ヤフオクで出品した商品が中々売れない人へ
家にある中古品や不用品を近所の中古ショップに持って行けば買い取ってくれますが、買取金額なんて良くて新品価格の1/10程度。大切に使ってきた商品だし、できるならばもっと高値で買い取ってもらいたいですよね。でもそうしたいのであれば中古ショップを仲介させずに自分で実際に使用してくれる人を探し出してその人に販売するしかありません。
そんな時に便利なのがヤフオクやメルカリ等のオークションサイトやフリマサイト。自分で商品を出品して値段を決めて説明文を記載して、その商品がその価格で欲しいと思える人がいれば売買成立となるわけです。しかし、自分で商品を販売しようとした人ならわかると思いますが、中々自分の思い通りの価格では売れないモノです。
ヤフオクの場合、自分が販売したい価格では入札が全く入らない。価格を下げても入札が入らず、大きく価格を下げてようやく入札が入った…そんな経験をしている人も多いでしょう。自分が販売したい価格と、利用者が買いたいと思う価格には大きな差があります。でも、ほんのちょっとしたコツを知るだけでその差を大きく縮める事が可能です。こちらの記事では普段ヤフオクで商品をよく販売している僕自身がいつも気を付けている点についてお伝えをしていきます。
ヤフオクで家の不用品を販売しようとしている人に少しでも参考になりましたら幸いです。
実は1円出品が高値で売れやすい
まず一番知っておいて欲しい点から。
ヤフオクで商品を高値で販売したいなら1円出品が一番です。もちろん1円出品なら誰からも注目されなければ最悪1円で商品を販売することになるわけですが、いくつかの点に注意していればその可能性はほぼ0にできます。↓画像の商品は僕が今現在(3/30)出品している商品なのですが、全て1円で出品したのですが残り時間2日を残して現在価格も上昇していますし、ウォッチリストも結構な数です。落札間際にどの商品も更に価格が上昇すると考えています。

そして2日後の4/1の落札価格です。↑の4つの商品が↓の価格で落札されました。5,000円前後だった価格が大きく値上がって落札されました。

1円出品はとにかく注目されやすいことがメリットです。注目がされやすい商品はウォッチリストが増えます。そして本来なら中古でも10,000円くらいする商品でももしかしたら10円とか100円で入札出来るかも?なんて期待で入札をしてくる人がいるので、入札数がどんどん増えていきます。入札数やウォッチリストが増えれば注目されるので更にウォッチリストが増えたり入札が増えたりして落札価格は上昇していきます。
※ただし1円出品は人気商品の場合のみ
ただし1円出品には条件があります。それは、人気商品の場合のみです。例えばPCモニターや有名ブランドのスピーカー(BOSE等)、SONYのウォークマンなど、常にいつでも一定数の需要がある商品の場合のみ、1円出品にメリットがあります。人気の無い商品を1円出品してしまうと、本当に1円で落札されることもあるので要注意です。
ウォッチリストがどの程度増加するかで商品が高値で売れるかを想定する
しかし自分が出品しようとする商品に需要があるかどうかなんてわかりませんよね。そういう場合にはまず1円でとにかく出品してみます。そして1~2日経ってウォッチリストが増えていくかどうかをチェックします。これは僕の基準ですが、1~2日でウォッチリストが5~10件くらいあれば大丈夫だと判断しています。この時点でウォッチリストが0とか1の場合はたいして需要が無い商品だと判断して、1円出品は取り下げて自分が販売したい価格で出品をして売れるまで気長に1カ月でも2カ月でも待ちます。
ちなみに出品して1~2日で入札が入らなくても全く心配する必要はありません。ウォッチリストさえある程度の数がいれば落札時間間際に一気に入札が増えるからです。多くの落札者は当然ながらなるべく安く落札したいと考えています。安く落札する為のコツとして落札時間ぎりぎりに入札をしてきますので、ウォッチリストさえ増えていれば入札が入っていなくても気にしなくて構いません。
1円出品する場合は送料は必ず落札者
1円出品する場合は送料は必ず落札者負担にしましょう。出品者負担の場合は万が一1000円以内で落札が決まってしまえば、送料考えると赤字になってしまうからです^^;せっかく手間掛けて出品や発送をしたにも関わらず赤字ならば虚しいですよね。そういう可能性を排除する為に送料は必ず落札者負担にしておきましょう。
Amazonやハードオフ等の中古価格で3,000円未満の商品は売れにくい
もう一つ。Amazonやハードオフ等の中古価格相場を出品前に確認しておきましょう。この価格が3,000円未満の場合はヤフオクで売れにくい可能性が高いですし、売れても500円とか1000円くらいが相場でしょう。
Amazonやハードオフ等の中古を取り扱っているお店ではなく、ヤフオクをわざわざ利用する購入者は1円でも安く商品が欲しいからです。ヤフオクの場合は中古ショップと違って保証対応などもほとんどされません。要するに、落札者側からするとある程度のリスクがあるわけです。購入した商品が結局不良品だった…そんなリスクがあるからこそ、中古ショップより安く商品が購入できるわけです。なので、中古ショップと変わらない値段では中々売れにくいです。中古ショップと変わらない値段ならば保証のある中古ショップで購入した方がメリット大きいですからね。
3,000円未満にしかならない商品はまとめ・セット売りも一つ
僕は売れても3,000円未満にしかならないだろうな…って商品は出品や発送の手間が面倒なので商品を売らずに処分するか、同じような商品を5個10個集めてジャンクでまとめ・セット売りすることが多いです。全く違う商品を5個10個集めてまとめ売りなんて誰が買うのか?と思う人も多いでしょうが、そういう商品は僕みたいなせどりをやっている人や、個人で中古ショップを経営されている人が購入をします。
購入者側からするとまとめ売りは安く大量に商品を仕入れることができるので、そういう商品を仕入れて個別で再販したり、壊れているモノがあれば(知識がある人は)自分で修理をして直して再販をしたりして利益を出します。
出品時に価格以外で注意すべき点
ではここからは出品時に価格以外で注意すべき点についてお伝えをしていきます。
商品タイトルはAmazonからの引用でOK
商品タイトルも結構大切です。タイトル次第ではいくら売れやすい商品であっても見向きもされません^^;でも自分で考えるのも僕は面倒なので、Amazonからタイトルをいつも引用しています。Googleで
「Amazon 〇〇〇(商品型番)」
と入力するとAmazonで自分が出品予定の商品が99%近くの確率で出てきます。
商品写真は全体を映した写真と一部をアップで写した写真をどちらも撮る
商品写真も大切です。ヤフオクでは10枚まで写真を載せる事ができます。僕が過去に出品したモニターを例に説明しますね。
1枚目の写真が一番大切で、その写真は全ての商品が映る様に載せます。これでどんな商品を出品しているかが購入を検討している人に伝わります。

そしてモニターの場合は一番大切なのが画面。画面に問題がありませんよ、ということを写真を通じて伝えます。電源を入れた状態の写真を載せます。

続いて付属品に何がついているのかも伝える為に、付属品のみを映した写真を載せます。

画面側しか写していないので、裏側にも問題が無い事を写真で伝えます。

そして最後に商品タイトルに載せている型番で間違えていないこととシリアルナンバーなどを伝えます。画面裏側にある↓画像の部分を載せれば伝わります。
モニターに関してはこの5枚を載せれば写真だけでどんな商品かが詳細に伝わります。他の商品に関してもこんな形で伝えることを意識してください。まずは商品全体の写真を1枚目に載せて、そこからは詳細な写真を載せていきます。
商品の状態を詳しく記載する
続いて商品説明文です。画像の内容を文章で詳細に説明をしていきます。
動作品なのかジャンク品(故障品)なのかを説明します。動作品の場合はどの程度まで動作確認をしているのかも必ず伝えます。通電確認(電源がつくかどうか)のみしか確認していない商品を動作確認した商品と記載すると、後々トラブルになる可能性があります。不具合がある場合も必ず説明文に記載します。
例えば先程↑画像で載せたモニターの商品紹介文はこんな形です。
中古品です。
2016年頃購入しましてつい最近まで使用していました。
ドット抜けなどの詳細な部分に関してはわかりませんが、特に不具合なくこれまで使用をしてきました。
画像はHDMIケーブルで接続をした状態です。本体以外の付属品は電源コード・HDMI-HDMIケーブル(未使用)・VGA-VGAケーブルとなっています。
PC本体にHDMIケーブル・VGAケーブルが刺さりませんので、HDMIケーブル・VGAケーブルに関しては動作は確認できておりません。おまけと思ってください。発送の際は画面が割れないように画面部分にダンボールで補強したのち、プチプチでぐるぐる梱包します。
ダンボール内にも梱包材をたくさん入れて、輸送中に不具合が起きない様に十分注意します。商品に関してましてはどのような理由があろうと一切の返品は受け付けません。
上記の状態に嘘はありませんが、万が一商品到着時に上記の状態と違っても返品は受け付けませんので、その点ご了承の上入札を宜しくお願い致します。
シリアルナンバー:—–
僕は返品対応が面倒なので、そこに関しては一切受け付けませんと明言しています。不良品が心配な人は入札を控えるので落札価格は若干下がる可能性がありますが、僕としては不用品の販売で返品対応とかが面倒臭すぎるのでこのように記載をしています。
返品を受け付ける場合の書き方
ただし不用品では無い場合に関しては返品を受け付ける場合もあります。例えば僕はせどりと呼ばれる仕事をしていてAmazonで仕入れた商品を販売しているのですが、たまに仕入れたはもののAmazonで販売できない商品もあります。そういう商品はヤフオクやメルカリで販売するのですが、そういった商品は返品を受けるける場合が多いです。
商品到着後3日間は初期不良に限り返品を受け付けます。商品に問題がありましたらご連絡下さい。
※お客様都合の返品はお断りさせて頂きます。
と言った記載をすることもあります。この場合、商品のすり替えを防ぐために商品に記載されているシリアルナンバーは必ず商品説明文に記載をしておきましょう。それだけで不要なトラブルを防ぐことができます。
発送についても詳しく記載する
上記の説明文を見たらわかりますが、発送や梱包についても詳しく記載しています。特に家電に関しては梱包がしっかりできていなければ配送中に故障する可能性があります。購入者側からするとその点は心配です。
その心配をさせない為に、そして実際に輸送中の故障のリスクを軽減する為に、梱包内容を説明文に記載をして記載通りに丁寧な梱包をした上で発送をします。これで購入者も安心して購入ができるでしょう。
評価が少ない人は一言付け加える
以上が僕の取り組みですが、最後に1つだけ。
ある程度の評価数を持っている人は良いのですが、評価数が少ない人は最後に一言付け加えましょう。
「まだまだヤフオクを始めたばかりですが、誠実に対応させて頂きます。宜しくお願い致します。」
と言った文章を商品説明文の最後に記載されているだけで大きく印象が変わります。評価数が10件未満の人は記載しておくことをおすすめします。数百件以上ある人はしなくていいでしょう。
良い評価のパーセンテージが99%未満の人は良い評価を集めていって99%以上を目指しましょうね^^;普通にやってりゃ99%を下回ることってあまりありません。僕はヤフオクでは評価率が99%未満の出品者から購入することはほとんどありません。
まとめ|面倒な人は中古ショップに買い取って貰った方がいい
いかがだったでしょうか。サクッと説明するつもりだったのですが、予想以上に伝えたいことが多く長い記事となってしまいました。記事自体は長いですがやることとしては単純です。
・1円出品をする(売れやすい商品のみ)
・タイトルはAmazonから引用
・写真と商品説明文は丁寧に
・返品は受け付けるのかどうか
・発送や梱包について伝える
・評価が少ない人は一言付け加える
以上です。
こういう作業が面倒…と思う人は中古ショップに持ち込むのが一番です。ヤフオクを使うのが1~2回くらいしか無さそうな人は上記のことを実践するのは費用対効果としては微妙だと思いますしね。
でも、今後何十回もしくは何百回とヤフオクやメルカリ等のオークションサイトやフリマサイトを活用していくかもしれない人は、実践してみることをおすすめします。長い目で見れば手元に入る金額は大きく変わるでしょう。最初はどうしても時間はかかりますが、2~3回もやれば慣れていきます。
※今回の記事ではヤフオクをメインに伝えていますが、ヤフオクに限らずどんなオークションサイトやフリマサイトでも活用できます。
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