「デイトレードする上でPCスペック大事ってのはわかるけど、スペック差で実際どの程度変わるのか」気になりますよね。僕自身がパソコンを買い替えた時の経験を元に、ハイスペックPCの利点とロースペックPCを使うことで”主にトレードにおける”ストレスの溜まるポイントを紹介します。
Contents
ロースペックPCで起こる現象
まずはロースペックPCを使っていて実際に起きたことです。
- カーソル操作が思ったように動かない、重たい、数秒フリーズする
- トレードツールがフリーズしたり落ちたりする
- トレードツールの板の動きが重たくてサクサク動いてくれない
- タイピングがサクサク打てない
- 処理が追い付かずPCフリーズして再起動になる
- ツール立ち上げ過ぎてPC全体が重たくなる
- トレード中は重たくなるからサイト表示を少なめにしなければならない
- 他トレーダーよりトレードがワンテンポ遅れる
- 負荷をかけすぎると故障しやすくなる
といったところでしょうか。
デイトレードでは複数モニターでトレードツールをたくさん立ち上げるので、ロースペックPCだとどうしても動作が重たくなってしまいます。デイトレードでは瞬間的な判断が求められるので数秒のロスが命取り、数万円の損失になることがあります。
ハイスペックPCに買い替えるだけで、サクサク動いてくれてPC原因での注文遅れはなくなります。全体的な動作も快適になるのでデイトレードはもちろん日常使いでのストレスもなくなります。今使用中のPC動作が重たくて不満を感じている人は、今日にでも買い替えを検討されることをおすすめします。
買い換えたらわかりますが、今のPCにストレスを感じている人なら数十万円の投資(PC購入)は正直めちゃくちゃ安いです。デイトレードで儲かってから買い替えるのではなく、先に新しいPCを買ってからデイトレードと向き合う方が勝率は間違いなく上がります。ロースペックPCだと勝つことは難しいですし、数万・数十万円の損失を出してしまい、そこからPCを買い替えようなんて行動はしづらいですよね。
PC原因で実際に経験した損失
僕自身がロースペックPCを使っていたことが原因で経験した(機会損失含む)損失について先ほどよりもう少し具体的に紹介します。
- 注文したい!と思った時にマウスが数秒フリーズして注文が遅れてしまい、狙っていた価格での指値が通らず損切りになったり機会損失になったりしたことが何度もあります。
- パソコンを長く使っていたことで何らかの不具合でPC起動に10分かかるようになっていました。パソコンに負荷をかけすぎるとフリーズしてしまうので、再起動するたびに10分間まともにトレードできずで機会損失が発生していました。
- 大きく相場が動いている時、楽天証券や松井証券のトレードツールの処理が追い付かずで重たくなり急に落ちたり、動きがカクカクしてまともにトレードができなくなったりしていました。稼ぎ時のボラ相場でまともにトレードできないのは大きな機会損失です。
- 同様に寄り付きも一番参加者が多く負荷がかかるので、数秒~数十秒くらいまともにトレードできないことがよくありました。ただしこれはPCだけではなくトレードツール自体が重たくなることも要因の1つにあります。
同じような経験をしたことがありませんか?一度でも経験して利益を取り逃したことがある人は今すぐにでもPCを買い替えて快適な環境でトレードをしてください。
モニター1台だと差はわかりづらい
ちなみに今紹介したことについてはモニター1台だと差はわかりづらいです。僕自身は最初ロースペックPCをモニター5台と接続していて、明らかに動作がおかしかったので3台に減らしました。それでもトレードツールをたくさん立ち上げて他の作業も同時並行してやっていると重たい…と感じることは頻繁にありました。特に使い始めて数年も経つとPCは劣化してくるので、少しずつやりづらさを感じることが増えてきました。
そこそこのPCスペックであれば、24とか27インチモニター1台でのデイトレードでしたらよっぽど無茶な使い方をしない限りはそれほど重たさは感じないかもしれません。42インチの大型モニターとなればモニター1台でも違和感は出てくるかもしれません。
24や27インチモニター1台だと差はわかりづらいですが、デイトレードは安定して勝つ上で情報量が必要です。モニター1台だと情報は限られてくるので、安定して勝つ為には複数モニターは必要です。
解決策は高いPCを購入
解決策としては1つでハイスペックPC、値段の高いPCを購入することだけです。PCは値段の高さとスペックの高さは比例するので、価格が高ければ高いほどスペックも高くなります。
ただしメーカーによって同スペックでも値段は結構変わりますし、デイトレードに不必要なハイスペックなグラフィックボードが搭載されていることもあります。ゲーミングPCではグラフィックボードは高いものを購入する必要はありますが、デイトレードにおいては4Kモニターを複数接続できる程度のスペックがあれば十分です。
僕がおすすめしたいのはデイトレードに特化したBTOパソコンを販売している勝ち組デイトレパソコン販売さんです。僕自身も2台のパソコンをこちらで購入しています。4K/8KトレードPCの4画面モデル334,000円のパソコンがスペックも高く4画面接続と使い勝手も良いのでおすすめです。デイトレード用にPC購入を検討している方すべてに紹介したいメーカーさんです。
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ハイスぺ・ハイエンドはどこから?
ロースペック、ハイスペック、そしてハイエンド。この違いはどこからか気になるかと思いますが、明確に線引きされているわけではありません。人それぞれの答えがありますし、昔はハイスペックであったパソコンも時間が経てばミドルスペックやロースペックとなってしまいます。
2024年現在であればCPUがi9であればハイスペックもしくはハイエンドPCと呼んでいいと個人的には考えています。先ほど紹介した勝ち組デイトレパソコン販売だとi9-14900がハイスペック、i9-14900KがハイエンドPCだと個人的には思います。
こちらの記事で”ハイスペック”と記載している場合はハイエンドも込みでの記載だと思ってください。
僕が使用してきたPCスペック比較
ここからは僕自身が使用してきたパソコンを紹介します。トレード用に2018年にデスクトップPC2台購入し、2023年と2024年に勝ち組デイトレパソコン販売さんでPCを買い替えています。現在はノートPCも含めると3台使いでトレードをしています。
- 価格…538,000円
- 購入日…2024年2月
- OS…Windows11/10 Home/Pro(64bit)
- CPU…高速モデル Intel i9-14900K 24core 3.0Ghz
- メモリ… 128GB (最新高速モジュール)
- グラフィックボード(GPU)…RX6600
- モニター接続数…6台
- SSD1… SSD(M.2) 4000GB (超高速タイプ)
- SSD2… SSD(M.2) 1000GB (超高速タイプ)
勝ち組デイトレパソコン販売さんで現在販売しているモデルです。
日本HP⇒Z440
- 価格…328,320円
- 購入日…2018年1月
- OS…Windows10 Pro
- CPU…インテル Xeon E5-1620v4プロセッサー(3.50GHz,4コア,10Mb,2400MHz)
- メモリ…16GB
- グラフィックボード(GPU)…NVIDIA Quadro P400×2個
- モニター接続数…6台
- SSD1… HDD500GB
販売終了しています。
日本HP⇒Z240
- 価格…278,640円
- 購入日…2018年9月
- OS…Windows10Pro
- CPU…インテル Xeon E3-1270v5プロセッサー(3.6GHz,8MB)
- メモリ… 16GB
- グラフィックボード(GPU)…NVIDIA Quadro P400×2個
- モニター接続数…6台
- SSD1… HDD500GB
販売終了しています。
記事の最初に「ロースペックPCで起こる現象」としていろいろと紹介していますが、それらは日本HPさんのZ440とZ240で起きた現象を紹介しました。価格を見てもわかるように購入当初はトレード用としてハイスペックPCを購入した!とテンション上がっていたんですよね。
でも使うに連れて僕自身がさまざまなトレードツールを立ち上げるようになり、PCに求める要求が増えていきました。購入して時間が経ったこともあり、購入当時はハイスペックだと思っていたPCもミドルスペック、ロースペックへとなっていきました。実際にはロースペックとまでは言わないかもしれませんが、トレードをする上ではスペックの足りなさを実感することが増えました。
今使用中のハイエンドPCi9-14900Kと昔使ってた日本HP z440のCPUを比較サイトで比べてみました。比較サイト1社で調べただけなので本当にあっているかはわかりませんが、この情報だとCPUのスペック差は10倍くらい違うとのことです。
ハイエンドPCに変更後はサクサク
PCを買い替えた後はトレードツールをたくさん立ち上げつつ、動画編集作業やブログの執筆、中古家電の仕入れとすべてを同時並行しても重たくなることは基本ありません。唯一動画編集が完了後にデータを書き出しする時のみ重たくなるので、その作業だけは株式市場が開いていない時間にやっています。
タスクマネージャーを見るとあまりにもCPUとメモリを持て余していることがわかります。トレード以外の事務作業はすべてi9-13900Kでやっているので、そちらのタスクマネージャーの方がCPUもメモリも使用率が高いことがわかります。
2台使いの理由は故障対策
タスクマネージャーを見てもわかるように、ハイエンドPCを使用しているので本来ならPC1台使いでもまったく問題はありません。お高いPCなので1台使いでトレードされる人がほとんどだと思います。
にもかかわらず2台使い+ノーパソ1台でトレードをしている理由は、故障対策です。1台使いだとPCが故障してしまうと、修理に出している間はトレードができません。その機会損失が耐えられないのでPCは2台使いをしています。どちらのPCもモニター6台と接続可能なので、片方が故障して修理に出したとしても、普段と変わらずトレードができます。
PCは修理に出すレベルの故障だけではなく細かな不具合も起きるものです。Windowsの更新が始まってしまい数十分触れないとか同じトレードツールを使っていても片方のPCだけ立ち上がらないとかたまに起こってしまいます。複数モニター接続していると1台だけ映らない…なんてのもよくあります。そんな時でもPCを複数使いしているとまともに動くPCだけで仕事をしながら、片方のPCの復旧作業をする…なんてこともできます。PC1台だとトラブったら復旧するまでは仕事ができません。こういった理由で僕はPCを2台、そしてノートPCも1台使用しています。
接続ケーブルもなるべく新しいモノを
ちなみにPCだけではなく接続ケーブルもなるべく新しい商品を使うようにしてください。そして急な不具合に備えて接続ケーブルや電源ケーブルは予備を最低でも1つ持ってくようにしておきましょう。
先ほども書きましたが、1台だけ何らかの理由でモニターが映らない…といった不具合は結構頻繁に起きます。複数モニターを接続している人の多くは1度は経験していると思います。そういう時の原因を特定するために、予備の接続ケーブルは絶対に用意しておいたが方がいいです。
ケーブルに不具合はなくともちょっとした相性で一時的にモニターが映らないなんてこともあります。そういう時は接続ケーブルを変えるだけで映ることもあります。後は単純に寿命での故障もあるので、4~5年経てば新しいケーブルに買い替えた方がいいです。電源タップも消耗品なので5年で買い替え推奨とエレコムさんが言っているので、長く使っている人は買い替えておきましょう。
PC選びの考え方
それでは最後にトレード用にPCを選ぶ考え方を紹介します。僕はもともとまったくパソコンに詳しくありませんでしたが、トレード用にちゃんとしたPCが欲しいってことで多少は勉強してきました。
PCの値段の違い
価格とPCスペックは比例するので、一般的に高いPCほどスペックが高くなります。値段の違いはCPU・グラボ・メモリのスペックとSSDやHDDの容量になります。後は同じスペックでもメーカーによって結構振れ幅あります。一般的には大手の方が若干割高になりますが、その分アフターサービスがしっかりしています。
- CPU⇒パソコンの頭脳といえる部分で情報処理速度に影響します。高性能なCPUを搭載すればするほど処理能力は高くなりますが、価格も上がります。トレード用ならi7もしくはi9と記載されているものを推奨です。
- メモリ⇒データを一時的に保存しておくストレージのことで、SDDやHDDとCPU間のデータのやり取りをサポートする立場にあります。メモリ容量が多いほど一度にたくさんのデータが処理できます。トレード用であれば16GB以上推奨です。
- グラフィックボード⇒パソコンのディスプレイに画像や映像を映し出すための部品です。ゲーミングPCだと高性能な商品が必要ですが、トレード用であれば4Kモニターと複数台接続できればOKです。
- SSDとHDD⇒データの保存に必要。SSDはHDDの上位互換みたいな立ち位置でして、その分お値段も高くなります。トレード用であれば基本どちらでも構いませんが、お金に余裕があればSSDを選んでください。
PCの寿命は5~7年
PCの寿命は使い方にもよりますが大体5~7年程度です。僕自身が初めて購入したデスクトップPCは酷使させ過ぎた影響で1年半で故障してしまいました。そしてその次に購入して先ほども紹介した日本HPのZ440とZ240は約6年で買い替えています。
Z440は立ち上げに10分近くかかったり内部にたくさん埃溜まったりでいろいろとガタがきていました。ですがZ240はトレード以外では一切使用していなかったこともあり、PC内部も綺麗でしたし特に使用していて違和感はなかったので、まだまだ使用できる状態ではありました。
なので使用頻度が少なければ10年くらいは普通に使えるかもしれませんが、どんどん新しいPCが発売されているので10年も前のPCを使うというのはあまり現実的ではありません。PCに不具合があろうがなかろうが、大体5~7年程度での買い替えをおすすめします。
古いPCは予備として家で保存
買い替えた際に古いPCをどうすべきか問題ですが、またさらに新しいPCを購入する数年後までは家で保存をしておきましょう。僕自身はPC2台使いしているのでどちらか故障しても片方のPCで変わらず仕事ができます。しかしPCをわざわざ2台購入する人は稀です。
ほとんどの人にとってPCの購入は1台だけだと思います。そしてその1台が故障してしまい修理に出すことになれば、その間トレードができませんよね。でも以前まで使っていたPCを家に置いておけば、スペック的には微妙かもしれませんが一応家でトレードすることはできます。
まったくトレードができないのと、スペック的にはしょぼくても多少なりともトレードができる環境。これは全然違うんですよね。パソコンは精密機器でしてどれだけ丁寧に使っていても故障する可能性があります。その可能性に備えて、古いPCは予備PCとして必ず家で保存をしておきましょう。
スキャルピングならハイエンドPC
デイトレードの中でも数秒から数十秒でトレードすることをスキャルピングと言います。数秒単位での売買判断が求められるので、PCが少しでも重たいと売買が遅れてしまい負けに繋がります。そういったことを避けるために、スキャルピングをする人はハイエンドPCの購入をすべきです。
具体的には僕が現在使っているi9-14900Kの4画面モデル484,000円がおすすめです。ちょっと高い…と感じる方はi9-14900の4画面モデル334,000円でもありだと思います。
PCの購入は結構勇気がいると思いますが、妥協して購入した後に後悔するのだけは避けてほしいなと個人的には思います。スペック足りずで結局もう一台購入…となるとコストは大きくかかりますし、スペックが低いPCでトレードをしても満足のいく結果を出すことは難しいからです。そしてこれは個人的に思うことですが、高いスペックのPCを購入することはそれだけで満足感が高いです。トレードを頑張ろう!なんて気にさせられます。
デイトレードで勝ちたいのであれば最初にPC環境構築にしっかり投資をすべきです。デイトレードを始めるとわかりますが最初から勝てる人なんてほとんどおらず、最初は数万円どころか数十万円以上の金額を負ける人がほとんどです。理屈はちょっとおかしいかもしれませんが、その負け額を前倒しにしてPCの購入に使ってしまいましょう。
\デイトレード用PCをお探しの人へ/
2010年創業 累計販売台数は1,430台超え!
まとめ
いかがだったでしょうか。
PC購入は数十万円の支出になるので結構勇気のいる金額です。ですが1日単位の使用料として考えてみると意外と安いです。50万円のPCを6年使うとします。2024年だと平日は247日あるので、50万円÷6年÷247=1日あたり337円です。デイトレードで1日337円勝ち続けたら元を取れると考えると安く感じませんか?たった337円で快適にデイトレードができるのであれば良くないですか?
PCのスペックを上げるとモニターの接続台数を増やせてトレードツールもたくさん設置でき、トレードの幅が非常に広がります。トレードPCを買い替えたことだけが要因ではありませんが、僕自身は2023年11月と2024年2月にPCを買い替え、2024年には初めて年間収益が+2,000万円を超えました。
デイトレードはほんの少しのきっかけで勝ち負けが分かれます。そのきっかけは人それぞれ違いますが、ハイスペックPCの購入がきっかけになる人も僕はいると思っています。トレード用PCの購入を迷っている人は、もちろん自己責任にはなりますが、ぜひ一度ハイスペックPCを購入してみてください。
販売終了しています。