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年に数度の暴落は必ずある
相場では上昇トレンドや下落トレンド、そしてヨコヨコのトレンドレスの状態のどれかを普段作っています。常に株価が上がっているときは上昇トレンド、下がり続けているときは下落トレンド、そして動きがほとんど無い時はトレンドレス。
この3つのうちのどれかを作っていますが、年に数度トレンドなんかを無視した大暴落が数回は訪れます。下落トレンドになっているなら暴落の可能性は高いでしょうが、上昇トレンドの最中であってもそのトレンドを無視したような暴落が年に少なくとも1度は必ず訪れます。
こちらの記事では暴落にたいして普段からどう意識しておけばいいのか、どうやって損失を出さないように対応をしていけばいいのか、寧ろ暴落で利益を出すためにはどうしたらいいのか、についてお伝えしていきます。
暴落は誰もが予想をしていない時に起こる
暴落というのは、誰もが予想していない時に起こります。
上昇トレンドで起こる暴落は多くの投資家が楽観視をしまだまだ更に相場が上昇すると多くの投資家が確信した時に起こりやすくなります。相場というのは少数の人が考える方向に動き大衆が考える方向には動きません。9割近くの人が負ける世界で勝者は1割程。
と考えるならば、楽観論がアナリストから出てきたり多くの投資家が買い目線になっている時なんかはとても危険になってくるわけです。全員が買い目線になった時その次に続く買い手はいません。となるなら上値を買われる事はなくなります。そうして起こるのが暴落です。
大体そういう時は何かしらの材料がきっかけになることが多いですが、結局それはきっかけが欲しいだけできっかけが無かったとしても何かしら暴落は起こりやすくなります。アナリストたちは後付けで、「○○の影響で暴落した」と解説するでしょうが、結局は需給が壊れただけです。
下落トレンドで起こる暴落は簡単です。
多くの個人投資家は逆張りが大好きです。下落トレンドに転換すると株価は物凄く安くなっていきます。多くの投資家は流石にこの価格は安すぎるだろう…と思って買います。しかし更に下落します。一度安いと思って買っている個人投資家は株価が更に安くなった事に嬉しくなり、ナンピン買いをします。しかしそこでも反発せずに更に株価は下落していきます。
そのあたりで苦しくなった個人投資家は「この株価は安すぎる。ここから必ず反発する!」と信じて最後のナンピン買いをします。しかし更に下げていきます。評価損に苦しくなった個人投資家や追証を迫られた個人投資家は、そこで一気に損切りをしていきます。そうやって下落トレンドからの最後の暴落、、またの名をセリングクライマックスが最後に起こります。ほとんどの投資家はここで我慢が出来なくなり損切りをして大損を計上してしまいます。
そして売り手のいなくなった相場はそこから反転を開始し、再び上昇相場になっていきます。上手い投資家はセリングクライマックスの時に買い向かいますが、下手な投資家はセリングクライマックスで全て損切りをし資金を溶かしてしまいます。
上昇トレンドで起こる暴落、下落トレンドで起こる暴落についての解説でした。
退場者が出ても、再び参入者が出てくるので歴史が繰り返される
暴落というのは年に何度か繰り返されますがいつもその時に退場者はたくさん出ます。
たくさん出ても株式市場に参加者が減らないのは新たな参入者が出てくるからです。何も知識が無い個人投資家が常に参入してきます。大切なのは退場をする前に必要な知識を学び、リスク管理をし、大損をしないやり方を学ぶことです。
しかし多くの個人投資家はたいした勉強もせずに「自分は大丈夫」と意味のわからない自信を持ってプロがうようよいる株式市場に武器を何一つ持たずに参入してきます。結果は言わずもがな…ですね。
こちらの記事を見て頂いている方は、しっかりと武器を持って大損しないやり方を最低限学んだ上で株式市場に参入するようにしましょう。
誰かが危険を煽っている様な時に暴落は起きない
何度か言っていますが暴落というのは誰もが予想をしていない時に起こります。
多くの個人投資家が暴落を警戒している時やアナリストが暴落を煽っている時の多くは暴落など起こりません。そういう時の多くの個人投資家は空売りをしているわけだからです。もしくは買わずに様子見をしているわけです。
株式投資というのは少数の人が勝ち、多数の人が負ける世界。大衆が考える方向には動かないわけですね。ほとんどの人が買い方に傾いた時に、楽観視をした時に起こります。暴落を煽っている間や暴落をびびっている間のほとんどは暴落は起こりません。
初心者が大損をする大半は暴落時
初心者が退場レベルでの大損をするのは必ず暴落時です。
特に損切りが出来ない人等は暴落時にナンピンにナンピンを繰り返し、損失が爆発的に膨らみ追証という形で強制的にロスカットをされます。株式投資では勝率など無意味です。100回中99回勝とうがたった1度の負けで退場をしてしまうのがこの世界の怖いところ。普段損切りが出来ない人はこの言葉をしっかり頭の中に入れておいてください。
そして損切りの出来る投資家になれることをお祈りしています。損切りが出来ない投資家はいつか必ず退場レベルの損失を計上します。必ず、です。
上手い人は暴落でも損をしない
それとは一転、上手い人は暴落相場でも損をほとんどしません。損をしたとしても普段出すレベルの損失に留まるでしょう。上手い人は大損などはほとんどしません。
上手い人と下手な人を分ける違いは暴落時での損失を見ると一目瞭然です。
暴落時にでも損失を出さない為にする方法や、もしくは利益を出すための方法として必要な事は↓の方に書いていますので、順番に読んでいってください。
損をしないどころか大きな利益を出す人もいる
暴落時では多くの人が大損をしますが、その暴落を上手く利用して大きな利益を出す人も少なからずいます。
暴落時に大きな利益を出すことは中々難しいですが、暴落時にほんの少しでも利益が残れば嬉しいですよね。株式投資では損切りは必要経費です。上手い人でも勝率は6割ほど。でもどんな相場での損失以上に利益を残すことが出来れば、プラスを出せるわけです。
「いつでもどんな相場でも利益を出せる投資家。」
そんな投資家になりたいものです。
僕自身、日々努力しています。
予想が出来ないからこそ、普段から意識しておこう
何度もお伝えしていますが、暴落は予想出来ません。
誰もが予想出来る時に暴落は必ず起こりません。誰もが予想をしていない時だからこそ暴落してしまうのです。だからこそ普段から何があっても大丈夫なように意識しておくことが大切です。
僕が普段から意識している暴落がいつあっても大丈夫なように意識しておくべき3つをご紹介します。こちらの3つを意識しておけば暴落が起きようが大怪我はしませんし、上手くいけば損失どころか収益を出せるかもしれません。
自分にとってわからない動きの時は、株をお金に変えておく
まず一つ目。
株を買ったり売ったりする際には誰もが必ず理由を持っているはずです。
株価が上がると思うから株を買うわけですし、株価が下がると思うから株を空売りするわけです。投資家の誰もが理由を持って買ったり売ったりするわけです。理由が無いのに株を持っているのは意味の無いことです。
しかし株を持っていなければ自分の投資資金を増やすことは出来ません。だからお金をお金のまま寝かせておけば勿体無いと考えてしまう人が結構います。多くの個人投資家は買いたい株が無い時も、お金にしておくのが勿体無いと考えて何かしら株を買おうとする人がいます。
株式投資はどれだけ上手い人でも勝率は60%くらいと言われています。と考えるならば自分にとって買いたい株がないという状態は、自分の手法が機能する銘柄が無いということです。そんな状態で買った株で勝てる可能性は極めて低いと思いませんか?
株式投資は自分から攻めていくだけでは中々上手くいきません。自分が買いたい銘柄が無い時はグッと我慢する時も大切です。難しい時に手を出したからと言って収益が大きくなるわけではありません。自分にとって勝ちやすいと思うときだけ手を出して、わからない動きをしている時や手を出せそうな銘柄が無い時は一切手を出さず見ているだけの時間も必要です。
ヘッジをかけてるか
2つ目です。
ヘッジをかけてるかどうか。
ただ、ヘッジをかけるのはある程度力がついてからの方が良いと僕は考えています。その理由は別記事で書いていますので詳しくはこちらの記事を読んで欲しいです。
リスクヘッジとしてはCFD取引の口座を持っているとめちゃくちゃ強いです。
CFD取引の口座は1人1つは持って置いた方がいいでしょう。
CFD取引口座は株式投資するなら1つは口座開設しておくべき理由
例えば買いポジだけでPFを作っているとします。こうしているとザラ場ではいいんですが、夜間のニューヨークの時間や、土日の市場がお休みの時間、自分が持っている株を売れない時間ですね。こういう時に何か大きなニュースが出ると何も手が出せなくなります。
極端に言えば自分が持っている株を売れない時間に大暴落を起こしそして市場が開いた時間に日経平均が1000円安から始まると、大きな損失を抱えることになります。買いポジだけでPFを構成していると、常にこういったリスクが出てきます。
僕は買いポジだけでPFを構成する事は絶対にありません。不安で夜が眠れなくなります。笑 例えば買いポジが500万円あるなら、ザラ場の引け間際に同じ額である500万円分先物を売ったり、何かしらの個別銘柄を売ったりして、買いと売りのポジの額を5:5、少なくとも7:3くらいにはするようにしています。
こうしておくと暴落しようが損失を出すことはありませんし、僕は底値近辺の銘柄を仕込む事が多いので暴落をしたとしても大きく持ち株が値下がることがありませんので、上手く利益を出せることもあります。
底値近辺に関しての記事はこちらをどうぞ。僕が普段使っている核にしている手法を載せています。
「上昇相場に乗れない時は焦らずに物色されていない銘柄を探す」
暴落時にはヘッジをかけているかどうかで損失が出るかどうかが物凄く変わってきます。買いポジだけだと特に新興銘柄だと理由もなく10%安や20%安するような銘柄がたくさん出てきます。10%安すると大きな損失に繋がります。
暴落が来ても大丈夫なように常にヘッジをかけるようにしておきましょう。
余裕資金で投資をしているか
最後です。
自分の資金めいいっぱい使って株を投資している人は暴落が来た時に大損をする可能性が物凄く高いです。資金の100%どころか信用をフルに使って資金の2倍3倍を使って投資をしていると、暴落が来た時に一発退場をする可能性もあります。
もし信用でフルで買いポジを作っている人は物凄くリスクの高いことだと自覚しておきましょう。そのリスクを分かった上でやっているなら良いのですが、そのリスクをわかっていない人は今すぐにでもやめたほうがいいでしょう。大切な資金を無くしてから気付いても、遅いです。
常に資金に余裕がある状態でやっていると、暴落が来たとしても当然ながらそこまで大きな損失にはなりません。暴落の時はパニック売りになっている時も多いので、資金に余裕があれば寧ろ買い増す事もできます。持っている株に自信があれば、買い増して市場が落ち着いた時に利益確定をするのも一つの手です。
フルに資金を投資していると選択肢が何もありません。しかし資金に余裕を持っておけば色々と選択肢が出てきます。一旦損切りするのも一つの手ですし、さっき言ったように同じ銘柄を買い増すのも一つです。もしくは違う銘柄でパニック売りが出ているような銘柄を新規で買ってみるのも一つです。
余裕があるかどうかで全然変わってきますね。
株式投資をするのならばどんな時でもある程度の資金枠を残すようにしておきましょう。そうしておくと何か予定外の事が起こった時に対策をする事ができます。そういう余裕を持っているかどうかで収益が変わってきますし、暴落の際には物凄く活きてきます。
勝つことを考えずに、大負けしない事を考えよう
株式投資をしている人の多くは勝つことを目標に、稼ぐことを目標にしている人が多いです。当然稼がないと意味が無いのでそう考えることはわかるのですが、稼ぐ事より負けない事の方が大事です。
負けると精神的にやられますし取り返すのも大変です。ましてや暴落で大損なんかをしてしまうと取り返すのが本当に大変になってきます。たとえば100万の資金が半分に減ると50万円になりますが、その50万円を再び100万円に戻すためには2倍にしなければいけません。
投資資金を2倍にすることは難しいことです。大切な投資資金を減らす事は簡単なのですが増やすことはとても難しいことなのです。だからこそ大負けしないことを常に意識して投資をしていきましょう。
負けない事を意識していれば、それが結果的に勝ちに繋がります。勝つことより、負けないこと。それを普段から意識してみてください。それを意識することにより暴落時でも少なくとも小さな損失で済ますことができるでしょう。
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