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新品せどりを辞めようと決めた理由
2014年くらいからせどりを始めて主に新品せどりをメインにこれまでやってきましたが、今後もせどりを長くやっていく為には中古せどり一本に絞った方がいいのでは?と判断し、新品せどりを辞めて中古せどりだけをやっていく事に決めました。
もちろん今(2019年)でも新品せどりだけでも稼げることはわかっていますし、情報発信している人もたくさんいます。新規参入者もいるでしょう。人によって考え方は違うでしょうが、僕が新品せどりを辞めて中古せどり一本に絞った理由と中古せどりのメリットデメリットをこちらの記事で説明していきます。
Amazonの規約がどんどん厳しくなっている
まず一番大きな理由はAmazonの規約がここ数年でどんどん厳しくなっている事。僕がせどりを始めた頃は正直めちゃくちゃルールが緩かったのですが、今は全然違います。もちろんこれは消費者目線で考えたら当然の事で、Amazonはお客さんとして使う分にはとても便利に買い物ができる場所なので今後も多くの人がAmazonを利用すべき為にも出品者へのルールは厳しくなって然るべきです。出品者へのルールが厳しくなっていくことでお客さんも気持ちよく買い物ができるわけですし。
その為、今は出品できる新品商品でも今後は出品できなくなったり、今は規約には無いが今後新たに規約が追加されてしまったりと、今後もどんどん新たな規約が追加されていき厳しくなっていくと考えています。その中でやはりリスクが高いのが新品商品です。
中古商品に関してはこれまで大きな規約が追加された記憶はありません。中古商品は新品と違って動作確認ができる商品であれば販売できますので、今後も厳しい規約が追加される可能性は低いと考えています。
Amazonでは真贋調査が増えている
そして最近増えているとの噂がAmazonからの真贋調査のメール。出品した商品に対しての真贋調査のメールが来て、それに答える事ができなければペナルティを受けます。もちろん一番重たいペナルティはアカウント停止(垢バン)。
アカウントが停止されると今後商品を出品することはできませんし、しばらくの間商品の返送もできませんし、売上も振り込まれません。せどりはどんどんお金を回していく仕事なのでアカウント停止されると大変な事になりますね。そもそもAmazonでせどりが出来なくなってしまいます。
真贋調査のメールは国内正規品を真っ当な場所から仕入れていればメールの対応ができるのでペナルティを受ける事はありませんが、それでもやはりこういう怖いメールが来るリスクは極力避けたいものです。もちろんこれは新品だけではなく中古商品でも来る可能性があります。イヤホンやスピーカー・フィギュア等の偽物(いわゆる海賊版)が多い商品を出品した場合に真贋調査のメールが来る可能性があるとのことです。
真贋調査のメールを防ぐ為には、リスクのある商品は一切仕入れない事(イヤホン・スピーカー・ヘッドフォン・マイク・フィギュア等)。そしてもしメールが来た場合を想定して、必ず仕入れ先の情報を残しておくことです。商品を仕入れた時の納品書を保管しておく。メルカリやヤフオクで仕入れた場合は納品書が無い場合が多いので、取引画面のスクショを必ず撮っておく。後は売上管理表を作っておき、商品名・ASIN・仕入れ日・仕入れ先・名前とID等の情報・商品コンディション・仕入れ価格・仕入れ個数・販売価格・仕入れ先住所等を一つずつ入力し、保存をしておく。
…多分ここまでやっているせどらーさんは少ないと思います^^;でも、もし万が一真贋調査だけではなく、Amazonから仕入れた商品の情報が欲しいとのメールが来た時にはこれくらいの情報を持っておかなければ返答が出来ない可能性が高いでしょう。返答が出来なければ…最悪の場合はアカウント停止となります。そうならない為にも普段からの積み重ねが大切になってきます。売り上げ管理表は確定申告の際に在庫額を知る為にも必要になってきますし、税務調査が入った場合にも大切になってくるでしょう。
せどらーとの価格競争が厳しい
新品せどりはとにかく価格競争が厳しいです。家電量販店やネットショップ等でセールとなっていて安く出品されている商品を見つけても、例えば家電量販店ならその店舗だけじゃなく全国にある店舗でセールとなっている可能性が高いですし、ネットショップでのセールなら他のせどらーも同じように見つけている可能性が高いです。
その為、仕入れた時は利益が出ていても、結局出品する時には他のせどらーもたくさん仕入れてしまっている為に価格競争が起こってしまいすぐにAmazonで値崩れが起こりやすいです。
しかし中古商品は基本的に一点物ですので、価格競争が起こる可能性はとても低いです。もちろんその分仕入れが安定しないというデメリットもありますが…。その辺は仕入れをする力を鍛えていけばカバーはできるでしょう。
”安く買って高く売る”商売が無くなることは絶対に無い
せどりという仕事自体が無くなる事は僕は永遠に無いと思っています。ずっと続く商売なんて基本的には無いので、こんな風に言い切ってしまうと詐欺ではないか?と疑う人もいるかもしれませんが、”安く買って高く売る”という商売は大昔からずっと続いている商売の基本です。今後も無くなる可能性は低いでしょう。
もちろんやり方は変わっていくとは思います。今はAmazonでの出品がメインとなっていますが、Amazonが今後使えなくなるかもしれませんし、仕入れる商品も色々と変わっていくかもしれません。未来がどうなるかなんて誰にもわかりません。でも、安く買って高く売るという商売自体が無くなるとは考えられません。数年後数十年後も長くせどりを続けていくためには、”今さえ稼げればいい”という考えではなく”長く稼ぎ続ける為には”という視点でやっていくのが大切です。そうすれば今後もせどりで安定して稼ぎ続ける事ができると思っています。
せどりを今後も長くやってく為には中古メインが良いと思った
そうやって色々と考えると僕は新品せどりからは完全に撤退して中古せどりをメインとしてやっていくのが良いと判断しました。中古せどりは先程も言った様に一点物なので仕入れは中々安定しません。しかし中古せどりにはメリットもたくさんあります。
まずは出品をするハードルが低いこと。先程もお伝えしたようにAmazonでは新しい規約が毎年できているので、新品商品を出品するのはどんどんハードルが高くなっています。そんなのを知らずに新品商品を出品している人も中にはいるでしょうが、リスクが高いと僕は思います。そもそも規約違反はしてはいけません^^;
もちろん規約の範囲内で新品商品を出品することも今現在は可能な商品も多いです。が、これまで説明してきたように数年先を見据えると”今は稼げるけど継続していくのは難しいのでは…”とどうしても考えてしまいます。
もう一つは中古せどりは利益率が高いこと。新品せどりは薄利多売で稼いでいくやり方が多いのですが、中古せどりは逆です。もちろん利益率が高い分、出品時の商品説明を一つひとつ考えたり、綺麗に梱包したりと手間はかかります。でも少ない商品数で大きな利益が見込めるので、そこは大きなメリットです。
万が一Amazonが無くなっても中古せどりなら大丈夫だと思う
今は考えにくい話ではありますが、もし数年先・数十年先にAmazonが潰れたり、Amazonでの出品ができなくなったりしても、中古せどりならばなんとかやっていけると僕は考えています。ヤフオクやメルカリなんかで今は個人でも簡単に商品が出品できますし、楽天市場での出店も可能です。形ややり方は変われど中古せどりならば今後もずっとやっていけると思っています。
もちろん新品せどりでもAmazon以外でもやっていけるのでしょうが、新品せどりは先程も言ったように薄利多売でどんどん商品を回転させていかなければなりません。そう考えると、個人がやっていくには資金力もそうですし、Amazonが使えない場合は作業量的にも厳しいのでは?と現状思っています。人を雇って大きな資金でやっていくには新品せどりでもありかもしれませんが、それはもうせどりとは呼べない規模だと思います^^;
中古(家電)せどりのメリット・デメリットとは
ここまで新品せどり撤退の理由をお伝えしてきましたが、じゃあ中古せどりにはどんなメリットやデメリットがあるの?って話をここからお伝えしていきます。
※僕は中古せどりの中でも中古家電をメインとした仕入れを行っています。中古家電せどりを前提とした話になっています。
中古市場はどんどん増え続ける
中古市場は年々大きくなり続けています。当然ですね、新品として一度でも購入すればその商品は中古となるからです。そして今はエコの時代なので、新品より価格のお得な中古を選択する人も多いでしょうし、メーカーもすぐに壊れるような商品は作っていないので何年も長持ちするような商品も多いです。
店舗でも電脳(ネット)でも中古せどりはできる
これは新品せどりと同じですが、中古せどりも店舗せどり・電脳(ネット)せどりとどちらでも仕入れができます。僕は住んでいる場所が地方なので店舗せどりがあまりできない場所なので電脳せどりがメインとなっています。
例えば楽天市場ではこんな商品を仕入れました。
送料込みで3780円の商品です。
モノレートを見ると中古なら付属品がしっかりついていて商品の状態が良ければ7000円弱くらいなら売れそうです。
強気で攻めた結果6980円で売れて、手数料引いて口座に入金される額は5829円でした。仕入れ費用は3780円なので利益としては2049円です。
こういったAmazonと価格差のある商品が楽天だけではなく、他のネットショップでも探せば色々と見つかります。
楽天や他のネットショップで仕入れする前にハピタスを経由すると自動的に仕入れ価格の1%が戻ってきます。せどりするならハピタスは登録必須です。ハピタスでは10万円程度なら簡単に稼げるのでせどり資金を作る為にも活用して欲しいですね。
中古家電は利益率の大きな商品が多い
今紹介した商品の利益率を良いと思うか悪いと思うかは人それぞれでしょうが、僕は全然悪く無いと思っています。4000円弱の仕入れで2000円の利益ですからね。利回り50%くらいあります。利益率で言うと30%くらいですね。
でも、中古家電なら更に利益率の高い商品も存在します。少ない仕入れ費用で大きな利益を見込めるので、資金効率の良い中古せどりは資金の少ない人でも安心して参入することができます。
中古家電は検品が手間?返品率も高い?梱包も大変?
しかし、中古家電は検品が手間だったり返品率も高かったり梱包も大変だったりと様々なブログで書かれています。本当に他ブログで書かれている通りなのか、一つひとつお伝えしていきます。
店舗やネットショップで仕入れた商品は動作確認しなくていい
動作確認に関しては、正直やらなくても構いません。
というのも店舗やネットショップで商品を仕入れた場合、そもそもそのショップが必ず動作確認を必ず済ませています。商品がお客様のところに届いた時に故障していれば必ずクレーム&返品に繋がりますし、次回から利用してくれない可能性も高くなるからです。しかも商品の点検や動作確認をしている人は商品知識のある人がやってくれているわけですから、下手に素人がやる動作確認よりよっぽどしっかりやってくれています。その為、動作確認はしなくても構いません。
返品率は寧ろ新品の方がきつい
返品に関しては新品でも中古でもそんなに変わりません。中古商品はプリンターが少し別物で返品率が高いのですが、それ以外の商品に関してはそこまで変わらないでしょう。寧ろ新品の方がきついと僕は思っています。
新品の場合は開封後に返品をされた場合、その商品は再度新品として販売できません。Amazonの規約では開封された商品は新品とは認められませんからね。ほぼ新品での出品をするか、メルカリやヤフオクなどで販売するしかありません。もちろんその場合新品価格より値下げをしないと売れる確率は低いでしょう。
中古の場合はそもそも動作確認済みの商品を販売しています。商品輸送中に壊れてしまった場合は仕方ありませんが、中古商品は”思っていたより商品が汚かった”とか”付属されているモノが入っていなかった”等の理由で返品されることが多いです。商品説明文に記載していてもこういった理由で返品されることがあります^^;この場合、こちらに非はありませんし、商品自体に故障はありませんので再度出品することが可能です。返品されても故障さえしていなければ再出品が可能、これが中古せどりの強みの一つです。
梱包に関してだけは慣れる必要がある
しかし、梱包に関してだけは新品せどりより大変です。これはどうしようもなく、慣れるしかありません。特にテレビやPCモニターなどの大型家電になると1個当たりの梱包で10分以上かかる商品もあります。梱包を適当にしてしまうと輸送中に商品が壊れる可能性もありますしね。
仕入れる際に大型家電は梱包時間も頭に入れて、時間がかかる商品はその分利益が大きく無いと仕入れない…等の戦略は必要になってきます。
中古は新品と違い一点物だから値下げ競争が少ない
これは先程もお伝えしましたが、中古せどりは新品せどりと違い一点物の商品がほとんどです。稀にネットショップで在庫が10点とか多い場合で100点とかある商品がありますが、可能性としては少ないでしょう。一点物ということは他にライバルがほとんどいないということです。その為値下げ競争が起こる可能性は低いです。
そもそも新品商品には違いがありませんので価格のみで判断されますが、中古商品は商品の状態や付属品によって同じ商品でも違いがありますので、最安値より高くしても売れる可能性は高いです。値下げ競争をする必要があまり無いわけです。せっかく仕入れた商品を赤字で損切りしたり、価格競争に巻き込まれて日々値段の管理をしたりする必要がありません。
逆に言えば安定して仕入れる為には目利き力が必要
もちろんこれはデメリットにもなりえるわけで、一点物しか無いからこそ中古せどりは仕入れが安定しません。店舗仕入れなら常に色々なお店を回らなければなりませんし、電脳(ネット)せどりでも毎日新たに仕入れ商品が無いか探し回らなければなりません。
目利き力が無ければ中々仕入れられる商品が見つからないので、最初は大変かもしれません。新品せどりは価格競争になる可能性が高いとは言え、1つの商品を複数個仕入れられる事もあるので新品せどりの方が難易度は低い傾向にあると言えます。
中古せどりは商品を見るだけである程度の相場を把握する必要がある
中古せどりをしていくには商品を見ただけである程度の相場を把握していく必要があります。極端な話、店舗に行って全ての商品をモノレートで利益が出るか検索すれば仕入れられる商品は見つかるでしょうが、どう考えても効率が悪すぎます^^;
利益が出そうな商品だけをピックアップしてモノレートで検索していけば作業は最低限で済みますので時間があまりかかりません。利益が出そうな商品を見つけていくためには商品知識やコツが必要となってきます。これは中古せどりでたくさんの商品を見ていく事で習得ができていきますが、これもまた時間がかかります。
手っ取り早いのは中古せどりをしている人がノウハウを提供していれば、それを購入することですね。これも購入前にそのノウハウの良し悪しを見極めないといけませんので、難易度が高いと言えば高いですが。下手なノウハウを数十万円も出して購入するのはもったいないですからね。
大型家電を扱うと送料が高くなる
最後です。
大型家電を扱うとどうしても送料が高くなります。大型家電だと段ボールに入っても2,3個程度しか商品が入りませんし、更に大きなモノだと商品1点で輸送することになります。これはどうしようもありませんが、ヤマト便を使うことで多少なりとも送料が節約できます。
大型家電は送料の問題と梱包が面倒だと言う理由で扱っているせどらーは少ないです。だからこそ狙い目だと僕は思っています。ライバルが少ないのですから、商品も仕入れやすいですし、売れやすいです。送料はどうしようもありませんが、梱包はやっていけばどんどん慣れて早くなっていきます。大型家電を扱ってない人は一度検討してみるのもありだと思います。
まとめ ずっと同じやり方で稼ぎ続けられる仕事なんて無い
以上が新品せどりから撤退して中古せどりをメインにしてく理由と、中古せどりのメリットデメリットとなります。最初にもお伝えしましたが、今でも新品せどりでも稼げますし、新品せどりをメインとしている人もいます。これは考え方の違いです。僕は今後も長くせどりをやっていくなら中古せどりをメインにしていった方がいいと考えただけです。
一つだけ言えるのはどんなやり方であろうと、”安く買って高く売る”せどりと呼ばれる仕事自体は無くならない事。やり方次第というわけですね。せどりが無くならないと言っても、同じやり方で5年後10年後もせどりで稼ぎ続ける事は難しいでしょう。毎年どんどん状況が変わっていくわけなので、それに合った様にせどりのやり方も変えていかなければなりません。
僕は数年後を見据えて、中古せどりをメインにこれからもせどりをやっていきます。
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