
実際に自分がデイトレで使っているモニターを紹介しているよ!他にもモニターを選ぶ際に注意する点や、とにかくコストを抑えたい人向けのモニターも紹介しているよ!
- デイトレでモニターを複数使う理由
- 1画面・2画面でやりたい人向けのおすすめモニター
- モニターを選ぶ際に一番気を付けるべき点はモニターサイズと解像度
- モニター購入前にパソコン本体のチェックしておくべき箇所
- コスト掛けても良いモノを揃えたい人向けのおすすめモニター
- とにかく安く済ませたい人向けのおすすめモニター
- モニターはAmazonで購入した方がよい理由
自分自身のトレードルーム(2023/5現在)です。

この記事の内容を動画で観たい方はこちらをご覧ください
Contents
デイトレでモニターを複数使う理由
そもそもなぜデイトレではモニターが複数必要なのかを最初に解説していきます。
デイトレには情報端末と発注端末が必要
↓情報端末↓
↓発注端末↓
デイトレをするには情報端末と発注端末の2つが必要になります。たとえばデイトレをする時に、”板”だけを表示してデイトレする人は少ないと思います。チャートや歩み値、売買ランキングを表示して情報を取得しながらデイトレをしている人がほとんどでしょう。たくさんの情報を取得しながらデイトレをするとなると、モニター1つでは到底足りません。その為に複数のモニターが必要となります。
自分は情報を取得する手段として主にTwitterを活用しています。
デイトレは画面を切り替える数秒で勝敗が決まる世界
モニター1台でもツールを切り替えながらだとデイトレできるのでは?と考える人も多いですが、デイトレだとそうはいきません、というのも、デイトレではモニターを切り替えるたった数秒で勝敗の決まることがあるからです。買った銘柄がほんの数秒目を離しただけで大きく下落して数万負け…こんな経験をしているデイトレーダーはたくさんいます。自分の技術が未熟で負けるのは仕方ないにしても、デイトレ設備が揃っていないことで負けることは避けるべきです。モニター購入費用として数万円ケチったことでデイトレで数万円負けるってことを考えると、先にその数万円を投資してモニターを購入しておくべきでしょう。
モニターを選ぶ際の注意点
ではここからはモニターを選ぶ上で注意すべき点について解説していきます。
一番大切な点はモニターサイズと解像度
モニターを選ぶ上で一番大切な点はモニターサイズと解像度です。
モニターサイズが小さすぎると満足にツールを表示できないので、モニターがたくさん必要になります。しかし小さいモニターをたくさん設置すると配線回りがごちゃごちゃしますし、パソコンとモニターを接続する為の接続口も足りなくなってしまうでしょう。
逆にモニターが大きいのをたくさん用意してもデスクが小さいとうまく配置できませんし、大きなモニターはコストもかかります。要はパソコンのスペックやデスクとのバランスが大切だということですね。
高解像度になるほど同じモニターサイズでもツールをたくさん表示させることが可能です。多くの人が使用しているモニター解像度はフルHDの1920×1080ですが、WQHDの2560×1440や4Kの3840×2160のモニターを選ぶとたくさんのツールが表示できるようになります。これまで解像度を意識したことがない人は、高解像度のモニターを使うと世界が変わりますのでとくに気にして欲しい点です。
下の画像は自分のブログを2つのモニターで表示させているのをデジカメで撮影したもの。左モニターの解像度は4Kの3840×2160でして、右モニターの解像度はフルHDの1920×1080となっています。1つのブログを2つのモニターで表示してもモニターの解像度が違うだけでこれだけサイズが変わるということを目視でわかるように紹介しました。

モニターの枚数はPC1台あたり多くても6台までに
モニターの使用枚数はPC1台あたり多くても6台までに抑えましょう。というのもパソコンとモニターとの接続口は多くてもパソコン1台あたり6台までだからです。それに高スペックPCであろうとトレードツールの表示が多すぎるとパソコンが重たくなってしまいます。
デイトレをこれから始める!って方なら最初はモニター1台でも十分です。ただし1台しか使わない人は42.5インチの4Kモニターの使用がおすすめです。
自分はモニター5台とモバイルモニターを1台使用していますが、PCの負荷を考えてPC2台とノートPC1台で合計3台のパソコンを使用しています。こうやってパソコンを複数使用することで負荷の分散にもなりますし、万一パソコンが壊れた場合でも他のPCでしばらく代用することもできます。
パソコンのスペックや接続口のチェック
モニターと接続する前にパソコン本体のチェックも必要です。
高解像度モニターはHDMIかDPケーブルで接続
フルHD1920×1080でモニターを表示させる場合は気にしなくてもよいですが、WQHD2560×1440や4K3840×2160でモニターを表示させたいと考えている人は、HDMIケーブルかディスプレイポートケーブルでパソコンとモニターを接続してください。D-SubケーブルやDVI-Dケーブルだと高解像度に対応していない為、WQHDや4K対応モニターを購入したとしても高解像度での表示はできません。
・HDMIケーブル
・ディスプレイポートケーブル
HDMIケーブルにはスタンダード・ハイスピード・プレミアムハイスピード・ウルトラハイスピードと4つのバージョンがあります。スタンダードが一番古いバージョンで、ウルトラハイスピードが一番新しいバージョン。高解像度を表示させるためにはハイスピード以上のHDMIケーブルを使用してください。
特別な理由がない限りは変換アダプタを使ってまでディスプレイポートケーブルで接続する必要性はありません。PC本体にディスプレイポートケーブルの接続口がなければ、HDMIケーブルの接続で大丈夫です。
モニターとの接続枚数が少なければパソコンを1台増やす
パソコン本体の裏を確認して、HDMIケーブルやディスプレイポートケーブルの差込口が1~2個しかなかった場合は、パソコンをもう1台購入することも検討してみてください。そもそも一般的なパソコンの多くは接続口が1~2個程度しか用意されていません。
新しくパソコンを購入する場合はデイトレ用に特化したパソコンもしくはゲーミングPCがおすすめ。というのもゲーミングPCにはグラフィックボードが必ず搭載されているからです。グラフィックボードは画質のよい映像を映す為に使われることが多いですが、モニターとの接続口を増やす為にも必要となります。ゲーミングPCだと高スペックかつモニターとの接続口も多いのでおすすめです。
パソコン自体のスペックが足りているか
パソコン自体のスペックが足りているかも当然大切です。デイトレではさまざまなツールを立ち上げるので高いスペックのパソコンが必要となります。最低限は各証券会社が提供している推奨環境を満たしていればOKですが、複数ツールを立ち上げることで推奨環境以上のスペックが必要になることもあるでしょう。これに関しては一度トレードツールを立ち上げてデイトレをしてみてから、明らかに重たかったり動きが遅かったりしてから買い替えを検討してみてください。
ツール名称 | CPU | メモリ | HDD | |
楽天証券 | マーケットスピード2 | Intel i7-3770 3.40GHZ(4コア)以上 | 8GB以上 | 5GB以上の空き容量 |
松井証券 | ネットストック・ハイスピード | 1.6GHz相当以上 | 1GB以上 | 50MB以上 |
SBI証券 | HYPER SBI2 | 1GHz以上 64 ビット (x64) プロセッサ | 4G以上 | 2GB以上の空き容量 |
GMOクリック証券 | スーパーはっちゅう君 | 2.33GHz以上のx86互換プロセッサ(ネットブックではインテル®Atom™ 1.6GHz以上のプロセッサ) | 1GBのシステムメモリ以上 | — |
主要証券会社の中で楽天証券のマーケットスピード2が一番スペックを必要としているので、マーケットスピード2を基準に使用しているパソコンのスペックが足りているかを確認してみてください。新規購入する場合に関してもマーケットスピード2の推奨環境を超えるパソコンを購入してください。
デスクがモニターの重さに耐えられるかも意外と大切
意外と盲点なのですがデスクがモニターの重さに耐えられるかどうかも大切です。たとえば自分はモニター5台をデスクに載せておりモニター5つの総重量は57.5kgです。元々使用していたデスクだとこの重さは耐えられなかったので、最大積載質量80kgのL字型デスクもモニターを増設するタイミングで購入しています。現在使用中のデスク強度が心配な人はモニターを用意するこのタイミングでデスクの買い替えも検討してみるとよいでしょう。
モニターアームを使うならエルゴトロン一択

モニターをデスクに配置する際にモニターアームが必要かどうかも考えなければなりません。自分は27インチモニターが1台だけデスクに乗りきらないので、モニターアームを使用しています。わかりづらいですがモニターアームを使用しているのは画像に写っている一番右のモニターです。
モニターアームはエルゴトロン一択だと思っています。少し値段は張りますが、安定感が半端なくとても使いやすいです。エルゴトロンはスリムタイプのMXVか通常タイプのLXのどちらかがおすすめです。自分は場所的にスリムタイプで良さそうだったのでそちらを使用しています。
- VESA規格…MIS-D、MIS-C(100×100mm、75×75mm間隔のVESA)に対応
- 耐荷重…3.2~11.3kg(34インチモニターまで対応)
- 製品サイズ…45.7×27.0×17.8cm
- 重量…3.6kg
- 保証期間…10年間
- VESA規格…MIS-D、MIS-C(100×100mm、75×75mm間隔のVESA)に対応
- 荷重範囲…3.2kg~9.1kgまで(34インチモニターまで対応)
- 製品サイズ…87.38 x 23.62 x 87.38 cm
- 重量…3.5kg
- 保証期間…10年間
42.5インチモニターは重たいのでモニターアームの使用は難しいです。
応答速度やリフレッシュレートはデイトレに必要なし
ゲーミングモニターによく記載されている応答速度やリフレッシュレートはデイトレにはまったく必要ないので気にしなくて構いません。
- 応答速度とは…画面の色が変化する時に要する時間。10msの応答速度だと画面の色が黒⇒白⇒黒と変化する時に10msの時間がかかります。応答速度が1msのゲーミングモニターもありますが、デイトレではここまでシビアな応答速度は必要ありません。
- リフレッシュレートとは…応答速度と同じでゲーミングモニターを選ぶ際に見かける言葉。モニターが一秒間に何回画面を更新するかを表す言葉で、単位はHz(ヘルツ)を用います。高リフレッシュレートのモニターは144Hzや240Hzのモニターのことを言います。60Hzなら1秒間に画面が60回更新されます。
デイトレでおすすめのモニター
それではここからデイトレでおすすめのモニターを紹介していきます。
コストをかけてでもよい環境を揃えたい人向け
まずはとにかくコストをかけてでもよい環境を揃えたい人向けにモニターを紹介していきます。コストをかけたからといって勝てるわけではありませんが、コストをかけた方が情報量も増えますし板の表示も増やせるので、勝率は間違いなく上がるでしょう。
【1画面でやるなら】1だいでも情報量たくさんの43UN700T-B

自分は42.5インチサイズのモニターを2台使用しています。とにかく画面が大きいのが特徴的で解像度も4K対応(3840×2160)なので様々なツールが配置できます。デイトレード初心者であれば42.5インチモニター1台あればデイトレは問題なくできます。デイトレ始めるなら是非!、購入してほしいモニターです。
- 価格…75,011円(多少の変動あり)
- 製品サイズ…23.3×96.7×62.4cm
- 画面サイズ…96.7×57.5cm
- 解像度…4K 3840×2160
- 重量…17.38kg
- 入力端子…HDMI×4、ディスプレイポート×1、USB Type-C×1
- 応答速度…8ms
- リフレッシュレート…60Hz
- スピーカー内蔵
- —–
- ブルーライトカットできるので長時間の使用でも目が疲れない
- スピーカー内蔵なので別途スピーカーを購入する必要がない
- PCにモニターとの接続口が一つしかなくても43UN700T-Bが1台あれば情報がたくさん取得できるので、モニター接続数を増やす為だけにわざわざパソコンを買い直さなくてもよい
【2画面でやるなら】WQHD対応で縦配置にできるEX-LDQ273DBS
こちらも自分が3台使っている27インチサイズのモニターです。解像度がWQHD2560×1440対応でモニターを回転させて縦型で使用できますしモニターアームでも設置可能なので、幅広い設置方法があります。
- 価格…39,800円(多少の変動あり)
- 製品サイズ…24.5×61.4×41.1cm
- 画面サイズ…59.6×33.6cm
- 解像度…WQHD2560×1440
- 重量…7.5kg
- 入力端子…HDMI×3、ディスプレイポート×1
- 応答速度…5ms
- リフレッシュレート…60Hz
- スピーカー内蔵
- —–
- 27インチモニターで解像度が2560×1440に設定できるので、一般的な27インチモニターの解像度1920×1080と比べると、同じモニターサイズでも1.8倍の作業スペースが増える
- モニターを縦型に回転できるのでデスクサイズが小さくても縦型にすることでたくさん設置できる
- 高さや角度も微調整できる
- ブルーライトカットできるので長時間の使用でも目が疲れない
モニターに配置するトレードツールの設定については↓の記事を参照してください。
コンパクトが良いなら23.8インチの24QP500-B

23.8インチモニターにもかかわらず解像度WQHD2560×1440対応のモニター。このサイズなら価格もお手頃ですしモニターアームの使用もしやすいので、モニターアームの使用を考えている人におすすめしたいモニターです。
- 価格…24,120円(多少の変動あり)
- 製品サイズ…54.0×41.3×21.2cm
- 画面サイズ…54.0×32.1cm
- 解像度…WQHD2560×1440
- 重量…5.5kg
- 入力端子…HDMI×1、ディスプレイポート×1
- 応答速度…5ms
- リフレッシュレート…75Hz
- スピーカー非搭載(別途スピーカーを購入する必要あり)
ちょっとしたスペースならモバイルモニターが便利
デスクのちょっとしたスペースを有効活用するなら16インチのモバイルモニターLG 16MQ70が便利です。モバイルモニターにも関わらず解像度はWQXGA(2560×1600)となっており、小さくてもしっかり活躍してくれます。
- 価格…36,000円(多少の変動あり)
- 製品サイズ…24.6 x 36 x 0.83 cm
- 解像度…WQXGA(2560×1600)
- 重量…670 g
- 入力端子…USB Cケーブル
できることなら安く揃えたい人向け
まだデイトレを始めたばかりだからとにかくコストを抑えたい…そんな人も多いと思います。そういう人におすすめのモニターを紹介していきます。
27インチが2万円未満とコスパ良しの27EA430V-B

27インチモニターが2万円弱で購入できるコスパ抜群のモニター。価格が安い理由はスピーカー非搭載で解像度がフルHD1920×1080までしか対応していないことが大きな理由です。フルHDまでの解像度であればDVI-DケーブルやD-Subケーブルで接続しても問題ないので、少し古いパソコンを使用している人でも問題なく使えるモニターとなっています。
- 価格…19,980円(多少の変動あり)
- 製品サイズ…20.4×62.6×46.9cm
- 画面サイズ…59.8×33.6cm
- 解像度…フルHD1920×1080
- 重量…4.6kg
- 入力端子…HDMI×1、DVI-D×1、D-SUB×1
- 応答速度…5ms
- リフレッシュレート…75Hz
- スピーカー非搭載(別途スピーカーを購入する必要あり)
- —
- 27インチモニターなのに重量が4.6kgととても軽いモニター
24インチ中古モニターを業者にお任せで購入
2万円でも高い!という方は中古で機種お任せで購入するとコスパよくモニターを入手できるでしょう。正直最初は新品に拘る必要はありませんし中古でも問題ありません。実際に自分自身が初めてデイトレ環境を揃えた時は、ノートパソコン2台に中古の3,000円前後で購入した20インチくらいのモニターを2台取り付けてやっていました。
自宅でデイトレを始めた当初のデイトレ環境(2015/10)とそこから少しバージョンアップしたデイトレ環境(2016/12)をTwitterに投稿していたので紹介します。最初にお金かけて揃えるのもありですが、コストをとにかく抑えて環境を揃えるのもありだと思います。人それぞれです。
17インチ中古モニターを業者にお任せで購入
24インチだと少し大きい…というかたは17インチモニターもありだと思います。17インチだと1台2,000円前後で購入できるのでお安いです。
モニターをAmazonで買うことをおすすめする理由
モニターは必ずAmazonで購入していましてそれには理由があります。それは、Amazonなら初期不良の場合に1か月の返品保証がついているからです。楽天市場やYahoo!ショッピングであれば、購入店ごとによって返品の規約が違っていちいち確認する必要がありますが、Amazonではすべての店舗で規約が統一されているので確認する必要がありません。しかも期間が一カ月と楽天やYahoo!と違って長いのも特徴です。
モニターを購入して家に届いた時にドット抜けがあったり、使い始めて1か月以内に壊れたりした場合、Amazonならカスタマーサービスに連絡することなく返品が可能なのでトラブルなしで返品できるのもありがたいです。こういった理由があり自分はモニターに限らず電化製品の多くはAmazonで購入するようにしています。
まとめ
- デイトレでモニターを複数使う理由は情報端末と発注端末が必要なため
- デイトレは画面を切り替える数秒で勝敗が決まる世界
- モニターを選ぶ上で一番大切なのはサイズと解像度
- パソコンが古ければ買い替える必要もある
- デスクのサイズや最大積載質量も調べておく
- 応答速度やリフレッシュレートはデイトレに必要なし
- お金をかけてよいモニターを揃えるか、とにかくコストを抑えて揃えるかは人それぞれ
使用するモニターによってデイトレの快適さは大きく変わります。画面を切り替える数秒の差で大負けした経験のある人はコストを掛けてよい環境作りをしてみてください。
モニターに配置するトレードツールの設定については↓の記事を参照してください。
【補足】32インチを超える梱包箱は将来のために保存しておこう
32インチを超えるモニターを購入した場合は梱包箱を捨てずに必ず保存しておきましょう。不具合が起きて修理する場合や数年後にモニターを買い替える場合に、梱包箱がなければ商品の発送ができません。32インチ未満であればAmazonや楽天市場で梱包箱を購入できますが、32インチを超える梱包箱は需要が少ないのでオーダーメイドで用意する必要がありコストがかかります。梱包箱の保存は家の場所を取ってしまいますが、数年後に必ず使用するものですので保存しておきましょう。
デイトレでおすすめのモニターとモニターの選び方について知りたい!