個別株の方が単純に面白いこともあって投資信託はずっと敬遠していました。ですがクレカ積立やNISAつみたて投資枠など投資信託も始めないとちょっともったいないと感じる制度が増えたこともあり、2025年6月より始めることにしたので理由や選んだ投資信託、売るタイミングなどを紹介していきます。
Contents
投資信託を始めた理由
まず投資信託を始めた理由です。ちなみに楽天証券で投資信託を始めています。
- クレカで投資信託を積立すると最大10万円まで2%のポイント還元がある
- 楽天市場のSPUが0.5倍上がる(最大2,000円還元)
- NISAの投資枠を最大限利用
- 大前提として投資信託は長い目線ではまず負けない
こういった理由で投資信託を始めることにしました。要はポイント還元が美味しいことと、NISAの枠を使い切るためには投資信託をやるしかないって理由です。もう少し詳しく説明していきます。
楽天は積立額の2%還元

クレジットカードを使って毎月10万円まで投資信託の積立ができます。クレカ積立をすることでさまざまな証券会社で何かしらの特典がありまして、楽天証券ではブラックカードでクレカ積立をすると2%のポイント還元を得られます。
要するにクレカで毎月10万円投信積立をすれば、毎月2,000円がポイントとして手元に入ってくるわけです。投資信託をするわけなのでもちろん値下がりリスクはありますが、投信を買うだけでポイントが貰えるわけですから美味しすぎますよね。
また、僕が購入している投資信託の信託報酬(いわゆる手数料)は0.0561%でして、年間120万円の投資をした場合のコストは673.2円となっています。
楽天市場のSPU0.5倍アップ

いくつかの手続き+楽天証券で投資信託を月3万円以上の購入をすれば、楽天市場のSPUが0.5倍アップします。最大2,000ポイントの還元が得られるので、40万円の買い物をすれば最大限の還元が受けられる計算です。
楽天経済圏で生きている人であれば、毎月10万円の積立は厳しくても月3万円の積立投資は狙いにいきたいです。ちなみに米国株式はクレカ積立ができませんので、僕はやっていません。
NISAつみたて投資枠600万円

2024年から始まった新NISAにはつみたて投資枠と成長投資枠、2つの枠があります。つみたて投資枠は投資信託、成長投資枠は個別株への投資と僕は認識しています。新NISAは1,800万円分の枠がありますが、成長投資枠だけで全額使い切ることはできません。
成長投資枠は1,200万円分までしか使えないので、個別株しかやっていなければ600万円分の枠を余らせてしまうんですよね。儲かっても税金を払わなくていいという有難い制度なので、1,800万円の枠を全額使い切らないなんて正直勿体ないです。
枠を使い切るためにも、投資信託で最低でも600万円分を購入して新NISAで使える枠をフルに利用していくつもりです。
投信はインデックスならまず負けない
株は長い目線で見ればプラスサムゲームとなります。なので信託報酬(手数料)の低いインデックスと名の付く投資信託であれば、10年・20年といった長期的な目線で見ればまず負けないと考えています。
投資信託自体はあまり面白みがないので好きではないのですが、
- ポイント還元が受けられて
- NISAのつみたて投資枠にも使えて
- そして長い目線で見ればまず負けない
といった理由があるので投資信託をやらない理由は現状ありません。一度設定すればずっと放置でいいのも楽ですしね。
クレカはハピタス経由で作る

クレカ積立に興味を持った人でクレジットカードを新しく作りたい!と考えている人はハピタス経由でクレカを作りましょう。ハピタスはいわゆる自己アフィリエイトと呼ばれるサイトでして、ハピタス経由でクレジットカードの作成や証券会社の口座開設・オンラインショップでのお買い物をするだけでポイントが還元されます。
そのポイントは基本的に1ポイント1円で使うことができて、現金として銀行口座への振り込みも可能です。僕自身は3万ポイント溜まる度に銀行口座へ3万円振込しています。その他、AmazonギフトカードやVポイント、楽天edyなどにも交換可能です。
選んだ投資信託について
以上が僕が投資信託を始めた理由でした。ここからは僕自身が選んだ投資信託について紹介していきます。
購入した投資信託
と言っても投資信託を選ぶのに10分もかかっていません。月10万円、最大1,800万円の投資をするかもしれないのにそんな簡単でいいの?と思われるかもしれませんが、投資信託の選び方は物凄く簡単です。
- インデックスと名が付いている
- 信託報酬が安い(手数料が安い)
- 全世界に投資をしている
- 人気がある投信(投資資金が集まっている)
- 受取型ではなく再投資型(分配金は必要なし)
以上の5つをチェックした上で僕が選んだ投資信託は、「楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド」です。
インデックスと名が付いていますし、信託報酬は0.0561%と最安といっていいレベルです。名前でわかるように全世界に投資をしていますし、再投資型です。
投資資金は2025/5現在3,660億円と少し微妙なレベルではありますが、この投信が設定された日が2023/10/27とまだ日が浅いのでそこは仕方ありません。投資信託の内容からしていずれ投資資金はもっと集まっていくと考えています。

人気投信のオルカンと比較
投資信託で一番人気なのは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。投資信託のランキングを見ても、買付ランキング1位・積立設定件数ランキング2位となっています(2025/5現在)。

僕が購入する投資信託と簡単に比較をしてみました。
楽天・プラス・オールカントリー (僕が選んだ投信) | eMAXIS SLIM全世界株式 (人気の投信) | |
リターン 直近6カ月 | -11.69% | -11.44% |
リターン 直近1年 | +2.88% | +3.13% |
信託報酬(手数料) | 0.0561% | 0.05775% |
アメリカ株投資比率 | 63.5% | 64.2% |
日本株投資比率 | 4.6% | 5.0% |
アメリカドル比率 | 63.5% | 66.4% |
日本円比率 | 4.6% | 4.7% |
これらを見て、投資比率に関してそれ程違いはないことがわかります。リターンは直近1年で見るとeMAXIS SLIM全世界株式に軍配はあがりますが、信託報酬は楽天プラスオルカンが若干安いです。
じゃあどちらがいいの?となると、好みだと思います。正直どちらでもいいです。ただあまりにも人気過ぎる投信だと、相場が大きく変わった時に解約が相次いでいろいろ問題起こりそうな気もするので、僕はちょっと敬遠してしまいました。
株より投資信託がおすすめな人
個別株式か投資信託どちらをやるのかは人それぞれではあるんですが、株より投資信託やった方がいいよって人は一定数います。
- 本業に力を入れたい人
- 投資に極力時間を割きたくない人
- どんな銘柄を選んだらいいかわからない人
- インフレに負けないレベルで資産を増やせたらいい人
- 銀行預金よりはお金増やしたい人
これらに当てはまる人は個別株より投資信託がおすすめです。投資信託は最初に設定すれば後はずっと放置していても問題ありません。地合いによって資産が減ってしまうこともありますが、長期的には資産が増えていくことは歴史が証明してくれています。
物価高が続く今の日本では現金の価値がどんどん減っています。インフレに負けないためにも、銀行にお金を寝かしている人は投資信託をやるべきです。個別株だと自分で銘柄を選別する必要がありますが、投資信託であればインデックスと名の付く投信であれば、どれを選んでもそれほど結果は変わりません。
ただまあ…やっぱり株の面白いところは投資する銘柄を自分で選ぶことだと思うので、余裕がある人はぜひ個別株式の投資も検討して欲しいところではあります。
売るべきタイミング
では最後に投資信託を売るべきタイミングについて自分の考えをお伝えしていきます。基本として積立はいつまで続けるかはわかりませんが、60歳くらいまではずっと売らずに持ち続けるつもりです。
600万円積立までは売らない
NISAつみたて投資枠で使える600万円が積立終わるまでは絶対に売りません。また、地合いによってはそのまま残りのNISA枠1,200万円も積立するかもしれません。個別株に残りのNISA枠1,200万円を使っているようであれば、特定口座に切り替えて投資信託の積立をする可能性もあります。
ドルコスト平均法と定期的に一定金額ずつ購入する考え方はありますが、投資をするにはこのやり方は非常に有益です。最初に毎月10万円と決めたのであれば、5年・10年・20年と積立を継続していきたいと考えています。
ポイント還元が悪化したら要検討
ですが、クレカ積立のポイント還元が悪化した場合は投資信託のやり方を大きく変える可能性が高いです。クレカ積立での2%のポイント還元が悪化した場合は、NISAつみたて投資枠の600万円で積立を辞めるか、楽天市場のSPUの為に月3万円だけ積立投資をするかに変更すると思います。少なくても変わらず月10万円のクレカ積立はやりません。
何度か言ったように僕自身は投資信託より個別株投資の方が好きです。投資信託を始める理由はNISAつみたて投資枠の600万円を埋めることとポイント還元があるからです。ポイント還元が改悪されたらNISAつみたて投資枠分しか投資信託をやるメリットはありません。
暴落時での売却を避ける為に
投資信託を売ろうとしたタイミングに例えばコロナショックなどの暴落が来たら、ほんの2,3か月前の半値くらいで売ることになってしまう可能性があります。こうなってくると売るに売れませんよね。かといって老後資金として使う予定だった場合は売らざるを得ない…みたいな状況の場合もあります。
相場は常に変動するものです。購入時はドルコスト平均法で購入しているんですから、売る時も分割で売っていくのが有効な戦略だと考えています。暴落なんて2,3ヶ月もあれば落ち着くわけですし、ずっと下がり続けるような相場もありません。暴落時に一括売却を避けるためにも、毎月少しずつ投資信託を売却していくつもりです。
一生売らずに相続もあり
もしくはお金に余裕があれば一生涯売らずに相続もありだと考えています。まあ相続といっても、お金に余裕があるのであれば相続税が発生するのでそのタイミングで一括売却になるのかもしれませんが…。ですが急いで売る必要がなければ、長期的に株価は上がり続けるものなので死ぬまでずっと持ちっぱなしにしておくのもありだと考えています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
投資信託をやることはないと思っていた自分ですが、クレカ積立やNISAつみたて投資枠など、投資信託も利用しないと今の時代はもったいないです。株式投資をまだやったことがない人はもちろん、個別株のみしかやっていない人もNISAつみたて投資枠の600万円だけは投資信託を始めてみることをおすすめします。
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