デイトレードのオススメ本4選

 デイトレードをしようと考える人の多くはまずデイトレード手法を探そうとします。しかし、デイトレードで勝つ為に大切なのは手法よりメンタルです。ほとんどの人はデイトレード手法があれば勝てると思っていますがそんなことはありません。たとえ勝っているデイトレーダーからデイトレード手法を教わったとしても、メンタルについて学んでいない人は決して勝てないでしょう。

 むしろデイトレード手法なんてなくとも、勝つ為のメンタルを知り実践できればデイトレードで勝てる確率は大きく上がります。そしてそのメンタルについては本から学べます。デイトレード本はこれまでにたくさん出版されていますが、本当に有益な本はごく一部。こちらの記事では自分がデイトレードで勝てるきっかけになったおススメの本3冊と、初心者でも真似しやすいデイトレード手法が書かれた本を1冊ご紹介します。デイトレードをするすべての人に必ず読んでほしい本です。

デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術

 デイトレードをしている人で知らない人はいないといってもいいくらい有名な本です。デイトレードで成功する為の心構えを凝縮した一冊となっています。同じことを言い方を変えて何度も何度も述べるので、はじめて読む人にとっては飽きたり眠たくなったりする本ではありますが、2回3回と読み返すことでどんどん理解が深まっていきます。正直1回だけで書かれている内容は中々頭に入ってきません。

 自分もはじめて読んだ時は途中で飽きて読むのをやめてしまいました。数か月後にデイトレードでうまくいかない時に再度読んでみると、自分がデイトレードで勝てない理由の答えが詰まっていることに気付き、一気に読破しました。それから自分はもう10回以上読んでいて、トレードでうまくいかないことがあったり少し気が抜けていたりした時、今でも読み返すことがあります。買ってはみたけど途中で読むのを辞めた…というのをよく聞きますが、もう一度この機会にぜひ最後まで読んでみてください。

心に刺さった内容を紹介

心に刺さった内容を引用して、自分の感想や体験談・解説を付け足していきます。

①デイトレードより引用

株式を取引するのではなく、人を取引する

デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術NO.351より引用

⇒感想・体験談・解説

 株を売買する時には必ず相手がいます。自分が株を買う時は誰かが売っていて、自分が株を売る時は誰かが買っています。考えるべきことは、どちらがより賢いかどうか、です。デイトレードというのは弱肉強食の世界です。トレードでは割安で売ってくれる人から株を購入し、割高で買ってくれる人に株を売れば儲かります。言い方はとても悪いですが、トレードで成功する能力とは馬鹿を探す能力です。「デイトレード マーケットを勝ち続けるための発想術」を読めばその馬鹿にはならないで済むでしょう。

②デイトレードより引用

 成功しているトレーダーの財産は彼の思考回路にあるのであって、彼のトレーディング手法にあるわけではない。

デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術NO.392より引用

 デイトレードで勝っている人は何か特別な手法を使っていると思っている人は多いですが、実はデイトレードで勝ち続けている人の手法は単純なことが多いです。自分も当時は手法さえあればデイトレードで勝てると思い、本やブログ等でデイトレード手法を探し続けていました。そしていろいろな手法を試してみましたが、まったく勝てるようにはなりませんでした。

 デイトレードで勝てるようになった今は手法ではなく思考回路、いわゆるメンタルが大切だと理解しています。売買ルールの徹底、決めた価格まで下がれば損切り、エントリーチャンスがくるまでは株を買わない、ギャンブルではなく仕事として取り組む、資金管理とリスク管理を厳格にする。当たり前のことを当たり前にやっていくだけで、損失は減っていき利益が積み上がっていきます。デイトレード手法なんて単純でも問題ありません。自分は板読みデイトレードを行っており、手法としてはとても単純です(↓記事で紹介しています)。儲かるかどうかは別にして、自分の板読みデイトレード手法は誰でも簡単に実践できます。

③デイトレードより引用

 確率の高い行動を追い求めることができれば、プロのトレーダーへの道は開けるだろう。確実を追い求めれば、失敗と失望と落胆に満ちた未来が待っている。確実ではなく、高い確率を模索すべきである。

デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術NO.947より引用

 デイトレードをはじめたばかりの人は必勝法を追い求めようとして、すべてのトレードで勝とうと考えます。しかしデイトレードに必勝法なんてものはありません。あるのは確率の高いトレード手法だけです。

 デイトレードで生計を立てている人でも勝率は所詮6割程度です。10回トレードすると4回は損切りします。目先のトレードだけで判断すると買ったり負けたりが続くように感じますが、トータルで見て利益を残すのが専業デイトレーダーです。すべてのトレードで勝つ必要なんてないですし、すべてのトレードで勝とうとすると逆に負けてしまいます。

 自分がデイトレードで勝てるようになったのはこの言葉の意味を体で理解したからです。頭でわかっているだけでは、損切りになった時どうしても負けたことにいらいらしてしまいます。しかし、体で理解した今は損切りになっても何も感じません。目先の1回じゃなく、10回20回とトータルのトレードで勝てばいいとわかっているので、目先の損切りなんて必要経費でしかないからです。損切りする場面で素早い損切りをするからこそ、トータルで利益が残ります。損切りできない人はいくら利食いをしても、利食い額以上に損切り額が多いのでトータルで見ると損失の方が多いです。

④デイトレードより引用

 何ひとつうまくいかず、すべての選択の結果に自らの未熟さを思い知らされた時に、自らが成長しているとは思えないかもしれないが、こうした困難から這い上がってくるたびに大きな成長を遂げているのである。困難から這い上がってくる能力自体がその証である。トレーダーとして成長するには、心底トレーディングをやめたくなるような日を耐え忍んで明日を迎える経験が不可欠である、勝つためには継続しなければならないということを決して忘れてはならない。

デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術NO.1467より引用

 これは苦しい時に何度も何度も読み返した言葉です。証券ディーラーだった当時、自分は全然勝てなくて毎日悩んでいました。この業界は向いていないのか?投資をきっぱりやめて真っ当な仕事をして生きていくべきではないか?そんなことをずっと考えながらトレードをしていました。

 当時は勝てなくて苦しんでいただけでまったく成長しているとは思えませんでしたが、今当時のことを振り返ると、トレードで負けて絶望的な気持ちになった時にもう一度だけ頑張ってみよう…と思い、新たな気持ちでまた相場に向き合う度に成長していたと思います。そういうのが何度も続く度に心は折れそうになるのですが、不思議とどこかのタイミングで急に勝てるようになります。自分は2014/4から証券ディーラーをしていて、トレードで勝てるようになったのは2015/9と証券ディーラーをクビになり個人投資家になった時期です。個人投資家になってからは月間収支でマイナスになったことは一回だけで、その一回以外は全ての月でプラス収支です。証券ディーラーをしている時は月間収支でプラスになった月はほとんどありませんでした。

 デイトレーダーを目指す人は今後何度もデイトレードを辞めたいと思う日がきます。必ずきます。でもその度に自分のトレードの何がいけなかったのか、次はどうすればいいかを真剣に考えてみてください。その時にはわかりませんが、そういう経験をする度に大きな成長をしています。そして困難から這い上がることが何度も続くとどこかのタイミングで急に勝てるようになると思います。

⑤デイトレードより引用

 人生で成功するには、どれだけ勝つかではなく、負けをどれだけコントロールできるかにかかっている。それはトレーディングにも当てはまる。長いことかかって、私は不思議なことに、勝利は自然についてくると認識するようになった。トレーダーであれば、たまたま勝てる機会に遭遇することもあるが、勝つことは問題ではないのである。同様に、負けること自体も問題ではない。むしろ、損失をコントロールできないことが問題なのである。

デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術より引用

 有名トレーダーテスタさんの名言に「負けなければおのずと勝ちになる」という言葉があります。自分はデイトレードをする上でこの言葉をとても大切にしています。デイトレードで勝ちたいなら、勝つことは考えずムダな負けをゼロにすることを考えねばなりません。

 負けることは仕方ないのですが、ムダな負けはやってはいけません。売買ルールを守らずにトレードしたとか、損切り価格を守らずに損切りしなかったとか。ムダな負けを減らしていけば損失額は減っていきます。そうすれば利益額が必然的に増えていきます。自分はトレード中に稼ぐことは考えていません。自分決めたトレードルールを守れているかどうかだけを気にしています。ルールを守っていれば損切りすることはあっても、ムダな損失を計上することはありませんので、利益が積み上がっていきます。

賭けの考え方 カジノブックシリーズ

 賭けの考え方はデイトレード本ではなく、ポーカーについて書かれた本です。ポーカーもデイトレードも人によってはギャンブルにもなるし仕事にもなります。この本ではポーカーを仕事として行っている勝ち組プレイヤーの思考法について学べます。

 本を読むとわかりますが、ポーカーはデイトレード以上にシビアです。デイトレードで安定して勝ち続ける人の勝率は約60%ですが、ポーカーのプロは51勝49敗を目指すそうです。ポーカーはたった一つのミスが、プロとアマを分ける差になるわけです。それだけシビアな世界でプロとして勝ち続けるには技術はもちろんのこと、メンタルがとても大切になってきます。

 勝率はほとんど50%なので、下振れが続いてしまうと5連敗10連敗なんて頻繁に出てくるでしょう。そんな時でも、負けを気にせずに長期的視野でプレイをする方法や正しい決断を下し続ける考え方、減り続けていくお金を気にせずプレイをするメンタルについてこちらの本で学べます。デイトレードともリンクする箇所はたくさんあります。さきほど紹介した、「デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術」は読み物としては苦痛と感じる人も多いのですが、「賭けの考え方」に関しては読み物としてもおもしろいです。デイトレード初心者であってもさくさくと最後まで読み続けられるでしょう。デイトレードとはまた違った勝ち負けの世界で生きている人の考え方をぜひ一度学んでみてください。

心に刺さった内容を紹介

心に刺さった内容を引用して、自分の感想や体験談・解説を付け足していきます。

①賭けの考え方より引用

 あなたがもしポーカーで儲けたいと思っているのなら、長期的にプレイし、短期のリスクを受け入れるべきだ。~略~実際、あなたは精神的にも長期的視野でプレイしなければならない、なぜなら短期の結果にこだわっていては、期待値の低いプレイをしてしまう危険があるからだ。

賭けの考え方 勝ち組ポーカープレイヤーの思考習慣p27より引用

 ⇒感想・体験談・解説

 目先のトレードすべてで勝とうとする人は長期的に見ると必ず負けてしまいます。デイトレードで勝ちたいのであればポーカーと同じで長期的視野でトレードをしなければいけません。長期的視野でプレイをする為には、正しい判断を下し続けなければなりません。目先のトレードで損失を出そうが、正しい判断を下し続けていれば長期的には儲かります。

 たとえばデイトレードで勝率を99%にするのって簡単です。含み損になった場合はナンピンを何度もすれば、少しのリバウンドで含み益に変わるのでその時点で利食いをすればほとんどのトレードで負けません。しかし、100回中1回くらいはどれだけナンピンしてもまったくリバウンドせずに株価は下げ続け、大底で投げてしまうことがあります。その100回中のたった1回で、99回で儲けた利益以上の損失を計上してしまいます。

②賭けの考え方より引用

 ある一定のレベルに達すると、自分のプレイと利益率に満足しそれ以上の上達を望まない、という姿勢のプレイヤーたちがいる。彼らは、後退という概念を全く分かっていない。
 思い出してほしい。坂道を登るポンコツ車は、いったんアクセルから足を外してしまえば、止まってしまうだけでなく、坂を転がり落ちてしまう。同様に、もしポーカープレイやーが学ぶのをやめてしまえば、彼のプレイは、少なくとも相対的に後退するだろう。

賭けの考え方 勝ち組ポーカープレイヤーの思考習慣p61より引用

 デイトレードで勝ち続ける為には学び続けなければなりません。デイトレードで勝てる手法を身につけたとしても、その手法が5年後も10年後も通用する可能性は低いです。相場もルールもどんどん変わっていく中で、同じデイトレード手法がずっと通用するはずはありません。勝っているデイトレーダーは同じ手法で勝っているように見えても、実は相場に合わせて微妙に手法を改良しています。そもそも手法自体が使えなくなる可能性もあるので、新たな手法を常に模索し続けています。そうやって上達を望む人が勝ち続けるデイトレーダーになれます。

 これは仕事でもスポーツでもなんでも同じだと思います。現状維持を望めば後退していきます。格闘プロゲーマーの梅原大吾さんが出版された「一日ひとつだけ、強くなる。」というタイトルの本にも同じようなことが書かれていて、トレードも同じで一日ひとつだけでいいので、何かしら成長したと思えるように学び続けることを意識しています。

③賭けの考え方より引用

 勝ち組プレイヤーたちが金を儲ける理由は、彼らが最も頻繁に最善のプレイをするからだ。言い換えれば、ほかのプレイヤーよりもミスが少ないからである。短期的結果が非常に不安定である反面、相手よりもミスを減らせば長期的には金を儲けられることが保証されている。

賭けの考え方 勝ち組ポーカープレイヤーの思考習慣p138より引用

 デイトレードで負ける人の特徴のひとつで、自分の売買ルールにないことをよくやろうとします。「暇だからトレードしてみた」「自分の売買ルールにはなく優位性がないにもかかわらず、儲かると思ったからトレードしてみた」「株価は値下がりし本来なら損切りしないといけない価格だが、損失を計上するのが嫌で様子見をしてしまった」

 誰もが一度は経験したことだと思います。勝ち組のデイトレーダーというのは常に最善を尽くします。短期的には負ける可能性もありますが、長期的に見れば必ず勝つトレードを継続して行っています。勝つトレードというのは、いわば作業のようなもので、わくわくもドキドキもありません。工場での単純作業みたいに同じことを繰り返すだけです。お金は増えていきますが、ギャンブルをしているような楽しみは一切ありません。デイトレードをする目的に、お金を増やしたいのか、ギャンブルをしているような興奮がほしいのか、どちらかを考えてみてください。興奮がほしい人はデイトレードだととてもお金のかかる趣味になってしまうので、他のギャンブルをした方がいいでしょう。

④賭けの考え方より引用

 言い換えれば、あなたがセッション全体の55パーセントを勝ち越しているならば、ポーカーテーブルに座った時点で、およそ54回に1回は以後5連続でセッションを負け越し、271回に1回は7連敗することになる。

賭けの考え方 勝ち組ポーカープレイヤーの思考習慣p157より引用

 長期的に見て勝てるデイトレード手法を構築したとしても、短期的にみると連敗は必ず起こります。いわゆる「下振れ」といった状態ですね。自分のデイトレード勝率で最悪何連敗の可能性があるかを考えておいた方がいいでしょう。3連敗とか5連敗した時、すぐにデイトレードの売買ルールを変更してしまう人もいますが、確率的に起こり得ることだと知っているだけで気にならなくなるでしょう。

 もちろん連敗が続いている時に、本当に今まで通りのデイトレードができているのか?相場が変わってしまったことで今までのデイトレード手法が通用しにくくなっているのか?については考えるべきです。負ける原因を考える中でとくに問題がなければ単純に下振れているだけの可能性が高いです。自分でも気付かない間にデイトレードの売買ルールが守れていない可能性もあるので、下振れているだけなのか、自分のトレード手法がおかしいのか、は連敗が続く時には必ず考えるべきです。

⑤賭けの考え方より引用

 ほとんどのプレイヤーにとってリミットを下げることは、リミットを上げるのが好きなのと同じ理由で嫌なものである。それは彼らにとって、ポーカーキャリアでの後戻りを意味する。自覚の有無にかかわらず、それは敗北や失敗を認めることであり、彼らの自尊心はそれを好まない。

 自分が下のリミットでプレイするのを他人に見られ、上手くいっていないことがバレてしまえば、あなたの自尊心は恥ずかしいと思うかもしれない。しかし、ベストプレイヤーたちでさえも、時折リミットを嫌々下げていると聞いたら、少しは気が楽にならないだろうか。

賭けの考え方 勝ち組ポーカープレイヤーの思考習慣p269より引用

 下振れている時は単純に確率の可能性もありますが、もしかしたら自分のデイトレード手法が相場に合わなくなっていたり、知らず知らずの間に売買ルールを守れていなくなっていたりすることがあります。そういう時は当然今後も勝てる可能性は低い状態が続きます。

 何かおかしい…と思った時に、今まで通りのロットでやってしまうとお金がどんどん溶けていってしまいます。おかしいと思った時は少しロットを下げて様子見をしながらデイトレードをするべきです。そして問題がなければまたロットを戻せばいいだけですし、やっぱりおかしいとわかれば低ロットの状態で相場に合わせて手法の調整・改良をしていくべきです。多くのデイトレーダーはポーカープレイヤーと同じで一度上げたロットを減らすことを嫌がる傾向にありますが、時にはロットを下げるのが有効な場面もあるのです。自分もうまくいかない時はロットを下げてリスクの大きなトレードを減らし、確実にプラスを積み重ねる時だけ売買することを意識しています。

⑥賭けの考え方より引用

 賭けの考え方のひとつを思い出してほしい。分析と改善のサイクルを継続的に繰り返す。上達の努力を怠り始めた途端、あなたのゲームは劣化する。そうなれば、あなたはダウンスイングを埋め合わせるだけの十分な金をアップスイングで稼げないという困った状況に追い込まれ、負け組プレイヤーへと転落してしまうだろう。

賭けの考え方 勝ち組ポーカープレイヤーの思考習慣p331より引用

 p61と似たような文章です。デイトレードに終わりはありませんし、現状維持を目標にすれば少しずつトレードは下手になっていきます。日々の分析と改善のサイクルを継続して繰り返すことでデイトレードは少しずつ上達し、相場が変わったり難しくなったりしても、すぐさま相場に合わせた手法を見つけ出し安定した収益を計上し続けられます。

 儲かっているから勉強しなくていいや、となるのではなく、儲かっている時ほど勉強を継続しましょう。儲かっていない時は儲けるために誰もが必死になります。儲かっている時の行動がとても大切です。トレードで勝つことは簡単ですが、勝ち続けることはとても難しいです。

実践 生き残りのディーリング

 もともとはプロのディーラー向けに書かれた本ですが、内容を少し書き換えて個人投資家向けに販売されたのがこちらの本です。若手ディーラーの座右の書として長く読まれ続けてきた本で、デイトレーダーにとっても大切なことがたくさん書かれています。100項目の見出しがあってどこからでも読みはじめることができ、各見出しで内容は違うのでさまざまな知識や考え方が身に付きます。トレーディングで勝つための考え方やトレード手法のヒントをこちらの本から得られるでしょう。

心に刺さった内容を紹介

心に刺さった内容を引用して、自分の感想や体験談・解説を付け足していきます。

①生き残りのディーリングより引用

 投機筋と当局とはこのように、持ちつ持たれつの関係にあります。しかし、買ったものは必ず売り、売ったものは買い戻すしかない投機筋にトレンドは作れないのです。長期的にはネット売買ゼロの投機筋をあてにして、当局が自然な資金の流れをせき止めようなどとするから失敗するのです。

実践 生き残りのディーリングNo.551より引用

⇒感想・体験談・解説

 株価は買ったり売られたりして常に変動をします。株価が変動した時にどういった人たちが仕掛けているのかを漠然とでいいので考えてみてください。たとえば株価が上がっている時に何か意思を感じるような買い方がされているのであれば、資金力の多い大口投資家が買ってきているのかもしれません。株価が下がっている時にとても雑な売られ方をしていて、瞬間的に異常値をつけるような下げ方であれば、個人が追証で投げているのかもしれません。

 結局答えはわからないのですが、こうやって考えておくことでデイトレードの立ち回りが結構変わってきます。たとえばさきほどの例で、意思を感じるような買い方がされている場合は適当に買いポジションを作っておけば、その後株価は上昇する確率が高いので儲かりやすいです。追証投げが発生しているような銘柄は、追証の投げが終わると全戻しすることが多いので、急落している場面で段階的に買い下がっていくとその後の戻りで儲かることが多いです。買っている人売っている人の感情や考えを読んだ上で立ち回ると、うまく儲けられることがあるでしょう。

②生き残りのディーリングより引用

 市場の大多数は支持線で買い、抵抗線で売るという単純なディーリングを繰り返しています。

実践 生き残りのディーリングNo.928より引用

 デイトレードで儲けるには難しいことをしなければいけないと思っている人は意外と多いのですが、実はそんなことありません。単純なことでも儲けられる…といいますか、儲けている人の多くは単純なことを継続していることが多いです。

 たとえば自分がやっているデイトレード手法は5分あれば説明できます。新興銘柄でスプレッドのある銘柄を見つけて、買い指値を入れて約定したらすぐに売り指値を入れるだけです。↓記事で実際の売買を動画で公開しているので、興味のある方は一度見てみてください。

③生き残りのディーリングより引用

 相場の世界には、どんな言い訳も許されない現実があります。それは、価格です。目の前にある価格は、逃れることのできない、厳然たる事実なのです。

実践 生き残りのディーリングNo.1174より引用

 とくにデイトレードは価格が10割といってもいいくらいです。買いポジが下がっている時に持っている理由を探してしまう人は、その時点で最低でもポジの半分は損切りしましょう。デイトレードは需給がすべてなので株価が下がっているのであれば買いたい人より売りたい人が多いのです。そういう時に株価が上がる理由を探している暇はありません。長期的には…なんてデイトレードでは必要のない考えです。

 どうしても株を持ち続けたいのであれば、さきほどいったようにロットの半分を損切りするか、もしくは一旦すべて損切りした後すぐに買い直してください。多くの人は実損を計上するのが嫌なだけなので、すべて損切りしてからまた買い直すようなことはしないでしょう。損切りは必要経費です。実損を計上するのが嫌な人こそ、すぐに損切りをするべきです。損切りのできない人がデイトレードで勝てる可能性はとても低いでしょう。

④生き残りのディーリングより引用

 感性で相場に取り組むとは、「上がりそうだから買う。重そうだから売る」という感覚に頼ることです。理性での取り組みとは、「割安を買って、割高を売る。逆にいけば損切る。利食いはできるだけ引き延ばす」というように、一種のシステム化ができ、だれもがそれを守ってさえいれば一定の成績が上がるというやり方です。私がこういったことを書くのは、言うまでもなく「相場は理性だ」と信じるからです。では感性は必要ないのでしょうか?これは愚問です。相場を学問の対象と見る人ならともかく、資金運用の相場ととらえる人で、感性の鈍い人はいないと断言しておきます。

実践 生き残りのディーリングNo.3095より引用

 デイトレードで勝つ為に大切なのは、手法・メンタル・相場観(感性)のみっつがあります。相場観とか感性をさらにわかりやすい言葉でいうと、「雰囲気」です。「なんかこの銘柄今日は買われているなあ…」とか「今日はこの銘柄の様子がおかしいなあ…」というのはいわゆる雰囲気です。

 たとえばトレード未経験者に自分の手法をすべて伝えて、ここで紹介している3冊の本を10回ずつ読んでもらったとします。それでデイトレードで勝てるようになるか?というと、自分は勝てないと思っています。それはま相場観(感性)が身に付いていないからです。デイトレードで勝つためにはこのみっつが必要で、相場観(感性)は毎日相場を見ることで養われるものです。いわゆる天才肌の人はこの相場観(感性)がずば抜けています。

⑤生き残りのディーリングより引用

 したがって負けが込んでいるときの対処には、金額を減らすことでコストを下げるしかないのです。コストが半分になれば、生き残れるチャンスが2倍になります。3分の1になれば3倍になります。このように、わきを固く締めて逆風の時を食いつなぎ、機の熟すのを待つのです。焦らないことです。明日を読むという相場の仕事は、明日を信じることでもあるのです。

実践 生き残りのディーリングNo.3431より引用

 「賭けの考え方」でも同じような話がありました。うまくいかない時は単純に下振れているだけの可能性もありますが、自分のトレード手法が相場に合わなくなっている可能性や、知らず知らずのうちにトレードルールが守れていない可能性もあります。

 さまざまな可能性があって、うまくいっていない時は当然トレードで負けてお金は減っています。そういう時にこれまでと変わらないロットでトレードをしていると、とても早いスピードでお金が溶けてしまう可能性が高います。負けが込んでいる時は、負けている原因を見つけるまではロットを小さくするべきです。焦る必要はありません。原因が見つかればまたロットを戻せばいいだけです。

⑥生き残りのディーリングより引用

 相場はひたすら自分との戦いです。負ける人間は自分から負けてゆきます。リスクとリターンを生々しい日本語に意訳すると、恐怖と欲になるでしょうか。恐怖心はしばしば私たちを危険から守ってくれますし、欲や意欲がないとなかなか相場には入れないものです。これも適度ならよいのですが、行き過ぎると、どちらも人間から人間らしさを奪う最たるものとなるでしょう。

実践 生き残りのディーリングNo.3874より引用

  トレードは買う時も売る時も必ず相手はいますが、本当の敵は常に自分の中にいます。梅原大吾さんの「一日ひとつだけ、強くなる。」という本を紹介しましたが、デイトレードは本当にひたすら自分との戦いが続きます。売買ルールを守り続ける、スケベ心で優位性のない売買をしない、株価が下がれば必ず損切りを行う、自分の売買ルールにない時に株を買わない、デイトレードは常に恐怖や欲との戦いです。

 デイトレードの上手い人でも所詮勝率なんて60%程度です。少しでも適当な売買をしてしまうと簡単に勝率は50%を切ります。本当に勝ちたいのであれば、たったの一度でも適当な売買をしてはいけません。デイトレードを仕事としてやるのか、ギャンブルとしてやるのか、どちらを選びますか?

初心者にもできる逆張りデイトレードの極意

 これまで紹介した3冊の本はすべてメンタルを鍛える為の本ですが、最後に紹介するのは主に具体的なデイトレード手法が書かれた本です。この本は自分のデイトレード手法や考え方と似ている部分が多く、ぜひ読んでほしい本です。詳しくはレビュー記事を作っています。

まとめ

 以上がデイトレードでオススメの本3冊+1冊でした。どれもデイトレードで勝つ為にとても大切なことが書かれているので、すべて読んでほしいです。デイトレードで勝つためには本なんて読んでも意味がない、なんていう人は結構多いのですが、自分はまったくそんなことを思いません。もちろん読んだだけではダメですが、読んだ内容をデイトレードに活かすことができれば、結果は大きく変わってきます。ここまで読んでいただいた方はぜひ、4冊とも読んでください。

5件のコメント

小野瀬 より:

いつも取引終了後に拝見しています。
早速amazonで本を注文しました。負け続けている、ロスカットのタイミングを逸してしまうなど失敗続きです。退場にはなりたくないと強く望んでいます。
これからもお邪魔しますので、よろしくお願いします。

methane より:

小野瀬様

コメントありがとうございます。

是非読んでみてください。
どのページを読んでも結局言っている事は同じなんですけど、
物凄く物凄く勉強になります。

最初から最後まで、何回か繰り返し読むことを強くおすすめします。

是非またコメントしてください。
お待ちしております(^^)

きょうじ より:

このサイトで見て買って今読んでます!おもしろいです。
株初心者なんですが、メンタルをこの本で鍛えてあとは感覚でトレードすればいいんでしようか?

methane より:

コメントありがとうございます^^

感覚…と言うのは相場観と言う意味で捉えさせて頂きますね。
人それぞれなのでなんとも言えませんが、僕はその本でメンタルを鍛えて、後は手法を自分なりに作り上げて、毎日相場を見る事で相場観を養っていきました。

相場観(感覚)と言うものはすぐに身につくものではなく、ずっと相場を見続けて身につくものなので時間はかかると思います。
こうやれば身につく…といったものでもありません。毎日相場を見続けて自分なりに考えていくことが大切です。

株式投資はこうやれば勝てるわけではなくて、勝っている人でも毎日試行錯誤しながら収益を積み上げていますので、少しずつ焦らず勉強しながら、最初は負けてもいいくらいの小さな資金で株式投資をやられることを僕はお勧めします。
具体的には10万円くらいです(どれだけ資金量があるかわからないので、アドバイスだと考えてください)。
頑張ってください。

わからない事がありましたらまた質問してください。

Toma より:

少し前に、下落に耐えかねて売った銘柄(当初は長期保有予定)が直後に急騰し、
自分の判断力と精神力の無さにショックを受けて、
毎日のように胃薬を飲むようになってしまったのですが、
この本を読んで少し心が軽くなりました。

バンドワゴンの下りなんかは、
読んでてまだちょっと胃のあたりがキュッとしますね(笑)。

自分はデイトレ主体というわけではないのですが、
とても勉強になりました。
素敵な本を紹介して頂き、ありがとうございます。

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