株式投資を始めたい…と考える人にまずおすすめしたいのが楽天証券です。楽天証券は中上級者はもちろん初心者にとっても使いやすい証券会社で、口座開設をするだけでも様々なメリットがある証券会社です。そんな楽天証券のメリット・デメリットをこちらの記事でお伝えしていきます。
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Contents
楽天証券を口座開設するメリット
それでは楽天証券を口座開設するメリットについてお伝えしていきます。
メリット1 日経テレコンと四季報が無料で読める

楽天証券を口座開設している人の中でも知らない人が意外と多いのですが、楽天証券は口座開設をするだけで日経テレコンと会社四季報を無料で読むことができます。日経新聞は購読するだけで月額4,000円くらいかかりますし、会社四季報も1冊2,000円以上かかります。このふたつが無料で読めるというだけで、楽天証券は口座開設するメリットが大いにあります。
- 日本経済新聞(朝刊・夕刊)、日経産業新聞、日経MJなどの閲覧(3日分)
- 過去1年分の新聞記事検索
- 日経速報ニュースの閲覧
楽天証券では、東洋経済新報社の会社四季報の最新データを発行日当日に、ウェブまたはマーケットスピード(Win/Mac)、およびスマホアプリのiSPEED for iPhone/Android(バージョン3.1以降)にてご覧いただけます。もちろん利用料は無料です。
日経テレコンとは…日本最大級の会員制ビジネスデータベースサービスです。過去40年分の新聞・雑誌記事を中心に、国内外の企業データベース、人物プロフィールなど、幅広いビジネス情報を収録。 戦略立案、業界分析、M&A、競合比較、リスク管理、海外進出。 情報を必要とするすべての人々にとって欠かせないビジネスツールとなります。
会社四季報とは…企業の特色や注目材料、業績、財務内容、株価の動きをコンパクトにまとめた季刊雑誌(3、6、9、12月刊)です。掲載対象は原則として株式を自由に売買できる証券取引所に上場している全企業です。
メリット2 デイトレードなら売買手数料が完全無料
楽天証券ではデイトレードに限り売買手数料が無料のサービスを導入しています。売買手数料が無料と謳っていても、金利・貸株料はかかることが多いのですが、金利・貸株料も無料なので完全無料でデイトレードが行えます。
金利とは…デイトレードは信用取引なので、証券会社から資金を借りて株を買った日から返済する日まで、借りた金額に対して利息がかかります。デイトレードであるならば本来一日分の金利を支払わなければいけませんが、楽天証券では無料となっています。
貸株料とは…信用取引で売建をした場合に、株を借りるために支払う費用のことです。こちらも新規建の受渡日から返済の受渡日まで本来なら費用がかかりますが、楽天証券のデイトレードでしたら無料です。
メリットととして紹介していますが、松井証券やSBI証券でもデイトレードに関しては売買手数料・金利・貸株料はすべて無料となっています。松井証券はデイトレーダー向けのトレードツールを提供しているので、正直デイトレなら松井証券がおすすめです。
メリット3 売買手数料が約定代金100万円までなら無料

楽天証券のいちにち定額コースならば、一日100万円までの売買手数は無料です。少額で株式投資を始めたい人や、一日に細かく何度も売買したい人にとっては嬉しいサービスです。ただし他同様のサービスを提供している証券会社も多いので、この売買手数料だけでは楽天証券の差別化は難しいです。↓図を見るとわかるように、SBI証券、GMOクリック証券、auカブコム証券も100万円までの売買手数料は無料となっています。
– | 100万円までの売買手数料 |
楽天証券 | 無料 |
松井証券 | 1,100円(税込) ⇒50万円までなら売買手数料がむりょう |
SBI証券 | 無料 |
GMOクリック証券 | 無料 |
auカブコム証券 | 無料 |
メリット4 大口優遇になれば信用取引手数料が無料

楽天証券は大口優遇になれば信用取引手数料が無料となります。他証券会社にも大口優遇サービスはありますが楽天証券が大口優遇になるための条件を一番簡単に達成できるので、毎日何度も取引したいけど取引手数料が高い…とお悩みの人は楽天証券で大口優遇を達成してください。
大口優遇の達成条件はいくつかありますが、一番簡単なのは一日の新規建約定金額の合計を3,000万円以上にすること。ETFを活用すればある程度の資金があれば3,000万円は簡単に達成することができます。達成できれば3か月間は大口優遇となれます。簡単に達成する方法については↓の記事で紹介しています。

大口優遇になれば信用取引手数料は無料となりますが、金利と貸株料はかかります。詳しくは↓の記事で紹介しています。
メリット5 トレードツールが使いやすい
楽天証券が提供しているトレードツール、マーケットスピード2はとても使いやすくデイトレーダーや専業トレーダーにも使われています。個人的にはすべての証券会社の中で一番使いやすいトレードツールです。自分自身専業トレーダーとして生計を立てているのですが、一番使用頻度の高いトレードツールがマーケットスピード2です。このトレードツールがあるからこそ自分は楽天証券を使い続けています。
マーケットスピード2の良い点は自分好みにカスタマイズできる点です。自分が使いやすいように色々といじれるので、自分好みのトレードツールを作りたい人はマーケットスピード2がおすすめです。

メリット6 スーパースクリーナーで自分好みの銘柄が探せる
スーパースクリーナーとは市場や規模、業種、他にはPERやPBR、配当利回りなど細かく検索項目を設定することで、自分好みの銘柄を探し出すことができる機能です。この機能を使いこなすことで、銘柄検索時間を大幅に削減したり、デイトレ銘柄を探したり、自分が今まで知らなかった優良銘柄を探し出したりすることが可能となります。
楽天証券公式サイトより、国内株式⇒スーパースクリーナーとクリックします。

例を見てもらうとわかるように、4,344銘柄から、PER、PBR、自己資本比率、配当利回りと4つの詳細検索項目を設定することで、11銘柄まで絞ることができています。

メリット7 株主優待銘柄を見つけやすい
楽天証券では自分が欲しい!と思える株主優待を見つけやすいです。
楽天証券公式サイトより、国内株式⇒株主優待とクリックします。

株主優待検索のページを開くとパッと見るだけで会社名と優待内容と優待取得に必要な投資金額、配当利回りがわかるので、自分が欲しいと思う株主優待を比較的短時間で見つけ出すことができます。検索条件を細かく指定することで更なる時短も可能です。
自分はいつも優待銘柄を見つける時は直近の優待を上から順にチェックし、欲しいと思うのがあったら銘柄をクリックしてチャート、PER、PBR、優待・配当利回り、業績なんかを調べた上で長期投資するかどうかを決めています。

実際に行っている株主優待・配当金投資手法については別記事で紹介しています。兼業投資家がやるべき必勝投資手法だと思っていて、長い目線で見れば高い確率で資産を増やし続けられる手法です。
楽天証券のデメリットについて
では、ここからは楽天証券のデメリットについてです。
一つあげるとするならデイトレには不向き
…ですが、楽天証券については正直デメリットはほとんど存在しません。売買手数料、トレードツール、豊富な取扱商品と他証券会社とどれを比べても同等か上回っています。もちろんトレードツールのここをこうしてくれたら…みたいな小さな部分はありますし、他証券会社の方が良いと思える部分もありますが、楽天証券を使う上でのデメリットは特にありません。
何か一つあげるとするならば、デイトレードをしたいと考えている人は楽天証券ではなく松井証券を使うべきです。と言うのも松井証券は板乗りが早くデイトレーダーに特化したトレードツールだからです。楽天証券でもデイトレードはもちろんできますが、経験上、松井証券の方がデイトレードに限っては使いやすいです。
まとめ 楽天証券はとりあえず口座開設しておきたい証券会社
それではまとめです。
- 日経テレコンと四季報が無料で読める
- デイトレードなら売買手数料が完全無料
- ただしデイトレードするなら楽天より松井がおすすめ
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- 売買手数料が約定代金100万円までなら無料
- 大口優遇になれば信用取引手数料が無料
- トレードツールが使いやすい
- スーパースクリーナーで自分好みの銘柄が探せる
- 株主優待銘柄を見つけやすい
楽天証券は他のどの証券会社よりも使いやすいので、とりあえず口座開設しておきたい証券会社です。口座開設は5分もあればできますので、まだしていない人はぜひこの機会にしてみてください。