成長株投資は人によって全然と言っていいほど銘柄の選別方法が違います。僕自身の成長株投資の銘柄の選び方について備忘録も兼ねて紹介します。
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年に1銘柄を一生持つつもりで
成長株投資をする上での目標は年に1銘柄見つけることです。意外と低いハードルと思われるかもしれませんが、成長株銘柄は個人的にハイリスクな投資だと考えています。なので失敗してもダメージが少ないように年に1銘柄、投資額は100万円と決めています。
そして購入したら一生涯持つつもりで投資をします。もちろん考えが変わったら途中で処分することもありますし、思った以上に業績が伸びなければ損切りすることもあります。でも、ちょっとくらい株価が上昇しても売らないことを意識しています。
というのも業績が伸びて株価が上昇した場合、多くの銘柄は増配します。そうなると購入時と比べて利回りが上がるので、利食いせずとも配当金でお金が増え続けるからです。
ロジックより感覚を
成長株投資の書籍を何冊か読むと、ロジックで詰めていく投資家が多い印象を受けました。ですが自分は賢くありませんし、投資用語もほとんど知りません。なのである程度感覚的に投資先を決めるようにしています。
- 実店舗をチェックする
- サービスを利用する
- 利用したお客さんのレビューをチェックする
など、パソコンの前で分析するだけではなく、実際のお店に行ったり、サービスを利用されたお客さんのレビューをチェックしたりして投資先を調べています。
失敗の保険を用意
そして失敗することを前提とした投資をしています。これは自分自身の性格でもあるのですが、勝つことよりとにかく負けないことを意識して投資をしています。なので失敗したとしても限りなく損失額が小さくなるように投資をします。具体的には、
- 配当利回りは4%以上
- 1銘柄あたりの投資額は100万円で分散投資
この2つです。利回り4%以上の銘柄に投資をしておけば、投資銘柄が成長せずとも毎年4%の収入が得られるので悪くありません。また明らかに投資銘柄が失敗して損切りすることになっても、100万円の投資額であればそれほど痛くはありません。
成長株だけど割安株
要するに成長株だけど割安株でもある銘柄を探しています。なので人によっては「そんなの成長株投資ではないよ」と言うかもしれません。寧ろそう思う人の方が多いかもしれません。
”無配の銘柄で成長し続けなければ株価が大きく下がる。”純粋な成長株投資ってこんな印象があります。自分はとにかくお金を減らすことを嫌うので、成長性を感じつつも割安な銘柄を狙うようにしています。
自分で経験しているか
自分の中で大切なのが「会社のサービスを利用したことがあるか」です。例えば2023年に投資した9275ナルミヤは子供服のpetit mainを展開している会社です。この子供服はそもそもは妻が教えてくれたブランドです。
お手頃価格でかわいい服が多く、株式投資をしていない妻の友達や僕の友達も当たり前にように知っていて興味を持ちました。知名度もあるし自分たちもよく購入して好印象でして、業績を見ると徐々に成長していてかつ利回りも約4%あったので投資を決めました。
投資を決めてから株価は36%の上昇(2024/7現在)とそれほど上がってはいませんが、配当金が31円⇒53円と増配しているので購入価格の984円で計算すると優待・配当利回りは4.0%⇒6.2%となっています。6%を超える利回りであれば、別に利食いする必要なんてなくずっと持ち続けておきたい銘柄です。少なくてもpetit mainで子供服を買わなくなるまでは持ち続けたいです。
時価総額は低いか
成長株投資をするなら株価は2倍3倍はもちろん、夢の10倍も狙いたいところです。となると時価総額の高い会社には投資できません。厳密に決めているわけではありませんが、できることなら時価総額は100億未満、高くても300億未満の銘柄から投資先を決めています。
業績は増加傾向にあるか
成長株投資なんですからここは当然ですね。具体的な増加率は決めていませんが、業績をぱっとみて売上や利益が毎年増加傾向にあるかをチェックしています。特に売上が増加傾向になければ投資先にはなりません。
将来性があるか
将来性も大切。ですがここは確実性ではなく感覚の世界です。例えば2022年に投資をした2674ハードオフ。リユース業をしている会社で日本だと知らない人は少ないです。ですが海外だとまだまだ認知度は低いと思います(推測です)。
個人的にリユース業でハードオフの印象が一番いいです。商品状態もいいですし、ショップの店員さんの商品知識も豊富です。そんなハードオフは決算説明会資料を見ると海外展開をしていこうと検討しています。
日本にあるハードオフの品質の状態で海外展開ができるのであれば、僕自身は成功するのでは?と考え投資を決めました。ちなみにこちらの銘柄は投資してから株価は2.5倍、購入時の株価で計算すると配当利回りは8.9%となっており、持っているだけで毎年たくさんお金が増える状態です。
チャートで高値をつけていないか
10年チャートであまりにも高値をつけていない銘柄かをチェックします。成長株投資は本来であれば数倍になる銘柄を見つけるので、高値をつけていてもそれほど気にする必要はありません。ですが自分は値下がりリスクを少しでも減らしたいので、なるべく10年チャートで高値をつけていない銘柄かどうかをチェックしています。
過去に成長株投資をしたナルミヤやハードオフはどちらも安いところで購入できていることがわかります。正直言うとナルミヤはもう少し安いところで買いたかった気持ちはあるのですが、なかなか下がりそうになかったので購入を決めました。結果論ではありますが、ナルミヤはその後株価が上昇しているので購入してよかったです。
まとめ
いかがだったでしょうか。他の書籍やブログで学んだ成長株投資とは全然違っていて驚いている方も多いでしょう。僕自身成長株投資とは言っていますがこれで本当にいいのか?と不安に思いながら2022年より成長株投資を実践しています。1年に1銘柄投資が目標なのでまだ経験値は少ないですが、少しずつ経験を積んでいけたらと思っています。
理屈より感覚を重視しているので、外出時にお店や人の様子を確認して成長しそうな銘柄を少しずつ見つけていけたらと思っています。成長株とは少し違いますが、www9945さんの書籍では投資銘柄を探す方法として池袋を歩き回るといった手段が紹介されており、非常に参考になりましたので最後に紹介させていただきます。
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