ポジポジ病はデイトレーダーや短期トレーダーの多くが一度は患ってしまう病気ですが、素早く治療をしなければ退場してしまう可能性があります。こちらの記事では株・FX・仮想通貨・先物関係なく、すべてに共通した治し方を紹介していきます。ポジポジ病をうまくコントロールすることで収支は大きく変わりますので是非参考にしてください。
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Contents
ポジポジ病とは
まずはポジポジ病についての解説をしていきます。ポジポジ病は当たり前ですが正式な病名ではなく、トレードをしている人たちが勝手に名付けた病名なので、人によって多少はニュアンスの違いがあります。
ポジポジ病の定義は”優位性のないトレード”
自分の中でポジポジ病とは優位性のないトレードを繰り返し何度もしてしまう人を指します。賭け事で言うところのギャンブル依存症と近いモノだと考えています。1日に100回トレードをしていてもそれが優位性のあるトレードでしたらポジポジ病とは言いません。
トレードはプロでも勝率は6割程度なので、優位性のないギャンブルトレードを繰り返している人はいずれ資金を失い退場してしまいます。
トレードは基本暇なもの
本来勝ち続けるトレードと言うのは暇なものです。ポジポジ病の人たちはせっかく相場を見ているんだから何か仕事(トレード)をしないと…と思って優位性のないポジションを作ってしまうのですが、勝ち続けている人たちは工場勤務の様に、単純作業を繰り返している人たちが多いです。
負けなければおのずと勝ちになる
トレードは勝ちたい気持ちが強すぎると逆に勝てません。「負けなければおのずと勝ちになる」とトレーダーのテスタさんは言っていますが、負けないトレードを意識してやっていると、おのずと利益は残せます。
ポジポジ病の人たちは前のめりなトレードばかり繰り返しているので、どうやったら勝てるか?ではなく、どうやったら負けないか?を考えてトレードをしてみると結果は変わってくるかもしれません。勝てるようになるまでトレードは±0円、1ヶ月を通してお金を減らさないことをまず目指してみてください。勝つことを考えるのはそれからです。
トレードは仕事か趣味か
トレードで本気でお金を稼ぎたいと思っているのか、趣味としてやっているのかも結構大切なポイントです。”トレードで稼ぎたい”と言葉では言いつつも、それと行動が矛盾している人は結構多いです。トレードでわざと負けたいなんて人はいないと思うかもしれませんが、傍から見てると破滅願望があるしか思えないトレードをしている人は結構多いです。
もちろん短期トレードに関しては向き・不向きのある世界なので努力が必ず結果に結びつくとは限りません。ポジポジ病が治せない人もそうですが、2,3年努力しても短期トレードで中々勝てない人は株の長期投資に移行してみることをおすすめします。個人的に長期投資は向き・不向きの世界ではなく、正しいことをやれば誰でも勝てる世界だと考えています。
ポジポジ病の治し方
さてそれでは具体的なポジポジ病の治し方を紹介していきます。すべてを実践する必要はなく、紹介する中で自分にあっていそうなものから実践してみてください。
【超基本】トレードルールを作る
基本中の基本でやっていない人はいないと思うのですが、トレードルールは必ず作成してください。トレードルールがなければ優位性のあるトレードはできません。トレードルールの作成として相場ノートを用意したりトレードブログを作ったりすることがおすすめです。
毎日トレードをする上で負けた理由や気付いたことなどを書いていってください。毎日書き続けていると同じような理由で負けているトレードが見つかるので、同じ負け方をしないようにトレードルールを作成しましょう。そうやってトレードルールが増えていくと少しずつ損失が減っていき、結果的に利益が積み重なっていきます。
まだ優位性のあるトレードが1つもない人へ
優位性のあるトレードは1つ見つけるのも難しいものです。何度もトレードを繰り返していくと「こういうパターンの時は勝ちやすい」と気付けるものですが、多くの人はそれまでに大金を失ってしまいます。
なので、最初は必ず少額資金で始めてください。株のデイトレードでしたら50万円、FXや仮想通貨でしたら10万円でスタートするのがおすすめです。小さく負けながら学ぶことで、大切なトレード資金を失う前に優位性のあるトレードを見つけてください。
少額だとたいして稼げないでしょ?と思う人もいるかもしれませんが、僕自身は2015年10月より株の板読みデイトレードを資金50万円で始めて、2016年は+746万円、2017年は+625万円稼げているので、少額資金でもやり方次第で稼ぐことは可能です。
スキャルピングを覚える
ポジポジ病の人に一番のおすすめがスキャルピング手法を一つ作ること。スキャルピングとは数秒~数十秒とごく短い時間で売買を完結するトレードです。ポジポジ病の人たちの多くはたくさんトレードをしたいと考えるので、優位性のあるトレードを毎日何十回・何百回と繰り返して利益を細かく積み重ねていくスキャルピング手法を身に付けるのは一つの答えです。
スキャルピングでおすすめしたいのは株の板読みデイトレード手法です。僕自身が現在も実践しているトレード手法でして、デイトレードの中では低リスクで1日5,000円くらいでしたら比較的安定して稼ぎやすい手法です。
トレード手法を増やす
スキャルピングに限定せず、トレード手法を増やすことも一つの答えです。1つしかトレード手法がなければ1日のトレード回数は限られてしまいます。しかし、トレード手法を複数作ればエントリーチャンスが増えるので、優位性のあるトレードができる局面を増やせます。
トレード手法を増やしたい人は書籍を読むのが手っ取り早いです。気になる書籍を片っ端から読んで、自分にあいそうな手法や面白そうな手法が見つかれば実践で試してみてください。他にはトレードブログやSNSを見るのもおすすめです。手法を事細かに記載している人は少ないですが、毎日チェックし続けることでその人の手法がうっすら透けてくることがあります。
副業をはじめる
そんな簡単に優位性のあるトレード手法なんて作れないと言う方は副業を始めてみてください。相場の暇な時間に副業をしてお金を稼ぐことで無駄なトレードを減らしましょう。
僕自身も暇な時間に副業をやっており、中古家電せどりやブログ・YouTubeで副収入を作っています。デイトレードと相性のいい副業として完全在宅でできるお仕事マッチングサイトのクラウドワークスがおすすめです。ココナラで自分自身のスキルを販売するのもありです。
FXや仮想通貨の人は時間を決める
ポジポジ病に一番なりやすい人はFXをやっている人だと思っています。その理由として手軽に始められることとほぼ24時市場が開いていることが要因だと考えています。なのでFXや仮想通貨のようにほぼ24時間市場が開いている商品でトレードをしている人は、トレードをする時間を決めて、それ以外の時間は一切触らないようにしてください。
ポジションが常に気になる人へ
短期投資の兼業トレーダーにありがちなのが仕事中も持っているポジションが常に気になってしまい仕事が手に付かない人。これはポジポジ病というよりかはギャンブル依存症に近い症状かと思います。
ポジションが常に気になってしまう人は大きなロットでトレードをしている可能性が高いです。仕事に支障をきたすくらいにポジションチェックばかりしている人は、ロットを小さくしてください。
またFXや仮想通貨を触っている場合は、仕事中にポジションを作らないことも大切です。僕自身デイトレードをするなら株にすべきだと思っているのですが、その理由としてほぼ24時間市場が開いている商品をトレードしている人は生活が破綻しやすいからです。
トレードは勝った負けたの世界なので長時間労働したからと言って儲かるわけではありません。メリハリをつけてやった方が勝ちやすいしプライベートも楽しめるしで一石二鳥です。
筋トレしたりYouTube観たり
相場の暇な時間に筋トレしたり、YouTube観ながらトレードしたりするのも割とおすすめです。他のことをしながらだと変に力が入らないので常にリラックスした状態でトレードができます。
特に専業トレーダーだと家から出ることも少ないので、家でトレーニングできる環境を揃えておくことは健康の上でも大切です。僕自身は仕事部屋にトレーニングベンチとダンベルを置いていて、できるだけ毎日筋トレするようにしています。運動すれば脳は活性化するのでより良いトレードができるかもしれません。
僕が仕事部屋に置いているトレーニング設備です。少しの空間と3万円もあれば用意できるので、筋トレガチ勢でしたら物足りないでしょうが、エンジョイ勢でしたらわざわざ月額料金支払ってジムに通わずとも、家でやるだけで十分良い筋トレになります。
稼げるチャンスなんて逃して当たり前だと思う
エントリーチャンスを逃すまいと思って常に相場から目を離さないようにしている人は多いですが、稼げるチャンスなんて逃して当たり前だと割り切ってしまいましょう。
僕自身2017~2019年頃は日中は株のデイトレード、夜間は先物と起きている時間のほとんど相場を見ているのが当たり前でした。お風呂の時間すら嫌で数分で急いで洗って上がるみたいな時もよくありました。夜中も目が覚めた時はすぐ先物のチェックをしてトレードできそうなら触っていました。優位性のあるトレードができていたので利益は残せていましたが、人によってはこれもポジポジ病と思うかもしれません。
そんな時間を3年くらい続けていて30歳になった頃、仕事ばかりの人生ってどうなのか?と思うようになり仕事の時間を減らすことを意識するようにしました。労働時間を減らしたことで収益チャンスを逃すことは増えましたが、趣味の時間や家族との時間を楽しめるようになっています。相場と手法がマッチしたこともありますが、不思議なことに労働時間を減らしてからの方が収入は増えています。
それでも治らない人へ
紹介してきたことを実践してもポジポジ病が治らない人は、デイトレードや短期トレードを一切辞めてしまうことをおすすめします。デイトレや短期トレードはゼロサムゲームの世界で、そこには専業で生計を立てている人たちが大勢います。そんな中、優位性のないトレードを連発してしまう人が立ち向かっても勝てるわけがありません。大切なお金をこれ以上減らさないためにも足を洗うべきです。
ただ、投資自体を辞める必要はありません。株式投資の長期投資はプラスサムゲームで銘柄選別さえ間違えなければ、時間を味方につけることで誰でも勝てると僕は考えています。ポジポジ病が治らない人は本業の仕事を頑張り、給料で積立投資をし長期的に資産形成していくことが兼業投資家ができる必勝の投資手法だと個人的に考えています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ポジポジ病を患っている人は優位性のないトレードを繰り返しやってしまっている状態なので、記事で紹介した治し方を実践して早急に完治させて下さい。優位性のあるトレードでしたら1日100回でも200回でもトレードしていいので、できることならスキャルピング手法を1つ身に付けることが一番簡単な対策だと思います。
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