大型商品のFBA納品は配送コストが高い
せどりで大型商品をたくさん仕入れると160サイズの段ボールを用意しても商品が2~3個程度しか入らずにFBA倉庫に送る個数が5個や10個になって困ったことはありませんか?160サイズともなると場所にもよりますが普通に宅急便で送ると1個あたり2000円近くかかることもあります。それが5個も10個も発送するとなると、配送コストだけでせどりの利益を大きく削ってしまいます。
しかし、ヤマトが提供しているヤマト便を活用すれば配送コストを大きく減らすことができます。FBA納品で配送コストに困っている人はヤマト便を使うことを是非検討してみてください。詳しい使い方や使う際に必ず知っておきたい内容についてもお伝えしています。
大型商品は配送コストも高いし梱包も大変だからと言って仕入れを一切しないせどらーは多いです。だからこそ大型商品に手を出すことでライバルが少ない分野で大きく稼ぐことが可能です。
ヤマト便とは

”ヤマト便とは160サイズを超える荷物を送れたり、30万円以上に荷物を送れたりするサービスです。”…と記載がありますが、これはせどらーにはあまり関係ありません。
ヤマト便とは、同じ宛先であればたくさんの商品をまとめて送れば送るほど配送料金が安くなるサービスとなっています。↓の画像を見てください。先日実際にFBA倉庫に送った時の送り状です。

価格を見てみると6個で10,918円となっています。高知県から千葉県へと商品を発送していて、サイズはどれも160サイズくらいありますので普通に送れば1個当たり2,246円かかるので、6個だと13,476円かかります。ヤマト便と比べると2,500円も高いことがわかりますね。大体3~4つくらいからヤマト便の方が安くなってきます。詳しくはご自身で計算してみてください。
送り状の書き方も簡単
送り状の書き方も特に通常の宅急便の送り状と変わりありません。1つ違うのは、通常なら段ボール1個あたりに送り状が1つ必要となりますが、ヤマト便の場合は同じ配送先であれば送り状はたった1つだけで構いません。段ボールが10個あろうと、ヤマト便なら送り状1つに記入するだけでOKです。
保険は必ず入っておこう

ヤマト便では運送保険の加入は任意となっています。もし輸送中にヤマトの過失により破損などの被害を与えた場合は運送規約に基づいて賠償をしてくれますが、事故内容によっては保証外となる場合もあります。
その為、必ず保険には加入しておきましょう。10円あたり1万円となっているので、見込み売上分の保険に加入しておきましょう。中に入っている商品の見込み売上が20万円であれば、200円の保険に加入しておきましょう。保険についてはヤマトのスタッフが来た時に保険に入ることを伝えれば加入できます。
ヤマト便を使う条件は特に無し
ヤマト便に関しては先程も説明した通り特に使う条件等はありません。誰でもどんな条件であろうと使用可能です。
ただし、集荷の依頼はネット予約では無く電話での予約だけとなっているので、電話でヤマト便をお願いしますと伝えましょう。
必ず知っておきたい豆知識
ヤマト便を使う際、ヤマトのスタッフが来た時にトラブルが起きる事が多いです。後程説明しますが、ヤマト便はヤマトのスタッフから嫌われています!その為、スタッフによってはあの手この手でヤマト便を使わないようにしたり、逆に知識が無い為に間違った事を伝えて使えないと言ってきたりします。
段ボールサイズ160cm未満でもヤマト便は使える!

”段ボールサイズが160cm未満だとヤマト便は使えません”と言われることがあります。実際に数年前は小さなサイズはヤマト便で使えませんでしたが、今はルールが変わったのか、使えるようになっています。
もし言われた場合はヤマト便のQ&Aに使えると記載がありますと伝えましょう。
⇒「宅急便」を利用して送れる160サイズ以下のものも「ヤマト便」で送れますか?
配送商品の金額が30万円未満でもヤマト便は使える!

”ダンボールの中身が30万円未満だとヤマト便はつかえませんよ”と言われることがあります。個人的には”そんなの確認しようがないでしょ…”とは思うのですが、これも間違った知識です。ヤマトのQ&Aを読む限り、中身が30万円未満でも使えるとわかります。
↑画像でも記載がありますが、ヤマト便は宅急便より+1日だけお届け日数が遅いです。こればっかりはどうしようもありませんので我慢しましょう。時間指定もできません。
ヤマト便を上手く使うコツ
ではここからはヤマト便を上手く使うコツについてお伝えしていきます。コツと言っても簡単なことばかりですが…^^;
ヤマトのスタッフはヤマト便が嫌いだということを知っておく
先程も言った通り、ヤマトのスタッフはヤマト便が嫌いです。考えてみたら当たり前ですが、同じモノを送るだけなのに普通の宅急便を使わずヤマト便を使うだけで配送料金が安くなるわけですので、嬉しい気持ちになるわけありませんよね。笑
ヤマトのスタッフさんも、”なぜヤマト便が存在しているか理解ができない”とお怒りでした。笑 でもそのサービスがある以上はこちらも対応をしないといけない為、やらざるを得ないと仰っていました。お客さん側からするとヤマト便は有難いサービスでしかありませんが、スタッフ側からすると同じ作業量なのに売上が小さいのでそりゃあ良い気持ちするわけありませんよね。
ヤマトの給料事情は詳しくありませんが、もし出来高制の人がいるのであれば、同じ作業量なのにヤマト便だと売上が小さくなるわけですから、嫌いだと思うのも当然です。
良好な関係を築く為にもやっておきたい事
ただでさえヤマト便は嫌われているわけなので、そこで喧嘩にならないように配送業者さんとは良好な関係を築いておきましょうね。喧嘩腰で対応しても良い事なんて何一つありません。配送業者を”敵”とみなして対応してしまうと、発送した商品を知らないところで蹴られているかもしれませんしね…。笑
数年前に佐川急便のスタッフが部ちぎれて荷物をなげまくったりぶつけまくったりしていましたね。
僕はヤマト便を使う時は必ず計算を先に済ませておいて、料金を確定させています。料金の計算は簡単です。
容積換算重量(kg)= 縦(メートル)×横(メートル)×高さ(メートル)×280
ダンボールが5個あれば5個分全てのサイズを測り、容積換算質量を計算しておきます。そしてヤマトのスタッフが来たらそれを渡せばスムーズに進みます。(実際に計算するのは2~3分は時間がかかりますので、ヤマトのスタッフにやらせると数分玄関で待つことになるのでそれも時間の無駄です^^;)
後はなるべく荷物を運ぶのは出来る範囲内で手伝ったり、たまに飲み物の差し入れをしてあげたりすることでヤマトのスタッフと良好な関係を築けるでしょう。それだけでお互いに気持ちよく働けるなら安いコストですね。
ヤマト便である程度の集荷の時間指定をする方法
裏技って程でもありませんが、ヤマト便では集荷の時間指定はできませんが、ある程度の時間指定をする方法も存在します。集荷は時間帯として午前中(13時まで)・14~16時・16~18時・17~18時半の4つの時間帯が存在します。
その為、16時くらいにヤマト便集荷の電話をすれば必然的に17~18時半にしか来れなくなります。どうしても時間指定をしたい人はこの方法を活用してみてください。
“大型商品は梱包も面倒・配送コストも高い”だからこそライバルが少ない
大型商品は梱包も面倒・配送コストも高くなるため、せどらーで手を出している人は少ないです。だからこそ利益が出せる商品が見つけやすいですし、出品している人も少ないのでライバルが少なくやりやすい分野です。正直美味しい商品も多いです。
これまで大型商品を敬遠してきた人も一度検討してみてはいかがでしょうか?
大型商品の梱包方法についてはこちらで解説しています。
⇒テレビやPCモニタの梱包方法!中古せどりの仕入れ幅を増やそう
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