デイトレはモニターによって情報量が大きく変わりますので、デイトレする上でモニターはお金を掛けるべきです。デイトレ用のモニターの選び方とおすすめモニターを紹介しています。
僕自身の現在のトレードルームです。42.5インチが2台、27インチが3台、24インチモニターが1台、16インチのモバイルモニターとノートPCを使っています(デスクトップPCは2台)。


先に結論として、デイトレ向きのモニターを買うならこの3種類から選んでください。
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デイトレでモニターを複数使う理由
まず、なぜデイトレではモニターが複数必要なのかを紹介します。
デイトレではさまざまなツールが必要
実際にデイトレ時に表示しているトレードツールの一部です。

デイトレをするには情報取得に必要なツールと発注に必要なツール(板)が必要になります。たとえばデイトレをする時に、”板”だけを表示してデイトレする人は少ないです。
チャートや歩み値、売買ランキングを表示して、情報を取得しながらデイトレをしている人がほとんどです。たくさんの情報を取得しながらデイトレをするとなると、小さなモニター1台では到底足りません。その為に複数のモニター、もしくは大型モニターが必要となります。
デイトレは数秒の判断で勝敗が分かれる
モニター1台でもツールを切り替えながらデイトレができると考える人も多いです。しかし、デイトレはツールを切り替える数秒で勝敗の決まることがあります。買った銘柄がほんの数秒目を離しただけで大きく下落して数万負け…デイトレーダーの誰もが1度は経験しています。
自分の技術が未熟で負けるのは仕方ないですが、デイトレ環境が揃っていないことで負けることは避けるべきです。
モニターを選ぶ際の注意点
デイトレ用のモニターを選ぶ上で注意すべき点は結構あります。安い買い物ではありませんので、購入を失敗しないためにも必ず読んでください。
モニターサイズと解像度が最重要
モニターを選ぶ上でサイズと解像度が最重要です。
サイズは大きい方が情報量も増えるし接続ケーブルも少なく済みます。なので27~43インチのモニターを揃えてください。
ただし大きいモニターでも解像度が低いとトレードツールがあまり配置できません。いわゆる1920×1080のフルHDモニターは避けてください。解像度はできることなら4Kモニター、最低でもWQHD以上にしてください。
モニターの台数について
モニター台数は多ければ多いほど情報量は増えますがご自身のトレードスキルやデスクのバランスも考えて決めるようにしましょう。デイトレードをお試しで始めてみたい人であれば最初は1画面でも十分です。ただし1画面の場合は42.5インチモニターにすべきです。
がっつりとデイトレードをしたい場合は4台くらいは揃えましょう。4台揃える際は27~43インチのモニターをデスクとのバランスを考えて、配置してください。
僕のトレードルームではL字型デスクを購入し、左から24⇒42.5⇒27を2台⇒42.5⇒27インチの順でモニターを配置しています。デスク上に効率よく配置するため、27インチモニターは縦型にしています。L字型デスクはGarageのデスクがコスパも良く頑丈で、サイズもいろいろと展開されているのでおすすめです。


解像度の違いを体感
4K対応のノートPCを使って解像度の違いを体感してください。条件が同じトレードツールを表示していても、解像度の設定をフルHD(1920×1080)か4K(3840×2160)かでトレードツールを表示できる数が違うことがわかります。

スマホでも撮影して比較してみました。フルHDだと見切れているのがわかります。

解像度の設定は右クリック⇒ディスプレイ設定をクリックします。そうすると設定画面が表示されるので、「ディスプレイの解像度」をクリックして、お好みの解像度を設定してください。モニターによって選べる解像度は違うのでご注意ください。

高解像度モニターはHDMIかDPで接続
4Kモニターを接続する場合、HDMIケーブルもしくは(mini含む)DPケーブルでPCとモニターを接続してください。また、ケーブルが4K対応しているかどうかも要チェックです。

⇒HDMIケーブル
⇒DPケーブル
接続台数を増やすならトレードPCを購入

PCからモニターへの接続口が少なければ、PCの購入をご検討ください。トレード用PCであれば高スペックかつ複数モニターでデイトレができます。4画面を超える複数モニターでデイトレをしたい場合は20~40万円くらいを目安にPCを購入してください。
僕自身は”勝ち組デイトレパソコン販売”というトレードに特化したBTOパソコンを作っている会社からPCを購入しています。スペックの高いPCが他メーカーと比べると驚くほど安価に購入できるので、PCの購入を考えている方は検討してみてください。
\デイトレード用PCをお探しの人へ/
2010年創業 累計販売台数は1,430台超え!
デスクの最大積載質量を調べておく
事故を防ぐためにもデスクの最大積載質量は調べておいてください。例えば僕は42.5インチ2台と27インチ3台、他にノートPCやスピーカー等でデスク上の重量は60kgを超えています。以前使用していたデスクだと耐えられなかったので、モニターを増やすタイミングにデスクも買い換えています。
先ほども紹介した、僕が現在使用しているGarageのL字型デスクは最大積載質量が80kgです。Garageはさまざまな形状のデスクを販売していて、頑丈で見栄えもいい割に価格が約10万円と安いのでコスパ良しです。デスクの買い替えを検討している方はGarageのデスクから探してみてください。
モニターアームならエルゴトロン一択

モニターアームはエルゴトロン一択です。値段は張りますが安定感が半端なくとても使いやすいです。エルゴトロンはスリムタイプのMXVか通常タイプのLXのどちらかから選んでください。
僕自身はデスクの長さが足りなくて1台だけモニターアームを使用しています。27インチモニターの設置にエルゴトロンのスリムタイムMXVを使用しています。
- VESA規格…MIS-D、MIS-C(100×100mm、75×75mm間隔のVESA)に対応
- 耐荷重…3.2~11.3kg(34インチモニターまで対応)
- 製品サイズ…45.7×27.0×17.8cm
- 重量…3.6kg
- 保証期間…10年間
- VESA規格…MIS-D、MIS-C(100×100mm、75×75mm間隔のVESA)に対応
- 荷重範囲…3.2kg~9.1kgまで(34インチモニターまで対応)
- 製品サイズ…87.38 x 23.62 x 87.38 cm
- 重量…3.5kg
- 保証期間…10年間
モニターアーム取り付けの際は、天板の保護や安定性のために補強プレートも使用してください。
24インチと小さめのモニターかつコンパクトに設置したいのであれば、Amazonベーシックのモニターアームもありです。僕自身は24インチモニターにAmazonベーシックのアームを使っています。
応答速度とリフレッシュレートは必要なし
ゲーミングモニターによく記載されている応答速度やリフレッシュレートはデイトレに必要ありませんので、購入する際は気にしなくて構いません。
- 応答速度とは…画面の色が変化する時に要する時間。10msの応答速度だと画面の色が黒⇒白⇒黒と変化する時に10msの時間がかかります。応答速度が1msのゲーミングモニターもありますが、デイトレではここまでシビアな応答速度は必要ありません。
- リフレッシュレートとは…応答速度と同じでゲーミングモニターを選ぶ際に見かける言葉。モニターが一秒間に何回画面を更新するかを表す言葉で、単位はHz(ヘルツ)を用います。高リフレッシュレートのモニターは144Hzや240Hzのモニターのことを言います。60Hzなら1秒間に画面が60回更新されます。
デイトレでおすすめのモニター
デイトレでおすすめのモニターを紹介していきます。
1台は欲しい42.5インチ4Kモニター

42.5インチサイズの4Kモニターはできれば1台は購入してほしいです。とにかく画面が大きいですし4K対応なのでトレードツールがたくさん配置できます。お試しで始めたい人はこれ1台あれば十分にデイトレができます。
- 価格…66,800円(多少の変動あり)
- 製品サイズ…27.3×96.7×64.8cm
- 解像度…4K 3840×2160
- 重量…14.6kg
- 入力端子…USB-C、HDMI×2、USB×3、LANポート
- 応答速度…5ms
- リフレッシュレート…62Hz
縦型配置でデスク上を有効に使う

27インチモニターは縦型配置することでデスクの限られた空間を有効利用できます。僕が使用している27インチモニターは解像度4Kですしモニターアームの使用もできるのでDellS2721QSは汎用性が高いです。
- 価格…35,800円(多少の変動あり)
- 製品サイズ…17.47 x 61.16 x 51.05 cm
- 解像度…4K3840×2160
- 重量…4.7kg
- 入力端子…HDMI×2、ディスプレイポート×1
- 応答速度…4ms
- リフレッシュレート…60Hz
コスパ良しの24インチモニター

少し小さめのモニターをお探しの方はLGの24インチモニター、24UD58-Bがおすすめ。2016年と少し古い商品なので中古市場が活況です。中古だとコスパ良く入手できますし、もちろんまだ製造されているので新品での購入もできます。僕自身は中古で1台購入していますが、約25,000円で4Kモニターが購入できました。
縦型配置することはできませんが、モニターアームを使用することで縦に配置して使用しています。
- 価格…40,800円(中古だと約25,000円)
- 製品サイズ…55.37 x 6.08 x 33.3 cm
- 画面サイズ…55.4×33.0cm
- 解像度…4K3840×2160
- 重量…4.0kg
- 入力端子…HDMI×2、ディスプレイポート×1
- 応答速度…5ms
- リフレッシュレート…60Hz
モバイルモニターを有効活用

デスクのちょっとしたスペースを有効活用するならモバイルモニターが使いやすいです。また外出時ノートPCでデイトレする場合も、モバイルモニターがあればデイトレの幅が広がります。
LGの16MR70は電源コード要らずで軽いので持ち運びが便利です。僕はデスク上の隙間に配置して、ノートPCと接続して使用しています。
- 価格…36,182円(多少の変動あり)
- 製品サイズ…24.6 x 36 x 0.83 cm
- 解像度…WQXGA(2560×1600)
- 重量…670 g
- 入力端子…USB Cケーブル
27インチを2万円未満で手に入れるなら

スピーカー搭載の27インチモニターが2万円弱で購入できるコスパ抜群のモニター。価格が安い理由は解像度がフルHD1920×1080までしか対応していないことが大きな理由です。解像度フルHDはあまりおすすめしませんが、とにかく安くて質の良いモニターを探している人にはおすすめのモニターです。
- 価格…17,800円(多少の変動あり)
- 製品サイズ…22.4×61.4×45.2cm
- 画面サイズ…61.4×33.6cm
- 解像度…フルHD1920×1080
- 重量…3.92kg
- 入力端子…HDMI×1、ミニD-Sub15ピン×1
- 応答速度…1ms
- リフレッシュレート…100Hz
- スピーカー搭載
24インチ中古モニターを業者にお任せで購入
とにかく安く済ませたいと考えている人は中古で揃えましょう。僕自身が個人投資家となった時、お金が本当になかったのでノートPC2台に中古モニターを2台設置してデイトレをやっていました。
当時は知識がなかったこともあり解像度や接続ケーブルについて何も知りませんでした。価格のみで選んだモニターで日々デイトレをやっていました。
自宅でデイトレを始めた当初の環境(2015/10)と少しずつバージョンアップした環境(2016/12)をX(旧Twitter)に投稿しています。最初にお金をかけてモニターを揃えた方がいいですが、お財布と相談して決めるのもありです。
17インチ中古モニターを業者にお任せで購入
24インチだと大きい方は17インチの中古モニターもあります。
モニターはAmazonで買うべき理由

モニターはAmazonで、かつ出荷元と販売元がAmazonになっている商品の購入をおすすめします。Amazonでは初期不良の場合1か月の返品保証がついているからです。もちろん楽天市場やYahoo!でも返品保証はついています。ですが楽天市場やYahoo!は販売店舗ごとに保証内容が違うので、確認が手間です。
モニターに初期不良があったり壊れたりした場合、Amazonなら1か月以内であれば連絡することなく返品手続きをして返送すれば終わりなので簡単です。
まとめ
いかがだったでしょうか。デイトレをする上でモニターはとても大切なものです。良いモニターを選ぶことで間違いなくトレード環境は良くなるので、初期投資と思ってぜひ購入してください。大画面モニターでトレードツールを立ち上げた時、これまで以上にデイトレがやりやすくなること間違いなしです。