証券ディーラーとはどんな世界なのか 就職の仕方や業務内容・リスクについて

【この記事を書いた人】元証券ディーラー めたん

現在は専業投資家として株式投資で生計を立てつつ、在宅でできる”せどり”や”ブログ”で副収入を作っている。株式投資の知識や勝ち方、在宅ビジネス”せどり”での稼ぎ方、お金のメリットや考え方、趣味の登山や旅行について記事にしている。

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証券ディーラーがどんな仕事をしているのか、就職の仕方や給与体系、そしてこの仕事の内容やリスク等を調べようとしても、中々ネット上には出てきません。証券ディーラーという仕事をしている人は日本では物凄く少なく、情報を集めようとしてもネット上にはほとんど転がってないんですね。僕みたいにブログをわざわざ書いている人もほとんどいないでしょうし、周りに証券ディーラーとして仕事をしている人なんてそれこそ出会う事なんて無いでしょう。証券ディーラーはとてもレアな人種なのです。中々出会う事すらありませんし、実際にどういった仕事をしているかも中々わかりません。

そんな人の為に、この記事では元証券ディーラーの僕が証券ディーラーについて

・雇ってもらう為には

・新規ディーラーの場合は入社してからどんな仕事をしていくか

・仕事内容、ノルマ

・インセンティブがどのくらいか

・任せられる運用資金

・どういったリスクがあるか

等についてお伝えしていきます。会社によってもちろんこの辺には違いがありますが、僕自身が実際に働いたとある証券会社で経験したことを元に、こちらの記事を書いています。証券ディーラーという仕事を知りたい人や就職を考えている人は参考にしてみてください。

証券ディーラーを経験された方が書かれた書籍です。ディーラーに興味ある方は絶対読んで欲しい本です。

証券ディーラーとして雇われる為には

まずはどうやって証券ディーラーになるかについてお伝えします。これはもちろん会社によって採用方法は色々と変わるでしょう。伝える内容は僕が過ごしていた会社や他社の証券ディーラーから聞いた話になります。

証券ディーラーになろうとする人には、新規採用と中途採用の2通りがあります。証券ディーラーを経験したことない人を新規採用と言います。証券ディーラーを一度でも他社で経験した人は中途採用となります。

証券ディーラーとして雇われる人には大体3種類の傾向があります。

・現役ディーラーからの紹介

・個人で株式投資である程度の結果を出している

・完全未経験

大体この3つでしょう。一つずつ詳しく説明していきます。

現役の証券ディーラーからの紹介

意外と多いのがこちらの理由です。ある程度結果を出し続けている人でも、とある暴落で大きな損失を出してしまい会社からクビを切られる事がどうしてもあるのがこの世界。そんな時に知り合いである他社の証券ディーラーから紹介をして貰い、違う会社で面接を受け再度証券ディーラーとして採用される事があります。他にもインセンティブ(成果報酬)があまり高くない、社内ルールが厳しい、運用資金が少ない、等と言った理由で他社の証券ディーラーに転職するような人も中にはいます。同じ仕事をするなら自分のやりやすい環境や給料が上がった方がいいのは当然のことですね。

もちろん証券ディーラー未経験でも、現役の証券ディーラーが知り合いにいればその紹介で面接を受けさせて貰える事もあります。未経験から証券ディーラーになる人で現役の証券ディーラーからの紹介で入社される方も割といます。

個人(兼業)投資家としてある程度の結果を出している

こちらは新規採用の時に重視されます。中途採用の場合は前の会社での結果を必ず見られます。中途採用の場合は前の会社での結果がボロボロだと、再度証券ディーラーとして雇って貰える可能性は低いでしょう。若くてかつ1度だけならチャンスが貰えて他社で証券ディーラーになれるかもしれませんが、2度目は無いと考えてもいいでしょう。厳しい世界です。

証券ディーラーを経験したことが無い人だと、証券会社が雇いたいと思うような材料が必要です。その一つとしてわかりやすい材料が自分のこれまでの売買履歴や収益額を見て貰う事です。自分が入社する事で会社に利益をもたらす人材になれると思って貰う事が大切ですので、個人で投資で結果を出し続けているならば、その売買利益を見て貰いましょう。

個人投資家から証券ディーラーになるメリット

後程詳しく紹介しますが、証券ディーラーのインセンティブ(成果報酬)は大体30~40%くらいです。個人投資家ならば当然利益の100%が自分のモノになります(税金は除く)。税金も考えると証券ディーラーになると稼いだ額の2~3割くらいしか残りませんが、それでも証券ディーラーになるメリットとして挙げられるのは運用資金の多さとプロの運用者と接することができる、この2つがあります。個人では数億円の資金を運用する事は中々難しいですが、証券ディーラーなら就職してある程度経験値を積めば可能です。

完全未経験だが面接で好印象

最後はこちら。証券ディーラーは年齢が若ければ、未経験でもチャンスが貰えやすいです。30歳を過ぎていると少し厳しいかもしれませんが、20代なら未経験でも、株式投資すらあまり知識がなくても、雇って貰える可能性が高いです。と言うのは、この世界ではどんな人が成功者になるのかは誰にもわかりません。雇ってみないとその人がどうなるかわからないんですね。なので一度雇ってみる事も多いです。駄目ならすぐに切られますが。

証券ディーラーになぜなりたいのか?どんな運用者になりたいのか?こういった事に答えられないようであれば雇われる可能性は低いでしょう。証券ディーラーはあくまで職業の一つにしかすぎません。証券ディーラーになりたいと考えている人は、その仕事をしてどんな人間になりたいのかを考えてみましょう。

新規採用の証券ディーラーは入社してからどう仕事をしていくか

新規採用として証券ディーラーになった人はまずどんな仕事から始めていくのか。こちらも会社によって全然違いますが、僕がいた会社の業務内容をお伝えします。

僕がいた会社では、まずは活躍している証券ディーラーの売買を後ろで見学させて頂きました。売買を見る中でどんな考えでトレードをしているのか、トレードの手法や売買している銘柄なんかを勉強させて頂きます。自分に合いそうなトレードをしている人がいれば、その後何度も何度も質問をしていました。

そして次に最低単元数でデイトレードで収益を作る事を求められました。いきなり大きな運用資金を使って売買をすると実力もついていないのに大損をしてしまい実力がつく前にクビになる可能性があるからです。その為まずは少ない資金で何度も売買をし、経験値を上げて継続的に収益を作れるような証券ディーラーになることを求められます。

ある程度力がついてきたと判断されると、枚数も上げていいと許可を貰いそして持ち越しをする事も可能になってきます。それでしばらくすると制限が何もなしになり自由に売買をする事が出来ます。人によってはここまでいく前に会社を去ることになる人もいます。

仕事内容、固定費(ノルマ)

仕事内容は、株式投資のトレードで収益を上げるだけです。笑

9時~15時までの間に、完全に自己判断で株を買ったり売ったりをして利益を上げ続けるのが仕事です。平社員であろうが部長であろうが、証券ディーラーは全員対等な立場ですので、誰かから何か言われる事もなく、自分の判断で仕事が出来ます。もちろん結果が出なければ駄目ですが。固定費(ノルマ)としてはほとんどの会社が月100万円の固定費でしょう。毎月固定費として、月100万円の収益を最低限作らなければいけません。もちろん月100万円だけしか収益を出せないなら固定費分しか稼げていないわけですので、インセンティブはつきません。インセンティブがつかないようなら最低限の月収しか貰えないので、この仕事をやるからには月100万円以上稼がなければ旨みはありません。

ちなみに僕がいた会社では月収は30万円でした。最低でも30万円は保証されていて、後はインセンティブ次第で青天井で給料が上がっていく方式です。ノルマは3ヶ月くらい連続で達成出来なければ少し黄色信号だと考えなければいけません。もちろん月間収益がマイナスになってはいけません。月間収益マイナスが3ヶ月程続いてしまうとクビを切られてしまう可能性が高いでしょう。

インセンティブがどのくらいか

先程言った様に毎月の固定費は100万円です。100万円より稼いだ分からインセンティブが発生します。インセンティブは会社によって大きく変わりますし、雇用形態によっても違ってきますが、一般的な証券ディーラーならば35%くらいでしょう。

月に300万円を稼いだとすると、固定費が100万円ですので、インセンティブは200万*0.35%で70万円になります。それプラス毎月の給料もあるので月収としては約100万円になります。月に1000万円稼いだとすると、インセンティブは315万円(毎月の給料含めると345万円)にもなります。結果を出せば出す程青天井で収入が増えていくのがこの仕事の一番面白い所です。

任せられる運用資金

これはその人の結果によって変わってきます。

まだまだ新米の証券ディーラーなら5000万円や1億円あたりでしょう。しかし結果を出している証券ディーラーなら10億円くらい扱っている人もいます。結果を出せば出す程扱える額が増えてくるので、稼ぐ力がある人なら必然的に収益が増えてきます。収益が増えれば給料も増えていきます。

証券ディーラーにはどういったリスクがあるか

基本的にはクビになるリスクだけです。結果がしばらく出なければ、当然会社としては収益を上げる事が出来ない人材には、経費ばかりかかっているのでクビを切ります。ただその時に負けた分の費用等は払わなくて良いので、そこだけは良い面だと思います。契約状況によっては、初めに保証金を支払って負けた分は自分のお金で穴埋めするような契約形態もありますが、そういった契約形態はそこまでたくさんあるわけではなく、負けた分のリスクは会社が請け負ってくれます。

証券ディーラーなんて覚悟が無ければやめといた方がいい

最後です。

証券ディーラーをしたいという人は意外と多くいます。しかし、経験している僕が言うのもなんですが、こんな仕事相当な覚悟が無ければやめといた方がいいです。この仕事は本当に厳しい世界です。結果が出せなければクビになりますし、成績がボロボロであれば次の会社が見つかりません。だからと言って他の仕事を始めようと思っても年齢が高ければたいした仕事も見つからないでしょう。証券ディーラーを活かして他業界で転職なんてそんな仕事ありません。要は潰しがきかない仕事なんです。

お客様がいるような商売をしていれば、仕事が上手くいかなくなっても商品を変えたり、お客様から何とか仕事を貰ったりできるかもしれません。しかしこの仕事はお客様がいるわけでもなく、誰に頼れるわけでもなく、完全に自己責任の世界です。この世界で稼ぎ続けるということはとても難しい事です。プレッシャーも並大抵ではありません。精神的にもとても厳しいです。

僕自身は証券ディーラーとして1年半・個人投資家として数年と、まだまだ合計しても数年しかこの世界にいませんが、10年20年と生き残り続けている証券ディーラーや個人投資家は本当に凄い事だと思います。僕もそんなトレーダーになれるよう、日々相場の世界で努力し続けています。証券ディーラーになりたいと思っている人は、こういったリスクがあるということを必ず頭に入れておいてください。そしてそれでもしてみたいと思うのでしたら、僕は心の底から応援致します。頑張ってください。

デイトレードやスイングトレードの手法を公開していますので、是非こちらの記事も読んでみてくださいね。

⇒初心者がデイトレードで儲けるために学ぶべき全てのこと-手法,リスク管理,資金,証券会社,PC環境,銘柄選定,心構え-

⇒スイングトレードで勝つ為の具体的投資手法と銘柄選び

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僕がデイトレで使っている証券会社について記事にしています。

デイトレード向けの証券会社-売買手数料が無料の会社を選ぶ-

僕のトレード環境やネット環境についてはこちらで記事にしています。

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⇒デイトレードで最適なネット環境とは-ネット回線・プロバイダ-

⇒デイトレーダーのデイトレード動画を観たい人へ

証券ディーラーに興味ある方におすすめの本はこちらの2冊です。

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3 件のコメント

  • はじめまして。

    現在、日経225先物とTOPIX先物の
    サヤ取りで安定的に利益を上げて
    います。

    だいたい年利100%ぐらいです。
    ディーラーになりたいのですが、
    先物ディーラーの中途採用は
    ありますでしょうか?

    現役ディーラーに知り合いは
    いませんし、地方在住です。

    • めたん めたん より:

      初めまして。

      採用があるかどうかは証券会社によって違いますのでご自身で調べて応募するしか無いと思います。
      今採用をしていない会社でも、数か月後に採用をしている会社もありますので定期的にチェックすることをおすすめします。

      先物は大抵の会社では売買できると思います。
      個人的には年利100%も安定して出せているのでしたら個人でやっていた方が良さそうな気がしますが…

      • もりたかじゅん より:

        ありがとうございます。

        参考にさせていただきます。
        感謝です。

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    めたん

    元証券ディーラー。現在は専業投資家として株式投資で生計を立てつつ、在宅でできる"せどり"や"ブログ"で副収入を作っている。こちらのブログでは株式投資の説明や勝ち方、在宅ビジネス”せどり”での稼ぎ方、お金のメリットや考え方、趣味の登山や旅行について記事にしている。詳しい自己紹介は”about”をクリック!初めて来られた方は”こちら”をクリック!