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優待利回りとは
優待利回りとは、株主優待の取得に必要な金額にたいして、1年分の株主優待の価値がどの程度あるのかを示した数値です。一般的には優待利回りは高ければ高いほどお得な優待となっています。優待利回りの計算は、
優待利回り(%)=優待の価値(円)÷優待取得にかかった金額(円)×100
となっています。
優待利回りの具体例
優待利回りの具体例を一つ紹介します。
例として挙げる銘柄は4668明光ネットワークジャパンです。
100株持っていれば1,000円のクオカード、3年以上継続保有していれば2,000円増で3,000円のクオカードが株主優待として貰えます。
①100株保有(3年以内の継続保有の場合)
1,000円÷94,100円×100=1.06%=優待利回り
②100株保有(3年以上の継続保有の場合)
3,000円÷94,100円×100=3.19%=優待利回り
3年以内の場合は優待利回りが1.06%とそこまで高い利回りではありませんが、3年以上継続保有していると優待利回りが3.19%と高い利回りとなっています。しかもクオカードなので使い道がたくさんあるので便利で人気の株主優待ですね。
配当利回りとは
では続いて配当利回りについてです。
配当利回りとは、購入した株価に対して1年間でどれだけの配当を貰えるかを示す数値です。配当利回りの計算は、
配当利回り(%)=1株当たりの年間配当額(円)÷配当取得にかかった金額(円)×100
となります。
配当利回りの具体例
では先程と同じ4668明光ネットワークジャパンで配当利回りを一度計算してみましょう。
配当利回りで必要なのは株価と配当金の2点です。
100株購入して1年間持っていた場合で配当利回りを算出します。2018年は2月と8月に1株当たり21円ずつ、合計42円の配当金を支払っています。100株持っていたとすると、年間で4,200円の配当金になります。
4,200(円)÷94,100(円)×100=4.46%=配当利回り
4%を超える配当利回りとなりました。4%を超える配当利回りは高いですね。
優待利回りと配当利回りを合算して考える
株主優待がある銘柄は配当利回りと合算して考えることで年間にその株を持っていればどのくらいお得になるのかが見えてきます。その為、優待利回りや配当利回りはどちらか1つで考えず、合算して考えるようにしましょう。
先程から挙げている4668明光ネットワークジャパンの場合だと、
①100株保有(3年以内の継続保有の場合)
1.06%(優待利回り)+4.46%(配当利回り)=5.52%(優待利回り+配当利回り)
②100株保有(3年以上の継続保有の場合)
3.19%(優待利回り)+4.46%(配当利回り)=7.65%(優待利回り+配当利回り)
となります。
3年以上保有の場合7%超えの利回りとなるので物凄く高い利回りです。しかも株主優待はクオカードで現金と同じように使用できるるので、この優待で7%を越えてくるのは狙い目の銘柄です。
優待利回りと配当利回りが高すぎる場合はチャートと業績を確認する
優待利回りと配当利回りを合算してあまりにも数値が高い場合はチャートと業績を確認するようにしましょう。株価があまりにも下がっていたり業績が悪くなっていたりすると、優待廃止や配当廃止の可能性があるからです。
チャートを見ると株価は5年間で見ると若干下げてはいますが、そこまで大きく下げているわけではありません。
業績を見ると利益が多少上下してはいますが、著しく悪くなっているようには見えません。
チャートと業績を見る限り、4668明光ネットワークジャパンは優待利回りと配当利回りを合算して7.65%もの利回りがありますが、どちらも問題が無さそうなので株主優待や配当を目的としての投資だと狙い目だと言えるでしょう。
※もちろん断定的なことは言えませんので、投資をする場合は自己責任で宜しくお願い致します。
まとめ
それではまとめです。
・優待利回り(%)=優待の価値(円)÷優待取得にかかった金額(円)×100
・配当利回り(%)=1株当たりの年間配当額(円)÷配当取得にかかった金額(円)×100
・優待利回りや配当利回りはどちらか1つで考えず、合算して考える。
・優待利回りと配当利回りを合算してあまりにも数値が高い場合はチャートと業績を確認する。
以上です。
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