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時間軸についてはまずは考えてみよう
時間軸を変更する事は大罪…と題名で言っていますが、時間軸がどの程度のモノかを把握していなければ何がどう大罪なのかを理解する事は難しいです。なのでまず時間軸がどんなモノかを5つに分類しました
スキャルピング・超超短期(数秒~数分)
デイトレード・超短期(数分~数時間)
スウィング・短期(数日~数週間)
中期(数週間~数か月)
長期(数ヶ月~数年)
この時間軸の間隔は厳密に決まっているわけではなく、人によって様々です。正確に決まっているわけではありません。そしてどの時間軸でトレードするのか正解があるわけでは無く、あなた自身よって一番向いている時間軸を探さなければなりません。今回のテーマはあくまでも、短期投資の予定に投資をしたにも関わらず、長期投資にやっぱり変更しよう…と考えることはダメですよと言った内容です。
短期投資の予定が、やっぱり長期投資へと変更。
こんな経験はありませんか?
とある銘柄を短期的な上昇を狙って買ってみたところ、思惑とは逆に買ってから大きく下げてしまった。本来なら自分の考えとは逆の方向に動いたから損切をしないといけないのだが、「この銘柄は長期的に見たら優良株だしいずれもっと上昇するだろうし、今は評価損だけどしばらく持っておこう。」と考え、損切りをせずにポジションを持ったままにしておいた。多分これって、一度は誰もが経験したことあると思います。笑 僕も当然やってしまったことはありますし、相場で生計を立てている人たちの全てが多分過去に一度はやってしまっていることだと僕は思います。誰もが一度は通る道です。笑 でもこれを続けているようでは、いつか大きな損失を出すことになるでしょう。
自分で決めたルールを守れない人は相場では勝てない。
そもそも大前提ですが、相場では全てのルールを自分で決めなければいけません。どんな銘柄を買うのか、その銘柄を買う理由、買うべきポイント、そして利確と損切をするタイミング。これらは誰かに言われてやる事ではなく、全て自分で決めてやらなければいけません。そして自分で作ったルールを自分自身でしっかり守らなければいけません。当然誰も注意してくれる人はいません。投資は全てが自己責任なのですから。自分で作ったルールを守ることができなければ、自分自身の投資手法やリスク管理はめちゃくちゃなものになります。そんなことでプロがたくさんいるこの世界で勝つことなど不可能でしょう。
⇒株は入口にあらず、出口にあり。損切り水準は買う前に決めよう。
デイトレードの本で時間軸について勉強しよう
ではここで「デイトレード」の本より引用させて頂きました。
一度読んでみてください。
あるトレーダーが短期での値上がりを期待してある銘柄を買ったとして、しかし、計画通りに株価が上昇しなかった場合(短期の時間軸の制約により)売却はせずに、当該銘柄を中期から長期にかけて保有することに決める。読者にも経験があるのではなかろうか。どのレベルのプロのトレーダーでも、時にはこの大罪を犯してしまうことがある。この時間軸の「変更」は損切りを無視することを正当化することにほかならない。損切りが破滅から身を守るための唯一の手段であることは既に見てきた通りである。
デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術
ルールを破ることで自分の自尊心を守ることができる
短期で持つ予定の銘柄を、値下がりしたという理由でやっぱり長期で持とうと考える理由は何だと思いますか?まあ、見出しに答えを書いているのでサクッとお伝えします。笑 これは自分の自尊心を守ることができるからです。
「短期で見ると自分が買った価格より値下がりはしてしまったが、この銘柄は長期で見るとこの程度では終わらずに、更に高値を目指すに違いない。だから今は評価損だがそのまま置いておいて、じっくり持とう。」
多くの投資家はこう思わけです。こうやって、自分の考えは間違っていないんだ!と考えることで、自分の自尊心を守ることができます。
…でも、間違ってますよね。自分で決めたことを守っていない時点で間違っています。本当に長期で持ちたいと思うなら、一度損切りをしてからもう一度本当に買いたいか?を考えてみてください。それでも買いたいと思うのなら、長期で持ってみてもいいでしょう。単に損切をしたくないだけで短期から長期に変更するのなら、必ず一度損切りをしてみましょう。そうすると、大抵は再び買わないと思います。
買う前に必ずどこで撤退するかを決め、それを厳守する
短期であろうと長期であろうと、株を買う前にはどこで利食いをするのか、損切りをするのか、必ず考えておきましょう。どれだけ上手い人でも勝率は60%程。どれだけ上手い人でも10回トレードしたら4回は損切りをしています。損切りは誰もが絶対するべきことなのです。悪いことではありません。なので、買う前に必ず利確と損切のポイントを決めておき、そしてそれを死守しましょう。
ちなみに、長期から短期への変更はOK
ただ一つ、長期投資から短期投資への変更はOKです。短期から長期が駄目な理由は先ほど説明した通りですが、その逆に関しては特に悪いことではありません。損切りを早めにしたり、利食いを少し早めにしたり、想像以上に早く利益が出たから早めに閉じたり、理由は色々とあると思います。エントリー前に利食いと損切のポイントは決めておかねばなりませんが、相場によって、そのポイントは変わる事もあるでしょう。ですので長期投資を決めている場合は短期投資への変更は当然ながらOKです。損切りを先延ばしにするわけではないので。
ルールを守れない人は大抵大底で損切をする
損切りを決めたにも関わらず、その決めた価格で損切りが出来ずにだらだらと持ち続けてしまう人は、必ず大底で損切をしています。そしてたった一回の損切で立ち直れない程の損失を出してしまうのです。大底で損切りしてしまった人は皆、「運が悪かった…。」と言います。でもそれは運ではなく、実力です。
⇒大負けしたくないから株のしくじり先生を読んで勉強してみた。
今まで自分が決めてきたルールを守れる人は大底で損切をすることはありません。しかしたった一度でもルールを破る人は、また次にどこかでルールを破ります。それが積もり重なって、どこかで大きなミスをしてしまうのです。損失を出してしまうのは仕方の無いことです。しかし、大損をしてしまうのはルールさえ作っておけば、そしてそのルールを守る事ができれば、必ず避ける事ができます。大損をしないためにも、自分で作ったルールを厳守するようにしていきましょう。
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