雪山を期待して高知県いの町にある平家平(へいけだいら標高1,692m)と冠山(かんむりやま標高1,732m)へ縦走登山してきました。このあたりは稜線沿いに行けばさまざまな山へ行くことができ、昨年に伊予富士と寒風山、笹ヶ峰に登ったんですけどそこから稜線沿いに歩いていけば平家平と冠山へと行けます。平家平と冠山は笹ヶ峰山頂から見えていた景色で気になっていた山でした。
Contents
高薮登山口のアクセスや平家平・冠山登山道のルート
まずは高薮登山口への行き方や登山道のルートについて解説します。
登山地図・登山コース・コースタイム
登山した日:2021年1月31日
高薮登山口:7時50分(標高1,127m)
平家平:9時15分~9時45分(標高1,693m)
冠山:10時30分~11時半(標高1,732m)
平家平:12時15分~12時50分
高薮登山口:13:50分
この日は雪がたくさんある前提で時間を作っていたのですが、雪が山頂付近以外にはほとんどなかったので時間にとても余裕のある一日となりました。そのため山頂では多めの休憩時間を取っています。難易度としては登山口からの標高差は600m近くあるものの歩行距離としては8~9km程度なので体力的にはそこまでのしんどさは感じないでしょう。コースもほとんど一本道でわかりやすいので雪さえなければ登山初心者でも問題なく登れる山だと思います。そもそも平家平-冠山区間は稜線沿いを歩いていくだけなので道は間違えようがありません。
地理院地図の地図を印刷して山へ持って行っています。YAMAPアプリをスマホでインストールしておくと、登山中にマップが表示されるので道迷いのリスクをほぼゼロにできます。
地理院地図で磁北線の表示方法は↓記事で解説していますが、【ツール】⇒【その他】⇒【磁北線】とクリックすれば磁北線が引けます。
【車】高知駅から高薮登山口までのアクセス
高薮登山口は「平家平 登山口」といった名称でGoogleマップに登録されているのでわかりやすいです。
登山口直前に分かれ道があるのですが右に行かない様に注意してくださいね。左へ行くことで高薮登山口に到着します。自分たちが行った時もここで迷っている車が一台ありました。ちなみに右に行っても登山口があり平家平へは登れます。
平家平・冠山登山に用意しておきたい登山用品
ツェルトは登山用の小型軽量テントで山でビバークする時に雨風や低体温症を防ぐために必要なもの。山では何が起こるかわかりませんので日帰り登山であろうと自分の命を守るために必ずツェルトは用意しておきましょう。遭難時くらいしか使用頻度はないのでほとんど使うことはありませんが、重量は100gくらいですしお守りと思ってザックの隅っこに入れておいてください。
高薮登山口から平家平・冠山縦走登山の記録
実際に登山した日の記録です。

高薮登山口から平家平
高薮登山口に到着。登山口直前に分かれ道があり右か左のどちらへ行くか迷っている車が一台ありました。どちらからでも平家平へは行けますが、メジャーな登山口である高薮登山口は左へ曲がれば行けます。登山口付近の林道はこんな感じで自分が着いた時には既に車が2台ありました。
雪山を期待しての登山でしたが登山口付近にはまったく雪がありませんでした…。山頂付近に少し雪があるかも?くらいで登山道にはほとんど雪はなさそうです。
登山開始。雪がなければしんどすぎずかと言って楽すぎずで運動不足の自分にはちょうどいい登山でした。3か月ぶりの登山を楽しみつつ怪我をしないように気を付けながら登っていきます。場所によっては若干雪が残っているところもあります。水は完全に凍っていました。
晴れ予定だったんですが少しずつ天気が悪くなりガスってきました。笹が見えるともう山頂はすぐそこです。
平家平山頂
平家平山頂に到着。3時間を予定していたんですけど雪がなかったので実際には90分くらいで到着しています。ガスっていて景色はまったく見えず、風が強くてめちゃくちゃ寒かったです。
平家平から冠山
時間がなければ冠山までは行かない可能性があったんですけど時間に余裕があったので冠山まで行くことに。稜線沿いはとても寒く笹は濡れているので、レインウェアとオーバー手袋、ロングスパッツは必須です。あとは今回雪山登山を想定していたので目出帽やピッケル等も用意しての稜線沿いでした。
稜線沿いは雪が積もっていたり凍っていたりしていて雪山登山を少し楽しむことができました。ただ結構滑る場所が多くて何度も転びそうに。もし本格的に雪が積もっていたら自分の実力で歩けたのかどうかは少し不安に思いました。アイゼン使えば滑る可能性は防げたと思いますが、今回の登山リーダーはアイゼン無しで登ると仰っていたことからアイゼンは使わずです。
稜線沿いは笹がたくさんあることから転んだ場合でも滑落するような可能性はたぶんほとんどないとは思います。ついていくのに必死だったこともあり写真を撮る余裕はほとんどありませんでした^^;

冠山山頂
1時間程必死で歩いて冠山に到着。相変わらずガスっていて何も見えません。近くの岩場でお昼ご飯を食べます。今回の登山リーダー曰く、冠山山頂岩場からの展望が四国で一番クラスで景色が良いとのことでした。ぜひ見に行ってみてくださいね。ちなみにこの岩場は崖になっていて落ちたら確実に死ぬので気を付けてください。
ご飯を食べていると徐々に霧が晴れてきて岩場からの景色が見えてきました。確かにここからの景色はとてもよかったです。稜線沿いを歩くと笹ヶ峰、寒風山へと行けます。笹ヶ峰には登っていますが笹ヶ峰-冠山の稜線沿いは歩いたことがないのでいつか歩いてみたいです。
下山中にとても天気が良くなった
冠山から高薮登山口へ下山。下山中にどんどん天気がよくなってきて平家平に到着したころには快晴になりました。雪がほとんど溶けてしまい冬山とは思えませんでしたがとても綺麗でした。そういえば平家平には登山客が意外と多かったことが印象に残っています。
一番印象に残っているのは大座礼山から来られた人。40キロの荷物を担いで石鎚山まで行かれるとのことでお会いしたのは1/31で2/7に石鎚山に到着予定とのことでした。1週間近くも山にいるってどんな気分なんでしょうね…凄いです。そもそも自分には20キロの荷物すら厳しいでしょうけど。
そういえば登りに凍っていた水場は帰りもまだ凍っていました。

無事に下山できて帰りは633美の里に寄ってシフォンケーキを購入して帰宅。お疲れさまでした。
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