副業の選択肢としてデイトレードはどうなのかな?と考えている人に、
- 副業としてデイトレを選ぶメリットとデメリット
- 副業としてのデイトレが向いている人
- デイトレを始める人への勉強方法やアドバイス
を紹介しています。
この記事の内容を動画で観たい方はこちらをご覧ください。
副業でデイトレを選ぶメリット
それではさっそく副業でデイトレを選ぶメリットについてです。
レバ利くのが一番大きい
専業として10年生計を立てていますが、デイトレードや短期トレードはレバを利かせられるのが個人的に一番大きいです。副業をする以上やっぱり時給単価を上げたいですよね。時給1,000円より時給10,000円の方が良いに決まっています。
一般的な仕事で時給単価を10倍に上げるのは難しいですし、仕事内容によっては不可能な場合もあります。ですがデイトレードで時給を10倍に引き上げる方法は資金量、株を買う数量を10倍に引き上げたらいいだけです。とある株を100株購入して1,000円稼ぐのではなく、1,000株購入して10,000円を稼ぐといった形です。
もちろん銘柄によっては流動性リスクがあるので1,000株も購入すると、100株購入時とは同じような立ち回りができない場合もあります。なので銘柄選別が大切にはなってきますが、副業としてデイトレを選ぶメリットとして一番大きいのはまず間違いなくこのレバを利かせられることです。
隙間時間を利用できる
株だけに限定するなら平日朝の9時~15時半しかトレードはできませんが、FX・先物・仮想通貨・CFDなど商品を選ばなければ今は24時間デイトレができます。仕事の昼休みや帰宅してから寝る前の数時間、または朝起きて出勤するまでの時間。そんな隙間時間を利用してデイトレができるのも本業がある人にとっては嬉しいです。
ただ個人的には24時間取引ができてしまう状態だと生活に支障をきたしやすいです。よっぽどきっちりしている性格じゃないと睡眠不足になったり本業に影響でたりするので、株以外を選択する場合はその辺しっかりするようにしてください。
またいろいろな商品を触ってきた実体験としてデイトレなら個別株が一番簡単です。なので副業としてデイトレするなら、株が一番動く時間帯である平日朝9時~9時半の30分だけを活用するのが一番タイムパフォーマンスが良いのでおすすめです。本業ある人にとってはその時間帯は仕事している人も多いですが、平日が休みの仕事をしている人や在宅ワーカーの人はぜひ参考にしてください。
向き・不向きがはっきりしている
デイトレは勝った負けたの世界なので向き不向きがはっきりしているのもメリットと言えます。副業やるからには稼げなければ何の意味もありません。だらだらと稼げるか稼げないかわからない副業に取り組むより、期間を決めて取り組んで稼げなければまた別の副業を探していく方が効率的です。
デイトレは8~9割が負ける世界と言われています。そんな世界で勝つ側に回り、そして継続して勝ち続けることは簡単ではありません。だからこそ期間を決めて取り組んでみて、向いてないとわかれば諦めることも選択に入れた上で始めるべきです。
やる気があれば上達する
勝った負けたの世界だからこそ、本当にやる気がある人であれば上達していきます。もちろん先ほど言ったように不向きな人であればどれだけ努力しても勝つことは難しいです。ですがデイトレに向いている人であれば努力されすれば実力はついていきます。
僕自身はデイトレに取り組んでから2年近く負け続けていましたが、板読みデイトレード手法と出会ったことで勝ち続けられるようになりました。もちろん手法と出会っただけではなく、負け続けている間にも勝つ為の努力をして経験値を積んできたことも大きな要素です。
僕自身はデイトレが不向きとは言いませんが、向いているとは今でも思っていません。でもトレードが好きだったからこそ勝つ為の努力を死に物狂いでやってきました。精神的に苦しい時期もありましたが、その努力があったからこそ勝ち続けられるようになったと思っています。
2年近く負け続けていたのは証券ディーラーの時期でして、その時の体験談を知りたい方はこちらをクリックしてください。
在宅ワーク・他副業と相性良し
デイトレは在宅ワークや他副業とめちゃくちゃ相性良いのもメリットです。デイトレって例えば30分やると決めても、30分間忙しく売買しっぱなしということはほとんどありません。一応先に言っておくと個別株であれば寄り付き9時~9時半は一番忙しい時間帯なので30分ずっと忙しい可能性はあります。
僕自身は毎日9時~15時半まで相場と向き合っていますが、実質集中してトレードをしている時間帯なんて1~2時間くらいです。日によっては1時間ない日もあります。忙しく売買したからと言って稼げるわけではないので、チャンスが来るまで待つのも相場で勝つ為には大切です。でも暇な時間ただぼーっとしているだけではもったいないですよね。
なので僕は相場が暇な時間帯はこうやってブログを書いたりYouTubeの動画編集・中古家電せどりの作業をしたりしています。中古家電は見込み利益月30万円の仕入れが毎月できていますし、ブログやYouTubeはほぼ趣味ですが毎月10万くらいは売上を作れています。相場の暇な時間帯に副業をすることで時間を効率よく使うことができています。
初期投資が少ない
一般的には初期投資が必要な商売がほとんどですが、デイトレだと少なく済むのもメリットです。中古家電せどりだとわかりやすいですが、まず商品を仕入れないと販売することができませんよね。僕自身だと金額にすると毎月100万円以上の仕入れをしています。お試しで副業を始めてみたい人にとっては結構な負担です。中古家電せどりの場合だと、Amazonに支払うお金やkeepaと呼ばれるAmazonの商品価格を追跡できるツールなどの固定費として月に1万円以上の支出もかかりますし。
デイトレードであれば初期投資はPCやモニターなどのトレード環境の構築が必要です。ちなみに在宅ワークやスペックを要求されるゲームをしている人であれば、とりあえずは購入しなくても現状の設備で問題ない可能性は高いです。またなるべく安く済ませたい…と考えている人であれば机や椅子なんかも込みで40万円あればそこそこのデイトレ環境は構築できるんで、良ければ僕が考えたデイトレ環境構築の記事を読んでみてください。
50万円あれば始められる
初期投資の話をしましたが、デイトレードではトレード資金50万円あれば始められます。トレード環境構築に40万、トレード資金として50万、合計90万円あれば1つの副業が始められると思えば安くありませんか?しかもトレード資金の50万円は使い切るわけじゃないですし、トレード環境構築すれば普通に在宅ワークの仕事環境も良くなりますので、実質の金額で言えばもっと安く済みます。
ちなみにトレード資金は50万円で始めることを強くおすすめします。信用取引には30万円が必須なので、50万より少ないとすぐに30万円を切ってしまう可能性があります。50万円より多いとロットを大きくしてしまい、負けた時の損失額が大きくなってしまいます。勝てない人が資金を増やしてもお金を減らすスピードが上がるだけなので、とにかく勝てるようになるまでは50万円で始めるようにしてください。資金を増やすのは勝てるようになってからでも遅くありません。
独学で勉強できる
デイトレードはブログ・YouTube・書籍と独学で勉強できる材料がたくさんあります。中には詐欺のような商材もあるので注意は必要ですが、無料で提供されている内容だけでも十分勉強になります。最近だとChatGPTを活用することで知りたい情報を時短で調べることも可能なので、デイトレの基本的要素は誰でも簡単に習得できます。
有料で学ぶ場合については基本的には本だけで十分だと思っていますが、最近はYouTubeのメンバーシップもありです。メンバーシップ限定でデイトレの実況解説動画を載せている人が何人かいまして、そういう動画はおすすめです。ただ個人が提供している商材を購入する場合は、情報発信者が今稼いでいるかを必ずチェックしてください。今稼いでいない人の情報は無駄です。相場は常に変わっていくものなので、過去に稼げていても今は稼げない人なんてたくさんいます。稼いでいるかどうかの情報を開示していない人の商材なんて個人的にはほぼ詐欺だと思っています。
参入障壁が非常に低い
デイトレードは参入障壁が低いのもメリットです。
- 口座開設
- 50万円の入金
- トレード環境の構築
この3つをすれば誰でもデイトレードが始められます。稼げるかどうかは別にして、一つの副業を始めるまでの準備としてはめちゃくちゃ簡単ですよね。
自分の副業の話になりますが、ブログやYouTubeも参入障壁低いとは言われていますがまったく知識のない人だと調べものが結構必要なんですよね。最初のスタートを間違えてしまうと全部やり直しになりますし。せどりもAmazonに出品するなら登録作業や使い方を学ばないといけないですし、どんな商品を仕入れるか、利益が出る商品を見つけるコツ、出品作業のやり方など、最初は覚えることが結構あります。
とりあえず何か副業を…と考える人にとっては参入障壁が低いデイトレは結構なメリットです。
持ち越さないから気にならない
デイトレードはその日に完結する取引なので持ち越すことはありません。なのでデイトレをしていない間は一切相場を気にする必要がありません。短期トレードや中長期投資をしている人は、夜間にアメリカの様子が気になったり先物や為替の様子が気になったりしてしまう人がいます。中には気になりすぎて本業をしている時にスマホを取り出して何度も株価チェックしたり、夜あまり眠れなかったりする人もいます。
本業としてデイトレードを取り組むのであれば一日中相場のことを考えてもいいですが、あくまで副業なので時間を決めて割り切って取り組むべきです。そうすることで副業と本業、そしてプライベートすべてが充実していきます。
副業デイトレのデメリット
メリットばかり話してもあれなので、ここからは副業としてデイトレを選ぶデメリットを紹介していきます。基本的にはルールを守って割り切ってデイトレに取り組める人なら問題ありませんが、熱くなったりギャンブル中毒みたいな症状になったりする人であればデイトレはおすすめできません。
24時間取引できてしまう
先ほどメリットで24時間いつでもデイトレできると紹介しましたが、これはデメリットとも言えます。時間管理がきっちりできない人だと本業中だろうが夜中だろうがいつでもデイトレードできてしまうので、生活が破綻してしまいます。
そういったデメリットもあるので僕は市場の開いている時間が限定的な個別株をおすすめしている部分もあります。土日に趣味を楽しんでいる時間とか夜の寝ている時間に相場のことを気にしたくない人は個別株だけを触るべきです。
リスク・資金管理できないと詰む
デイトレードに限らず投資全般的に言えることですが、たった1つのミスで資金を全額失うどころか借金してしまう可能性があります。厳密なリスク管理と資金管理ができない人だと、道中にどれだけ勝っていようと最後にはほぼ間違いなくトレード資金をすべて失って退場します。
自分が決めたトレードルールが守れない人や負けが込み熱くなってロットを大きくしてしまう人、他には期待値がプラスではないギャンブルトレードをしてしまう人はデイトレードなんて辞めておきましょう。
10年以上この世界にいるので投資で不幸になった人を数多く見ています。1ミスで数千万円を飛ばしてかつ借金を背負った人、ギャンブル中毒のようになってしまい給料を入金してはすべて失うのに辞められない人。夢がある世界ではありますが勝ち負けの世界なのでその裏にはたくさんの敗者がいます。
資産形成ができない
株式投資に関しての話ですが、株式投資では長期的に資産を増やす為に始められる人が多くいます。割安かつ高配当な銘柄に投資をすれば長期的に資産を毎年4%くらいでしたら安定して増やすことは難しくありません。
ですがデイトレードでは同じ投資でもそういった資産形成とは無縁の世界です。デイトレードは日々の値動きの中でトレードをするわけなので、日経平均が10%上昇しようとその恩恵はまったくありません。もちろん日経平均が10%下落して多くの投資家が苦しんでいる時も、デイトレードであれば持ち越しすることはないので痛みはありませんが。
でも長期的に株価が上がっていくことは歴史が証明しているので、長い目線で資産を増やしていく資産形成はデイトレードではできないことを覚えておいてください。僕自身としてはそれが嫌なので、短期と長期をはっきり分けて長期投資もやるようにしています。
勝てるようになるまでが苦しい
デイトレードの勝者は1~2割ほど…という話をしましたが、安定して勝てるようになるまでがとにかく時間がかかるし苦しいです。僕自身勝てるようになるまで2年近くかかりましたが、その期間本当に苦しい毎日を過ごしています。
どれだけ努力しても全然勝てるイメージが浮かばず何度も諦めることを考えました。努力の方向性があっているかもわかりませんし、毎日のように負け続けて精神的にボロボロの日々を長く過ごしました。
当時は証券ディーラーだったので負けても自分の資金が減るわけではありませんでしたが、月収は15万円でしたので毎月赤字生活で貯金を切り崩す日々でした。負けていたので当然会社のお荷物でしかなく、社員としての存在価値がまったくない状態でした。
ちなみに負け続けている間は書籍「デイトレード」のこの一文によく励まされていました。
トレーダーとして成長するには、心底トレーディングをやめたくなるような日を耐え忍んで明日を迎える経験が不可欠である
デイトレードするなら必読書なので読んだことない人はぜひこの機会に読んでください。
辞め時が難しい
僕みたいな経験をしてほしくないので、副業でデイトレを始める場合は必ず期間を決めておきましょう。その期間までに安定して勝てなければデイトレは諦めて別の副業を探してください。
期間を決めておけば案外スパッと辞められますし、その期間までに勝とうと必死に努力をするはずです。僕自身最初はまったく期間を決めていませんでしたが、証券ディーラーをクビになった時にあと3ヶ月で勝てなければ株でご飯を食べることは諦めて違う仕事を始めることを決めていました。期間を決めてからは不思議と勝ち続けていて、2015年10月個人投資家となってから今でも相場でご飯を食べています。
向き・不向きがある世界なのでだらだらやっていても意味はありません。完全に自己責任の世界なので、辞めるか続けるかもすべて自分で決めなければいけません。期間としては長くても3年、短く設定したい場合は3ヶ月くらいがおすすめです。
常に成長が必要
デイトレで勝つことと勝ち続けることはまったくの別物です。短期的に勝てる人はいても、5年・10年と勝ち続けられる人は非常に少ないです。一度勝てるやり方が身についたとしても、相場もルールも常に変わっていくからです。
自分のトレード手法や考え方を都度相場に合わせて柔軟に対応することができなければ、安定して勝っていた人でも簡単に負ける側になってしまいます。現状維持は後退です。相場で勝ち続けるためには常に成長が必要です。
まあこの辺は他業界でも一緒だと思うので、当たり前のことかもしれませんが。ただトレードをやっていない人からすると、勝っている人は何か特別なことをして勝ち続けていると思うかもしれません。そんなことはなくて、日々相場を見て研究したり新しい手法を探したりと地道な積み重ねるが結果に繋がっています。
経験が他業界で活きない
これも結構大きなデメリットですが、デイトレの経験は他業界で一ミリも役立ちません。なんなら証券業界ですら経験値だけだと役に立ちません。安定して勝ち続けられる人であれば、ステップアップとして証券ディーラーなんかの職に就ける可能性はあります。
例えば副業でYouTubeを始めた場合、動画編集スキルが身に付きますよね。自身のYouTube活動が失敗したとしても、動画編集スキルを活かした副業は可能です。ブログも同様でライターの仕事なんかがありますよね。
デイトレに関してはまったく他で活かせない仕事なので、もし上手くいかなかった場合それまでに費やした時間はすべて無駄になることを理解した上で始めるようにしてください。
副業としてデイトレが向く人
ここからは副業としてのデイトレが向いている人を紹介します。
スパッと割り切れる人
デイトレならデイトレ、本業なら本業、趣味なら趣味とスパッと割り切って時間を使える人はデイトレが向いています。デメリットでも話したように、デイトレって商品を選ばなければ24時間取引ができます。でもあくまで副業ですし、もし本業だったとしても24時間デイトレなんてしていては生活が破綻します。
例えば毎日個別株を9時~9時半の30分デイトレードする場合、9時半の時点で負けていたりトレードチャンスがあったりしたとしても、そこで辞めて本業の仕事を始められる人は向いています。だらだらと副業のデイトレに時間を使ってしまう人は厳しいです。
そもそもデイトレードは時給のお仕事ではないので、時間を使ったからといって勝てるわけではありません。寧ろだらだらと長時間デイトレをやっている人であれば負けている人の方が多いイメージがあります。スパッと割り切ってデイトレができる人は向いています。
デイトレードを楽しく思える人
「好きこそ物の上手なれ」という諺がありますよね。デイトレードが楽しいと思えない人はまず向いていません。というか絶対に勝てません。デイトレードが楽しいと思えるからこそ日々勝つ為の努力をします。トレード前の予習やトレード後の復習、さまざまなブログやYouTube・本を読んでの勉強、自身でデイトレブログを作成しての情報発信。
どれも時間は取られますが勝つ為に必要なことばかりです。プロゲーマー”ときど”さんの「論理は結局、情熱にかなわない」という書籍タイトルにもあるように、結局デイトレードが好きになれない人は情熱的にデイトレードとは向き合えません。
勝った負けたの世界で勝ち続けるためには常にモチベーションが必要です。最初はお金目的でも構いません。でもデイトレードを楽しいと思えない人は勝てるようにはなれないので、そのことは覚えておきましょう。
きっちりしている人
抽象的な言い方になりますが、きっちりしている人はデイトレに向いています。
- トレードルールを守る
- トレードする時間を守る
- リスク管理や資金管理の徹底
この辺はデイトレードには必須要素ですが、きっちりした性格じゃないとなかなか守ることは難しいです。デイトレで勝てない人は、普段は上記のことが守れていても負けが込んだり熱くなったりして守れなくなります。大体そういう時に大損をしてしまうので、コツコツ利益を積み重ねていてもたった一度の負けで利益のすべてを吐き出してしまいます。
インフラのお仕事のように、同じことの繰り返しを丁寧にやりつつも、その中で少しずつ改善点を見つけ出しスキルを向上させていくことがデイトレで勝つためには必要な要素です。
副業デイトレを始める人へアドバイス
ここまで読んで副業としてデイトレを始めたい人へのアドバイスをお伝えします。
50万円で始める
先ほども言ったように最初はトレード資金50万円で始めてください。信用取引を使えば松井証券だとデイトレードに限り手数料は完全無料になるので、信用取引はデイトレに必須です。信用取引を使うには最低30万円が必要なので、それ以上の金額を用意しなければなりません。ただちょうど30万円だと少しでも負けたら信用取引が使えなくなるので多少の余裕は必要です。
デイトレードはたくさん資金があったところで勝てるようにはなりません。寧ろ下手な人が大量の資金でデイトレをやると毎日とんでもなく負けます。だからこそ勝てるようになるまでは少額資金でやる必要があるので、50万円で始めるのが個人的には一番おすすめです。
松井証券の口座開設をする
- デイトレードに限り売買手数料は完全無料
- デイトレーダーに特化したトレードツール
- 使い勝手が良く安定して稼働するトレードツール
- 板乗りが他証券会社より速い
これまでいろいろな証券会社を使ってきていますが、デイトレードであれば松井証券が一番使いやすいです。ちなみに板乗りとは、注文を押してから実際に自分の注文が板に乗るまでの速度です。コンマ何秒の差ではありますが、個人的には松井証券が一番早いと感じています。
まだどこの証券会社か決めていない人は松井証券を選ぶべきですし、他証券会社の口座開設をしている人もデイトレに関しては松井証券でやるべきです。
トレード環境を構築する
デイトレードするならトレード環境を構築する必要があります。先ほどお伝えしたように、在宅でPCを使って仕事をしている人やスペックを要求されるゲームをしている人であれば一先ずはその環境でも問題ない可能性が高いです。個人的には42.5インチの4Kモニター1台用意したらデイトレがグッとやりやすくなるので、持ってなければ購入をおすすめします。
ちなみに僕自身はトレード環境の構築に200万円以上お金を掛けています。ここまでくると趣味の世界でして完全にオーバースペックではあるんですが、使用している商品はすべて別記事で紹介しているんでぜひ参考にしてみてください。
現在のトレードルームです。
感情的にならない
賭けの考え方というポーカーについて書かれた書籍に、「損失額の8割は熱くなってから」ということが記載されていました。ご自身でデイトレや何か他のギャンブルで熱くなった経験がある人は何となく「わかる…」と思うのではないでしょうか。
自分はデイトレで勝てない期間中にトレードが上手くいかなくて熱くなったことは何度もあります。熱くなるとトレードが適当になったり自暴自棄になったりでお金を捨てるようなトレードをしてしまうんですよね。なのでデイトレードをするのであれば感情的にならないことが大切です。
負けが込んで熱くなってきた場合は一度離席して冷静になるまで待ったり、その日はトレードを休んだりするような対策が必要です。感情的な状態でトレードをしないだけで損失額の8割を防げるんですから、デイトレをしている最中に今自分は冷静かどうかを常に考えるようにしてくださいね。
挑戦する期間を決める
デイトレは向き不向きある世界なので、歴が長いからといって勝てるようになるわけではありません。10年20年とデイトレ挑戦したけど勝てるようにはなりませんでした…って話を聞くと、お金と時間を物凄く無駄にしているなと思ってしまいます。
なのでデイトレを始める前に期間を決めておきましょう。個人的には最長3年、最短3ヶ月くらいの期間がおすすめです。年齢によってもデイトレ挑戦するリスクは変わってくるんで、興味ある方は別記事に目を通してみてください。
負けを当たり前と思わない
デイトレで安定して勝てるようになるまでは非常に険しい道のりですが、だからと言って負けを当たり前と思わないようにしてください。負けることが当たり前だと思うようになると負け癖がついてしまいますし、勝つ為の努力をしなくなってしまいます。
実際にXで負けたことをネタにしている人を結構見かけますが、そういう人たちが勝てるようになったのを見かけたことはありません。負けた時はちゃんと悔しさを感じて、そしてなぜ負けたのか?を分析して次のトレードに繋げるようにしてください。
毎日予習・復習を行う
当たり前ではあるんですが、日々の予習・復習は必須です。引けた後に自分のトレードを振り返り良かったこと悪かったことを見直してみてください。そして「これは防げたでしょ」と思えるようなトレードがあれば、同じ損失を出さないようにトレードルールを作成します。そうやって負けを減らしていけば必然的に利益が積みあがっていくはずです。
寄り付き前はその日に触る銘柄を決めたり、意識すべきことを見返したりと予習をします。後は平常心でデイトレに臨むために気持ちを整えることも地味に大切です。
そしてデイトレをする人に必ずおすすめしていることはデイトレブログを作ること。これ結局ほとんどの人がやらないので、ブログを作って毎日情報発信するだけで結構差をつけられます。ブログで毎日予習・復習の情報発信をすればいつでも簡単に見返すことができます。相場ノートに書くのもいいのですが、タイピングの方が素早くいろいろ書けます。数か月後とかに昔の記事を読み返すことで結構気付きがありますよ。
後はデイトレブログで毎日情報発信していると読者が増えていくので、そこで交流ができてデイトレ仲間が増えていきますし、Googleアドセンスの広告を載せているとちょっとした収入にもなります。ブログは良いことづくめなので副業であっても作ることを強くおすすめします。
おすすめのデイトレ勉強法
さて最後にデイトレのおすすめ勉強法を紹介します。
実践が一番の勉強
とは言っても実際に自分のお金でデイトレードをして経験を積むことが何よりの勉強になります。自分のお金でデイトレすることでメンタル面が鍛えられます。自分のお金が増減する時の精神状態を分析して、どうやったら常に平常心で相場に臨めるかを考えてみてください。
そして先ほども言ったように毎日引け後に相場ノートを見返して売買理由やトレードの良かった点悪かった点を振り返ってください。自分自身のトレード内容を振り返ることで大きな成長に繋がります。これをしない人は成長がないのでデイトレで勝つことはできません。
ChatGPTで調べる
意外とおすすめなのがChatGPT。上手く検索をすれば的確な答えが返ってくるので、情報を効率よく入手したい方におすすめです。「デイトレのおすすめ手法」とか「デイトレでおすすめの本」とかを投げかけると答えが返ってくるのでそこから自分なりに取捨選択して、デイトレ技術向上に役立ててください。
ChatGPTを妄信するのではなく、上手く活用することで効率よく自分自身に必要な知識を身につけやすいので、使ったことがない人はぜひ一度使ってみてください。
デイトレブログ・X・YouTube
デイトレーダーのブログやX、そしてYouTube動画は学びがたくさんあります。まずブログやXですが、安定して勝っている人もいれば負け続けているのにデイトレをやっている人も数多くいます。そういう人たちの発言を日々チェックすることで勝者と敗者の違いを分析してみてください。敗者と同じことはせず、勝者のマネをすればそれだけで勝率は上がります。
デイトレブログやXで自分の手法を詳細に記載している人は少ないですが、毎日チェックすることでうっすらとその人の手法が見えてくることがあります。実際僕自身はXのとある人の手法を参考にして、それが今はメイン手法となり2020年以降は毎年1,000万円以上稼がせてもらっています。
そしてYouTubeでは情報発信をしているデイトレーダーが数多くいます。無料でも参考になる動画は数多くあるのでぜひチェックしてみてください。また(僕もやっていますが)デイトレ解説動画をメンバーシップ限定で公開しているトレーダーさんも何人かいます。実際のトレード内容が月額数千円でわかるので、正直コスパめっちゃ良いです。たった数千円で実際にデイトレードで稼いでいるやり方を学べるわけですからね。
デイトレードをやるとわかりますが、ほとんど人は数万どころか数十万・数百万と最初は負けてしまいます。そしてそのお金を取り返すこともなく相場の世界から退場してしまいます。その損失額の一部を使って実際にデイトレで稼いでいる人の実況解説動画を有料で学ぶのは個人的には非常に有意義なお金の使い方だと思っています。デイトレで勝つ為の近道とも言えます。
とは言っても、実際に稼いでない人の商材や1万円を超えるような商材は詐欺の可能性も高いので、価格の高いモノに関してはお金を支払うに値するかはしっかりと考えてくださいね。
書籍で学ぶ
デイトレに関する書籍も数多く出版されています。その中で僕のおすすめ本の2冊を紹介します。
Rょーへーさんの逆張りデイトレード。こちらはデイトレ初心者におすすめしたい手法でして、日々コツコツとプラスを積み重ねたい人にピッタリです。大きく稼げるような手法ではないんですが、リスクも低いので副業としてデイトレに取り組む人は実践しやすいです。
このトレード手法がたった1,500円で学べるのは安すぎます。
まとめ
それではまとめです。
いかがだったでしょうか。副業としてのデイトレの一番のメリットはレバが利くことでしたね。勝つやり方を身に付けたらレバを掛けることで時給単価を大きく上げることが可能です。そしてデイトレはずっと相場を見ているわけではなく、暇な時間帯も数多くあるので在宅ワークや他副業とも相性が良いです。
ですが向き・不向きあるので誰しもがデイトレで勝てるようにはなりません。そのためデイトレードに挑戦する期間を決めて、勝てそうにないならきっぱり諦めてまた別の副業を探しましょう。また勝てない時期に大きな資金でやっても大切なお金を減らすだけなので、トレード資金は50万円でやるようにしてください。
副業としてのデイトレが上手くいくことをお祈りしています。わからないことがありましたらお気軽にコメントをください。ありがとうございました。
デイトレードを少しでも経験したことがある人なら一度は見かけたことがある書籍のはずです。トレード手法はまったく書かれていませんが、デイトレードに臨む心構えが書かれた一冊です。
この本は僕自身のバイブル的な一冊でしてこれまで10回以上読み返した本です。特に勝てない時期に何度も読み、自分がトレードで勝てない理由をこちらの書籍から学ばせてもらいました。
最初は同じことばかり書かれて眠たくなってくるような内容なんですが、何度も読み返すたびに学びが増えていく不思議な本です。一度読むのを辞めてしまった人もこの機会にもう一度チャレンジしてみてください。