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信用取引と現物取引の違いと使い分け方を徹底解説【初心者向け】

信用取引は使い方次第ではとても便利な取引方法です。こちらの記事では信用取引を使ったことがない人向けに、現物取引と信用取引の違いや、使い分け方について解説していきます。

最初に結論をお話しておくと、デイトレード含む2,3日の短期投資をするなら信用取引、短期投資を一切しないのでしたら現物取引、と覚えておけば問題はありません。

【基本】信用取引と現物取引の違いについて

それではまず信用取引と現物取引の違いについて解説していきます。

現物・信用の手数料差はなくなった

元々信用取引の大きなメリットは回転売買ができることと取引手数料が安いことの2つでした。しかし2023年10月1日より楽天証券・SBI証券共に現物・信用共に取引手数料が無料になるので、現物と信用の大きな違いは回転売買ができるかどうかの一つになったと個人的に考えています。その為、デイトレード含む短期投資や空売りをしない人であれば、信用取引を使用する必要はありません。

現物取引で回転売買ができないのは差金決済と呼ばれる法律が絡んでいるからです。

差金決済とは、有価証券の受渡しをせずに、売却金額と買付金額との差額の授受により決済することをいいます。差金決済による株式取引(信用取引を除く)は法令で禁止されています。

マネックス証券 差金決済とは何ですか? より引用

信用取引を使用する上でかかるコスト

現物取引は自己資金で行う取引で、信用取引は自己資金を担保にして、お金or有価証券を証券会社から借り入れて行う取引です。信用取引は借入をするので、お金を借りた場合は金利、有価証券を借りた場合は貸株料と呼ばれるコストが日々発生します。

先程手数料の差はなくなったと記載しましたが、信用取引ではポジションを持っていると金利や貸株料のコストが日々かかります。楽天証券のコストを例に表を作成しました。

 信用取引の種類 年間金利
 制度信用取引 年2.80%
 一般信用取引「無期限」 年2.80%
 一般信用取引「いちにち信用」 年0.00%
楽天証券の信用取引買方金利
信用取引の種類年間の貸株料
制度信用取引 年1.10%
一般信用取引「無期限」 年1.10%
一般信用取引「短期」 年3.90%
一般信用取引「いちにち信用」 年0.00%
楽天証券の信用取引貸株料

信用取引ではその他のコストとして、逆日歩、名義書換料、事務管理費の3つがあります。逆日歩以外は小さなコストなのでほとんど気にする必要はありません。

逆日歩は特定の銘柄に空売りが集中すると発生する費用でして、空売りする人は必ず知っておくべきコストです。日本証券金融株式会社の貸借取引情報で逆日歩が発生しているかどうかは確認できます。

信用取引のメリットとリスクについて

信用取引を使用することで得られるメリットです。

  • 自己資金の約3倍まで株を購入できる
  • “買い”だけではなく、空売りもできる
  • 回転売買ができる

メリットは見方を変えるとデメリットにもなります。自己資金の約3倍までフルに株を購入することをフルレバ(フルレバレッジの略)と言いますが、レバを掛けた場合は大きく儲けることもできますが、逆に動いた場合は自己資金が0円になるどころか場合によっては借金となるので注意が必要です。

100万円のお金を持っている人が1つの銘柄に信用取引で300万円投資したとします。好材料が出てストップ高になれば20%くらい上昇するので一日で約60万円の儲け、自己資金が60%も増えるわけですが、逆にストップ安になった場合は60万円の損失、自己資金が60%も減ってしまいます。

またとんでもない悪材料であればS安が2,3回続くこともあります。その場合は損切りしたくてもできない状態で、100万円以上の損失になり借金することもあります。特に注意しなければいけないのが小型株の空売りで、”買いは家まで売りは命まで”と言われるように空売りは損失無限大のリスクがあるので、銘柄選別と資金管理を間違えると人生が終わ++++++++++++++++++るレベルでの損失額になるリスクがあります。

信用取引は口座開設の申請が必要

信用取引は別途口座開設をしないと使用できません。松井証券を例に、信用取引口座の開設方法を紹介します。

  1. 公式サイトにログイン後、口座管理⇒各種口座開設状況とクリックします。
  2. 下画像赤丸の「開設する」をクリックする。(既に開設済みの場合は空白になっています)
  3. 流れに沿って入力していき申し込みをすれば、審査後に信用取引口座が開設されます。
松井証券での信用取引口座の開設方法

信用取引を口座開設する上での注意点です。

  • 申し込み前に30万円は入金しておいてください。
  • 投資経験が浅ければ審査に落ちることがあります
  • だからと言って申し込み時に嘘は書かないようにしましょう
  • 投資歴が浅い人は信用取引のリスクを調べておきましょう
  • 審査の際に証券会社から電話がくることがあります。
  • 申し込みは何度もできるので落ちても再申し込みをしてみてください

信用取引のリスクは先程説明したように、レバを掛けることで借金するリスクや逆日歩のリスクを把握しておけば問題はありません。

一般信用と制度信用の違い

金利の話をした時に「制度信用取引」と「一般信用取引」の2つがありましたので、違いについて簡単に説明します。

制度信用取引は、信用取引で売買する際に一番使われる取引方法で、特に理由が無い場合は制度信用取引を選択する人が多いです。ポジションを作ったら必ず半年以内に決済しなければいけません。

一般信用取引では売建をしても逆日歩がかからないので、株主優待をクロス取引で取得する際に使われることが多い取引方法です。また、制度信用と違って期限が決められていないので半年以上ポジションを持ち続けることもできます。欠点としては在庫が少ないので、ポジションを作りたくても作れない時があります。

もっと詳しく知りたい方は楽天証券公式サイト”信用取引の種類~制度信用取引と一般信用取引~”を読んでください。

現物取引と信用取引の使い分け方

さて、ここからは自分の経験も踏まえて解説していきます。

短期投資は信用・長期投資は現物がわかりやすい

結論として、デイトレード含む2~3日の短期投資は信用取引、それ以外(長期投資)は現物取引でやるのが正解だと思っています。これまで信用取引は手数料が安かったので、1~2ヶ月くらいの短期投資でも信用を使うメリットはあったのですが、2023年10月1日より楽天証券とSBI証券では現物・信用共に取引コストが無料となるので、デイトレードを一切やらない人が信用取引を使うメリットは少なくなりました。

短期的なリスクヘッジとして空売りをするとか、買いだけではなく空売りでも利益を狙いたいのでしたら信用取引も随時必要にはなりますが、空売りはリスクがとても高いので個人投資家は使わない方がいいと考えています。

自己資金が少ないからレバレッジを掛けるために信用取引を使いたい…そんな人も多いと思います。しかしレバを掛けたらその分リスクも高くなるので、信用取引を使う場合でもレバレッジは掛けず、自己資金の範囲内でトレードをするべきです。

株式投資では一撃死を何より避けるべきなので、リスク管理が適切にできない人は空売りやレバレッジ取引はやらない方がいいです。と言っても多くの投資家はこの忠告を聴かずに「自分なら大丈夫…」と根拠レスの自信でトレードをしてしまい、資金をすべて吹っ飛ばしたり借金をしたりして退場する人をこれまで何度も見てきています。99回勝ち続けていてもたった1度の負けで退場するのが投資の世界です。信用取引を使う方は十分注意してくださいね。

デイトレードは必ず”一日信用取引”で

デイトレードはまたの名を”一日信用取引”と言います。デイトレードをする場合は回転売買が必須ですし、松井証券や楽天証券、SBI証券等の主要証券会社でしたら金利や貸株料も無料でデイトレードができるので、信用取引は必須です。

信用取引を使う上で知っておきたいこと

信用取引を使う上で知っておきたいことや、知っておくべきことについて解説していきます。

一日分の金利・貸株料を計算してみよう

信用取引で株を買う際には金利、空売りする際には貸株料のコストがかかります。このコストは具体的にどの程度の金額になるか大雑把でいいので把握をしておきましょう。

楽天証券では金利が2.80%に設定されています。1,000万円分を信用で購入した場合、年間で28万円、一日当たり767円の金利がかかります。

楽天証券では貸株料が1.10%に設定されています。1,000万円分を信用で空売りした場合、年間で11万円、一日当たり301円の貸株料がかかります。また空売りであれば逆日歩のコストがかかる可能性も考慮しておきましょう。

このコストを高いと感じかは人それぞれですが、当然ですが金利や貸株料は現物取引だと一切掛からないコストなので、信用取引を使うのでしたら短期取引にしておくべきだと自分は思います。

信用取引でもレバは掛けないでおく

信用取引だと約3倍までのレバレッジを掛けられますが、レバはできることなら掛けない方がいいです。リスクとリターンは表裏一体なので、ハイリターンを狙うならハイリスクとなります。株式投資で何より避けるべきは一撃死です。1銘柄にフルレバ投資をしてその銘柄に悪材料が出た場合、資金をすべて吹き飛ばすどころか借金となる可能性さえあります。

レバを掛けたいのであれば、

  • 投資銘柄を分散する
  • 先物やETF、大型株などをショートして下げ相場へのリスクヘッジもしておく

といった対応をしておきましょう。

空売りは一撃死のリスクがある

信用取引のメリットの1つに空売りがありますが、空売りはリスクがとても高いことを理解しておきましょう。空売りには、

  • 損失無限大のリスク
  • 逆日歩のリスク

といった2つの大きなリスクがあります。次の画像は空売りで大損をされた方の建玉情報と日足チャートです。右側の評価損益率を見ると空売り価格の4~6倍近くの価格で買戻しをしています。もっと早くに買戻しをしたくとも連日ストップ高が続きできませんでした。少額資金だから一撃死とはなりませんでしたが、空売りの怖さが伝わる画像です。

J_J_R氏3041ビューティ花壇の空売り

時価総額300億円以下の銘柄を空売りしなければここまで大きな事故にあう可能性は低いので、空売りをされる方はトレード銘柄の時価総額だけは必ずチェックする習慣をつけてください。

信用取引での株主優待と配当金について

株主優待が欲しい銘柄は信用取引では貰えないので、必ず現物取引で購入してくださいね。

また、信用取引で購入した銘柄の配当金も貰えませんが”配当金相当額”というのを受け取ります。これは実質配当金と同じですので、配当金に関しては心配する必要はありません。

優待タダどり方法について

株主優待を実施している銘柄を権利付最終日に現物で購入して持ち越すと株主優待が貰えます。単純に現物取引で買い持ちすれば株主優待は貰えますが、株を持ち越してしまうと値下がりリスクが発生するので、せっかく株主優待が貰えても株主優待以上に株価が値下がってしまえば意味がありません。

そんな人に知っておいて欲しいのが優待タダどり方法です。現物取引で購入した銘柄を信用取引で空売りしておけば、株価が上がろうが下がろうが株価変動リスクはありませんので、株主優待だけタダで貰えます。

注意点としては同じことを考える人は多いので、制度信用取引で空売りをすると逆日歩が最高料率でかかる可能性が高く、最高料率をくらうと貰える優待以上の損失が発生します。そのため一般信用取引での空売りを推奨しますが、こちらも同じことを考える人が多いので在庫が残っていることは少ないです。なので個人的には優待タダどりなんてせずに、欲しい優待があれば5年10年と長期投資する前提で現物で持ち続ける事を推奨します。

優待タダどりは企業側からしたら迷惑でしょうし、対策も取られ始めているのでいずれはできなくなると思います。また、買いと空売りの注文を同時にすることをクロス取引と言いますが、クロス取引自体も少しグレーですので、やり方を間違えると不公正取引と見なされる場合があります。

⇒楽天証券公式サイト リスクを抑えて株主優待を獲得する「つなぎ売り」について

まとめ

いかがだったでしょうか。

信用取引を使ったことがない人向けに信用取引と現物取引の違いや、使い分け方等について解説しました。信用取引で一番のメリットは回転売買ができることなので、記事で紹介したようにデイトレードをしない人であれば信用取引は使わずに現物取引だけで良いのかなと個人的には思います。

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めたんmethane
資金たったの50万円で専業トレーダーになった人。板読みデイトレードで資産を増やした後は短期トレードや中長期トレードもやりながら、在宅でできる中古家電せどりやブログ・Youtube等で副収入も作っている。お金の貯め方・増やし方・守り方の3点をメインに日々情報発信をしている。