自宅から登山口までのアクセスの調べ方は登山初心者からするとハードルの高い作業です。調べても中々見つからないことも多いですし、山道に入っていくので舗装されていない場所も多く、もし間違っていたら大変なことになる場合もあるでしょう。
しかし、登山口までのアクセスは3つのツールを駆使すれば簡単に調べられます。そしてその3つのツールを使うことで登山口までのアクセス方法だけではなく、登山口から山頂までのルートも把握できるので、登山初心者であろうと道迷いでの遭難事故を限りなくゼロにすることができます。
- 登山口までのアクセスの調べ方
- 登山する上で有益な3つのツール
- 実際に自宅から登山口までのアクセスの調べ方を例で紹介
- 山ブログや書籍の活用方法
登山口までのアクセスの調べ方がわからくて困っている人はぜひ最後まで読んでください。
Contents
登山口までのアクセスは3つのツールを活用する
登山口までのアクセスを調べるために必要な3つのツールです。
この3つのツールを活用するだけで登山口の情報・登山口までのアクセス方法・そして登山口から山頂までのルートもすべてわかります。使い方をお伝えするより、実際に登山口までのアクセス方法を調べてみた方が伝わりやすいと思うので、2つ例に挙げて紹介していきます。
鷲尾山を例に登山口を探してみる
高知県に住んでいる人ならだれもが知っている鷲尾山。でも登山をしたことない人からするとどこに登山口があるかわからない人は多いでしょうし、実際に鷲尾山に登ったことがある人でもまだ知らない(登ったことのない)登山口は何カ所かあると思います。まずはYAMAPアプリで「鷲尾山」と検索をし、地図をダウンロードしてみます。
YAMAPアプリがあると、スマホのGPS機能を立ち上げておけば自分の居場所が詳細にわかるので、登山中に道迷いすることはなくなります。しかし、登山中に万が一バッテリーがなくなったら困りますので必ず紙の地図も用意しておきましょう。
次に地理院地図で鷲尾山を調べてみます。YAMAPアプリと違ってルートは出ていませんが、無料とは思えないくらい詳細な地図が入手できますので、登山に行く際に必ず印刷して持っていきたいのが地理院地図です。
YAMAPアプリと地理院地図の二つを調べることで、どのあたりに登山口があるのかがわかりました。後は登山口と自宅をGoogleマップでルート検索をすれば自宅から登山口までのアクセス方法がわかります。例えば鷲尾山山頂から北東あたりにある登山口をグーグルナビで調べてみました。高知駅からだと車で7分あれば行けることがわかります。
ここまで調べたら登山口までのアクセス方法はわかりますし、登山地図も入手できているので登山口から山頂までのルートも把握することができます。
登山口に駐車場があるかの確認方法
登山口がどんな状態になっているのか、車は停められるかについての確認方法はGoogleマップのストリートビューで確認をします。右下にある人形をドラッグアンドドロップすると、簡単に確認できます。実際に鷲尾山の登山口付近をストリートビューで確認すると、駐車場とトイレがありましたので安心して車で登山口まで行けますね。
寒風山を例に登山口を探してみる
鷲尾山だとあまりにも簡単すぎるので、もう一つ寒風山を例に登山口を探してみましょう。先程と同じようにまずはYAMAPアプリで寒風山の地図をダウンロートしてみます。
YAMAPアプリの地図です。左が少し遠めの地図で右がアップした地図です。
登山口をわかりやすいように今回は☆で囲っています。寒風山の有名な登山口は寒風山トンネルの入り口で、ドライブコースとして有名なUFOラインもここから行くことができるのでシーズンだと登山者だけでなくバイカーもたくさん集まる場所です。
UFOライン気になる方はこちらをどうぞ。
後は先程と同じでGoogleマップを活用して、登山口と自宅まで道順の検索を掛けたら、登山口までのアクセス方法がわかります。今回も高知駅からの検索にしています。寒風山の登山口は先程もお伝えしたようにUFOラインを走る場合にも通る場所で有名なので、Googleマップだと「寒風山登山口駐車場」と出てきます。
【補足】地理院地図で磁北線の引き方
地理院地図で【ツール】⇒【その他】⇒【磁北線】とクリックすると磁北線が引けます。登山に持って行く際には必ず磁北線を引いた地図を印刷して持って行きましょう。

山ブログと書籍の活用もすれば尚良し
鷲尾山と寒風山の二つの例で登山口までのアクセス方法を紹介しましたが、まだそれでも不安…と言う方は山ブログと書籍の活用もすれば更に間違いは少なくなるでしょう。山ブログはGoogleで「行きたい山 ブログ」という検索をすれば、実際にその山に行った方が日記を書いてくれているので様々な記事が出てくるでしょう。(※登山口までのアクセス方法を詳細にお伝えしている方は少ないですが、登山口直前の道に関してはGoogleでも出てこないことが稀にあるので親切にブログで紹介してくれている方もいます。)
分県登山ガイドは各都道府県ごとに出版されているので、お住いの県や登りたい山の県の書籍を一冊買ってみてください。
登りたい山が明確に決まっている人は山と高原地図もおすすめです。いくつか人気の山を紹介しておきます。
車ではなく電車やバス移動でも基本的に調べ方は一緒
ちなみに電車やバス移動でも基本的に調べ方は同じです。Googleマップでは今回「車」でルートの検索をしていますが、こちらを「電車」に変更すればいいだけです。四国で電車やバスなどで行ける山は少ないですが、関西や関東などでは活用できることが多いでしょう。
登山に行く際は地理院地図を持って行きYAMAPアプリをDLしておく
実際に登山に行く際には、登山口から山頂まではYAMAPアプリと地理院地図があれば情報としては十分なので、必ずYAMAPアプリで地図をダウンロードしておき、地理院地図を印刷して持って行きましょう。
地図読みにはコンパスが必須です。登山用のコンパスを購入しておきましょう。
まとめ
それではまとめです。
- 登山口のアクセス方法は、地理院地図・YAMAPアプリ・Googleマップの3つのツールを駆使するが簡単に調べられる
- 3つのツールを使うと登山口から山頂へのルートもわかる
- YAMAPアプリを使うと道迷いでの遭難事故はほぼ100%防げる
- スマホはバッテリー切れのリスクがあるので登山に行く際には紙の地図と登山用コンパスを必ず持って行く
登山口のアクセス方法は意外と簡単に調べられることがわかったと思います。これまで登山口へのアクセス方法がわからなくて登山へ行くことを躊躇されていた方は、こちらの記事を是非活用してみてくださいね。