。

色々な場所でのんびり休憩されている登山客がいます。

山頂が見えました。

剣山山頂の標識前でお昼ご飯
剣山山頂の標識は2つありますが、1つはほとんど見えにくくなっていました^^;ここでお昼ご飯を食べました。


一番良かったのが剣山山頂から見る、ジロウギュウの景色。ジロウギュウは西日本で3番目に高い山で、剣山山頂から1時間くらいでジロウギュウ山頂へと行けるみたいです。今回は時間が無かったので行けませんでしたが、いつか行ってみたい山ですね。ジロウギュウから見る剣山の景色を見てみたいです。
ちなみに下の画像を稜線沿いにずっと歩いていけばジロウギュウ山頂です。山頂も画像に見えている一番高い部分が山頂です。

下山はジロウギュウ峠を下っていく
下山ではジロウギュウ峠を下っていき、途中で右折して大剣神社を経由して、リフト(ロープウェイ)終点の西島駅へと下山していきます。そこからは登山と同じ道を戻っていきます。
ジロウギュウ峠を下っていると、このままジロウギュウ山頂目指して登ってみたくなりました。

分かれ道を右に行き大剣神社へ
分岐を右に行った後しばらく歩いていると大きな岩が見えます。これが見えると大剣神社はもう近くです。

その手前に湧き水があります。わかりにくいですし、何となく場所的にこれ湧き水なの?と思ってしまいますが、湧き水です。↓の画像の左側に湧き水があるので、是非飲んでみてください。


そして更に歩くと大剣神社へ。

更に歩くとリフト(ロープウェイ)終点の西島駅へと戻ってくる
大剣神社から道なりに歩いていくと西島駅へと到着します。分かれ道がありますが、どんな道でも西島駅は経由するのでどのルートでもいいでしょう。簡単だけど長い道か、しんどいけど短い道か…の違いです。



西島駅に着いたら後はそのまま来た道と同じ道を下山していきます。
最後まで読んで頂いてありがとうございました(^^)/
⇒山と高原地図 石鎚・四国剣山 東赤石山・三嶺 (山と高原地図 56)
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